現地時間9月10日(日)13:00~(日本時間10日20:00~)、ラグビーユニオンの国別対抗世界一決定戦であるラグビーワールドカップ2023 フランス大会がついに開幕しました。
パリ郊外サンドニのスタッド・ド・フランス(フランス競技場)で行われた開幕戦は1次リーグA組で開催国のフランス代表が(世界ランキング3位<2023年9月4日時点>)過去3回優勝の「オールブラックス」ことニュージーランド代表(同4位)を27-13で破り、フランス全土が熱狂した初日となりました。
第10回となったラグビーW杯 フランス大会の大会3日目の9月10日(日)現地時間4:00過ぎ、1次リーグの各試合が各地であり、プールD組の日本(同14位)は初出場のチリ(同22位)との初戦を行いました。
結果は勝利し、勝ち点4に4トライ以上によるボーナスポイントを加えて、合計5点の勝ち点を獲得。目下、プールD組首位となっています。
先制トライは、チリ代表。前半6分にトライを許し先行されましたが、焦ることのない日本代表。その2分後すぐに、ジェイミー・ジョセフHCに「ロックとして機動力がある。彼の存在感は大きい」と評価され先発となったLOアマト・ファカタバが、本大会日本代表最初のトライをゲット。その後のコンバージョンゴールも、SO松田力也が決め同点に。同30分には、WTBジョネ・ナイカブラのトライを決め勝ち越します。
その後も、再びファカタバがトライを決め、松田もシェアにキックを決めて21-7で前半を終了。
この試合でFLマイケル・リーチは、日本選手歴代最多に並ぶ4大会連続出場に。W杯ではこのチリ戦で、14試合目の出場を果たします。結果、元日本代表で2023年5月に引退を発表したFWトンプソン・ルークの持つ最多出場試合数にも並んでいます。日本代表最初のトライも、リーチの鋭い突進があったから。さらに前半終了間際にも、モールから奪ったトライでファカタバを後ろから強力にサポートしていました。
そして後半13分には、リーチ自らゴール前中央で防御を破ってチームの4本目のトライをゲット。これはこの試合4本目となるトライとなり、ボーナスポイントを獲得に貢献します。その後後半31分にはCTB中村 亮土、試合終了間際の後半39分にはW杯初出場のFWワーナー・ディアンズが密集から縦に切り込み、この試合6本目のトライを決めます。もちろん松田もコンバージョンゴールを確実に決め、42-12でノーサイドの笛が高らかに鳴り響きました。
日本代表の第2戦は9月17日(日本時間18日)、2019年W杯日本大会では準優勝のイングランド(世界ランク8位)と対戦します。ちなみに日本代表と同日に開催されたD組のもう1試合は、イングランド代表ががアルゼンチン代表を(同6位)を27―10で下しています。ここでD組優位とされていた2国、イングランド代表とアルゼンチン代表には「ボーナス0」となったことは、日本代表への追い風となりそうです。
そしてプレーヤー・オブ・ザ・マッチには、この試合で2トライを決めたファカタヴァ選手が獲得しました🏆。