非常事態宣言が延長され、「外出自粛」生活はなおも継続中です。そんな折、清潔感にプリオリティーを置いている方ならまず、理髪店および美容室の営業に関して不安に思っていることでしょう。なぜなら現場ではカットもシャンプーも、担当のスタッフと社会的距離を保っていては互いの目的は果たすことはできないからです…。
そんな中、ステイホームを活用して自宅で散髪に挑戦している男性もいるかもしれません。…が、なかなか不安で実践できない方が実際はほとんどではないでしょうか。
なので、ここはしばらく我慢の時間としましょう。そして、伸びた髪でも可能な限り清潔感を保つよう、ヘアセットとともに日々のグルーミングに精を出してください! そんな紳士の皆さんに応援の意味を込めて、ここでNBAのスーパースターたちの髪を散髪するヘアスタイリストの奮闘ぶりをお見せいたしましょう。ここでプロフェッショナルの仕事を確認し、やがて来る散髪の日に向けて心の準備をしておきましょう。
NBA界のカリスマバーバーが美容師になったキッカケとは?
NBAは、アメリカのスポーツの中でも最もスタイリッシュなリーグと言えるかもしれません。しかしながら、試合中やその前後の移動時間において、同チームの選手たちがそろって(不愛想に思われるほど)同じユニフォームや移動着を身に着けているとき、それぞれの選手は自分の個性をどのように主張しているのでしょうか?
そんなときは、奇抜なヘアスタイルによって目立つというのが真っ先に考えられる方法のひとつと言えます。ロサンゼルスを拠点とする理容師ジェイ R・マラリ氏は、ほかの多くの美容師および一般の人々よりも、そのことをよ~く理解している偉大な人物です。
NBAのスーパースターのひとり、ステフィン・カリー選手やデアンドレ・ジョーダン選手といったプロ選手たちの専属理容師であるマラリ氏は、小学校時代には友人のため、5ドルで散髪を行うことから自らのキャリアをスタートさせました。
それはなぜか? それまではマラリ氏の両親は、年に一足ほどの頻度でしかスニーカーを買ってくれなかったそうです。しかし当時のマラリ氏は、若者にありがちなことですが、スニーカーの特性上でもありますが欲しいと思ったときに、そのイケてるスニーカーを手に入れたかったのです…。よってスニーカー代を自分で稼ぐため、友人たちの散髪を行うようになったわけです。
彼の散髪スキルは、ガレージでどんどん研ぎ澄まされていきます。そうしてマラリ氏は、米バージニア州・フェアファックスで伝説の理髪店を築き上げるまで飛躍したわけです。そうして現在、彼はNBAのスターたちが指名するほどの名ヘアスタイリストになったわけです。
動画の中でマラリ氏は、自らのキャリアの旅路とともに優れたヘアスタイリストが育つ背景について語っています。
今は「飛び抜けたヘアスタイルなど望んでいない」という方も試しに一度、私に仕事を依頼してみてください。この動画をチェックしていただければ、きっと皆さんは私にイケてるヘアスタイルにカットしてほしくなるはずです。もちろん、皆さんにふさわしいカタチに仕上げますよ。
と、自信に満ちた笑顔のマラリ氏…。
「おうち時間」を活用し、セルフカットすることに対して、エスクァイア編集部は反対の意向を示しているわけではありません。むしろ、きっと思っている以上に上手くいく可能性だってありますので。なので、「試してみる価値はアリ!」と言いたいほどです。
なぜならその後、「外出自粛」期間もほどけ、晴れてお気に入りのサロンで再び散髪してもらったときに、改めてプロの技の偉大さを深く実感できるでしょうから…。そして、当たり前の日常の偉大さをまじまじと実感する、大切な機会となることでしょう。
Source / ESQUIRE US
Translation / Esquire Japan
※この翻訳は抄訳です。