〈セイコープロスペックス〉より国産初のダイバーズ時計の復刻デザインモデルが登場！新開発メカニカルムーブメントも搭載

〈セイコープロスペックス〉から、1965年に発売された国産初のダイバーズウォッチのデザインを復刻した新モデルが数量限定で8月11日(金)より発売に。伝統を継承するとともに新開発のメカニカルムーブメントを搭載するなど、最新の技術で進化も遂げています。

By Kazuyuki Okumura公開日:2023/07/07

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Seiko

セイコー特殊時計の原点モデルを
最新技術でスペックアップして再現

1965年、セイコーは国産初のダイバーズウォッチを発売。このモデルは防水時計が一般的ではなかった時代に、150m防水を実現したエポックメーキングな時計でした。

この初代モデルは1966年から、4回にわたって南極地域観測隊の装備品として寄贈されています。以降、このモデルを起源として開発された数々のダイバーズウォッチは、多くの冒険家や探検家によって北極、南極、エベレストなど、地球上のあらゆる過酷な環境下で使用されたことでその信頼性を不動のものとしました。

さらに1980年代から現在まで、1000mを超える深海での実証実験を複数回行い、プロフェッショナルダイバーズウォッチとしての高い信頼性を証明してきました。

1965年に発売されたモデル

Seiko

今回復刻されたモデル

Seiko

今回のモデルは、現在のダイバーズウォッチの品質基準に準拠しながらオリジナルモデルのデザインを徹底的に検証することで、サイズも含めて再現されています。

搭載するムーブメントは、ダイバーズウォッチ用に新開発した耐衝撃性の高いキャリバー「6L37」です。セイコーの現行ダイバーズウォッチ専用メカニカルキャリバーの中で最薄であり、かつ径も小さいため、小ぶりなオリジナルモデルの外径38mmを再現できました。また、最大に巻き上げた状態から約45時間駆動するほか、平均日差+15秒～-10秒の高精度を備えています。

さらに、当時は150mだった防水仕様を200mの空気潜水用防水へスペックアップ。ガラス素材もアクリルガラスからボックス型のサファイアガラスへと変更することで、現代の高級機にふさわしい美観と耐久性を与えています。そしてストラップに関しては、オリジナルモデルの発売当時に装着されていたファブリック調のラバーストラップを強化シリコン素材で実現。当時の意匠を可能な限り再現しています。

また、ケースのステンレススチールには、日常使いの擦り傷や小傷から時計本来の美しい輝きやきれいな仕上げを守るため、セイコーが独自に開発した表面加工技術、ダイヤシールドが採用されています。

セイコーのダイバーズウォッチの歴史をしっかり踏襲しつつ、新たな技術で現代的に進化も遂げた注目の1本です。　