「ブルックス ブラザーズ」でクリエイティブ ディレクターを務めるマイケル・バスティアンさんは、生粋(きっすい)のニューヨーカー。古き良きトラッドにならい、常に新しいアメトラを追求してきました。
今季は(というか、しばらくは)、彼が雑誌『メンズクラブ』のお手本。2021年秋冬カジュアルトレンド企画のために、秋冬の新作で見本となるコーディネートを披露していただきました。
プリントTシャツのような、カジュアルさを醸すセーターを主役に。乗馬がモチーフだから、しっかりトラッド感もあります。
パンツはトラウザーズではなく、デニムくらいが抜け感があって今どき。履き古したローファーもこなれ感を後押ししています。
「30年くらい時計の針を戻して、ブルックス ブラザーズが持つヘリテージを復活させたい」、そう語るバスティアンさん。
ボタンダウンシャツは今どきなゆったりシルエットですが、実は1970年代のアーカイブを参考にしているそう。ラガーシャツもゆったりめで、下にシャツを重ねたりでき、ザ・アメトラな着こなしができます。
もちろんディテールやシルエットはアップデートされているので、コスプレではなくトレンド感のある装いに仕上がります。