スイスの時計ブランド・ブライトリングは、イギリスの名門バイクメーカーのトライアンフとコラボレーションしたモデル「トップタイム トライアンフ」を発表しました。
オートレースが全盛期を迎えていた1960年代。イギリスではスタイリッシュなオートバイにまたがり、お洒落なカフェに集ったり、カフェからカフェへと走る「カフェレーサー」と呼ばれるサブカルチャーが生まれていました。スピードを楽しむことは日常のすぐ近くにあり、日々の暮らしと密接なつながりがありました。
そんな時代の空気を受け、当時のブライトリングの社長ウィリー・ブライトリング氏は、「スピードを追求するスタイルを、全く新しい発想のタイムピースで表現したい」と考えました。そこで誕生したのが、ブライトリング「トップタイム」です。
モーターサイクルとの深いつながりを持つ「トップタイム」ですが、今回、イギリスのモーターサイクルブランドの雄・トライアンフとのコラボレーションによって、自由奔放な輝きに満ちた1960年代のスピリッツを携えた「トップタイム」がよみがえります。
トライアンフと言えば、映画スターやアウトローの代名詞とも呼ばれたバイク。1950年代から60年代にかけては、俳優のマーロン・ブランドやスティーヴ・マックイーン、歌手のボブ・ディランなど、そうそうたる面々に愛されてきました。
そんなブライトリングの最新モデルは、マーロン・ブランドが1953年の映画『乱暴者(あばれもの』で乗っていた1951年式のトライアンフ「サンダーバード6T」へのオマージュとして、ブライトリングが70年代に生産していた稀少な「トップタイム(Ref.815)」のブルーのダイヤルトップにヒントに互いを融合させたデザインとなっています。
「ゾロ」デザインとして知られる、「トップタイム」ならではのサブカウンターも目を引きます。また、大型のマッシュルームプッシャーを備え、クロノグラフのストップ&スタートとリセット機能の操作性をアップさせています。
カーフスキンストラップは、レーシングテイストに満ちたデザインで、走りの気分を高揚させます。12時と6時の位置にはブライトリングとトライアンフのロゴがあしらわれていますが、このさりげなさも好印象です。
ムーブメントには、約48時間のパワーリザーブを備えたCOSC公認クロノメーターのブライトリング キャリバー23を搭載。そしてケースバックには、トライアンフのパラレルツインエンジンのデザインスケッチが刻まれています。
ブライトリングとのコラボレーションを記念して、トライアンフからも特別なモデルが誕生します。それが270台限定での販売が行われるのが、両社のブランドをダブルネームで冠した「トライアンフ・スピード・ツイン・ブライトリング・リミテッドエディション」です。
あの映画『乱暴者』のカラーリングに基づいてデザインされたモデルですが、「トップタイム トライアンフ」のダイヤルの形状を模したスピードメーターおよび、RPMゲージ("revolutions per minute"または"rotations per minute"の略で、1分の間での回転数を示す)がカスタムされています。価格は239万5000円です。
さらにこのバイクの購入者に対しては、サンレイダイヤル、刻印の施された特製ケース、またバイクと一致したシリアルナンバーの刻まれた特別仕様の「トップタイム・トライアンフ・スピードツイン・オーナーズ・リミテッドエディション」を購入するチャンスも与えられる予定とのこと。
ブライトリングCEOのジョルジュ・カーン氏は、次のようにコメントを残しています。
「トライアンフを特徴づけるのは伝統、そしてレトロモダンの美学です。私たちブライトリングの価値観とも共通しますが、共通項はそれだけではありません。伝統とテクノロジーの融合という点でも、両社は完全にシンクロしていると言えるでしょう」
■トップタイム トライアンフ|Top Time Triumph
- Ref.:A23311121C1X1
- ムーブメント:自動巻き、キャリバーBreitling 23
- パワーリザーブ:約48時間
- ケース径:41mm
- ケース厚:14.2m
- ケース:ステンレススチール
- ストラップ:カーフスキンレザー
- 防水性:3気圧
- 価格:63万9100円
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