1カ月(30日間)にわたって毎日5kmの「ランニング」を続けて、体重と筋肉量にどのような発達があったのか検証したそうです。
トレーニングを日々の習慣にしている方にとっては、5kmのランニングなど簡単にこなせる方も少なくないでしょう。とは言え、1カ月間、毎日5km走らなければならないとしたらどうでしょうか? たまに走るのとは、話が全く違ってくるはずです。
フィットネスモデル、プロトレーナー、YouTuberとしての顔を併せ持つアレックス・クロックフォードさんは、30日間欠かすことなく5kmのランニングを行う、というチャレンジに挑戦しました。エクササイズのプロにとっても、この挑戦を経て学んだことは実に多かったと言います。
最終日には、「筋肉量を減らすことなく、約2kg体重を落として身体を引き締める、という目標が達成できました 」と、挑戦を振り返っています。皆さんのランニングにも参考になりそうな話が、いろいろと記録されています。
クロックフォードさんは過去に、何度もフルマラソンを走破しており、また日頃のエクササイズにも余念がありません。
しかし、この挑戦に踏み切ったのは、およそ7カ月間ランニングを行なわずに過ごした後のことでした。チャレンジ初日のタイムは約29分。ジムでのウエイトトレーニングを習慣にしている彼にとっても、「走り切った後は膝(ひざ)に違和感を覚えて、両脚の感覚がおかしくなりました」とのこと。
最初の10日間を終えたクロックフォードさんは、「より速く、軽々と走れるようになっていました」と言いますが、そもそもタイムを縮めることが目標だった訳ではありません。特に意識はしなかったそうですが、タイムは25分まで縮んでいました。
ランニングだけを毎日続けるだけで十分ですが、もしそれだけでは足りないと感じる上級者には、ランニングのチャレンジを継続しながら、ジムでのウエイトトレーニングも休まずに続けることをおすすめしています。
「下半身トレーニングの翌日は、ランニングのタイムが若干落ちることもありました」とも言っています。参考にしましょう。ちなみに、チャレンジ最終日の30日目、クロックフォードさんは意識的に、「少しだけハードに」プッシュする走りを心掛け、結果、23分の完走タイムを記録しています。もちろんタイムは、意識する必要はありませんが。
実はクロックフォードさんはこの1年間、故障しがちな膝を抱えて苦労してきそうです。
今回のチャレンジを行なえば、「膝への負担は増すことになり、状態を悪化させてしまうのではないか?」という懸念と心配がありました。ですが、その結果は正反対に。
「膝の調子は改善されていました」と語っており、「ランニングが、弱った膝関節のリハビリになったのではないか」と考えているようです。しかし、これはあくまでクロックフォードさん個人の見解ですので、ご自身の体調に合わせて無理は避けましょう。
「寒い日の早朝のランニングは精神的に、そして肉体的にも厳しいものがあった」と、クロックフォードさんは振り返っています。
それでもやり抜いたことの結果は、体重にも現れました。
「1カ月のランニングで、約2kgの減量ができました」と、クロックフォードさん。「日々の栄養に気を配りながら心肺機能を高めたことによって、筋肉量を減らすことなく体重を落として身体を引き締める、という究極の目標が達成されたのです」とのこと。
クロックフォードさん自身はこのチャレンジを完遂したわけですが、結果として「断言できることとして、他人に、特に初心者へは、あまり“おすすめできない”チャレンジですね」とも語っています。
「休養と身体の回復のための余地がまったくないこと、それがその理由になります」とのこと。実際のところ、クロックフォードさんは、18日目に体調不良に陥り、1日だけチャレンジを休まなければなりませんでした。
ですがそんなことで、彼のこのチャレンジの価値がおとしめられるはずはありません。むしろ、「アスリートとしての賢明さが示された」とさえ言えるでしょう。
“30日間毎日”という無理やりなチャレンジは推奨しないクロックフォードさんですが、ランニング(有酸素運動)を定期的に行うことについては、もちろん肯定的です。
彼自身も、「週2~3回のランニングは、筋肉が引き締まることやメンタルヘルスを保つというメリットしかないので、トレーニングメニューに組み込んで続けていくべき」、とのことです。
「私がこのチャレンジを行なおうと考えた理由は、まず、うまく走れるようになりたいという思いがあったからです」と、クロックフォードさんは今回の挑戦を振り返っています。
「30日間のうちに、肉体にどのような変化が起こるのか? 腹筋は引き締まるか? そのことにも興味がありました。でも、それ以上に、毎日続けるということを通じて、フォロワーの皆さんを鼓舞し、勇気づけたかったというのが最大の理由ですね」ということで、ミッションは見事完了となりました。
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Source / Men's Health USTranslation / Kazuki Kimura※この翻訳は抄訳です。
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