JAPAN & WORLD SNAP
ミリタリーはメンズクロージングにおいては、改めてフィーチャーするのが憚(はばか)られるほど普遍的なスタイル。ですが、触れずにはいられないほど、今季はここ数年で最も注目度が高まっています。世界各地で一大旋風を巻き起こしています。 ただし、どの国でも目立っていたのは、単なる懐古趣味に陥らない、今の気分を取り入れたコーディネイトなのです。 たとえば素材や色、小物使い、シルエットの妙で、持ち前の雄々しさに加えて大人の品も感じさせる装いが主流になっています。「悪そう」「強い」というミリタリー古来のイメージから脱却して、“知性”すら感じさせる新たなスタイリングが注目されていました。
[ITALY]Photograph/Giovanni Santarelli, Stefano Triulzi, Massimiliano Ninni, Francesco Dolfo Coordination & Text/Miki Tanaka, Minako Shimada, Yuki Katagiri [U.K.]Photograph/Yu Fujiwara Coordination & Text/Karina Tanabe Jones [U.S.A.]Photograph/Shinichi Tsutsui, Omi Tanaka, Wataru Shimosato, Coordination/Yu Yamaguchi, Hideto Tachibana Text/Ryuta Morishita Still Photograph/Takashi Nishizawa (DOUBLEONE) Styling/Kohei Kubo (quilt)
オーバーサイズ×メタルボタンというアクの強いコートを、白アイテムで品よくまとめた模範例です。 微妙にトーンの異なるニットとパンツで過度な軍モノ感を払拭し、クリーンにアク抜きするスクアルツィさんの手腕には脱帽です。コートと相反するニット&パンツのジャストなサイジングも、知性を薫らせるのにひと役買っています。
ダッフルコートは、英国ミリタリーを象徴するアイテムです。 それだけに、現地の洒落者の着こなしは実にセンスフル。シャツにジレにジャケットと、柄も素材感も異なるアイテムをレイヤードして、ダッフル特有の朴訥(ぼくとつ)な雰囲気を洒脱に演出しています。落ち着きのある色合いで統一したり、クラシカルな眼鏡を合わせたりと、知性を感じさせる工夫はお見事!
NYを愛犬と悠々散歩する御仁は、“カジュアルなのに知的”な大人ミリタリーの好例です。 旬度の高いリラックスシルエットのミリタリーコートを主役にしながら、タイトなカットソーやスリムパンツを合わせてメリハリを効かせ、新鮮なミリタリースタイルへと昇華させる…。必要以上に色を増やしていないのも、知的に見せるポイントです。
寺前洋祐さん(会社員/34歳 ) 旬のマキシ丈&リラックスシルエットで、知性を巧みに演出している我が日本代表。 襟の立て方といい、ニットをチラ見せする分量といい、ストールの垂らし方といい、存在感のあるカーキのコートをエレガントに見せる緻密なコーディネイトはさすがです。オフ白のスニーカーを合わせて軽快な雰囲気にまとめているのも気が利いていますね。 Outer : ルーチョ バノッティ Pants : ラグ&ボーン Shoes : アディダス
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