時代を超えて男たちを魅了して止まない…その走行音に、おもわず聞き入ってしまうでしょう。
Courtesy of YouTube@NM2255 Car HD Videos
There's Nothing That Sounds Like Lamborghini's V12
「ムルシエラゴ(Murcielago)」は、Audiがランボルギーニを買収した後に発表した最初の車種になります。2001年から2010年にかけて製造されたスーパーカーであり、スペイン語で「コウモリ」の意味をもちます。そして、このコウモリに虜となっているファンはまだまだ多いのです。
言うまでもないことかもしれませんが、ランボルギーニは一度だって「使いやすい!」と言われたことなどありません。
「ムルシエラゴ」も他と同様…思いがけない優しい一面を持ち合わせることで、互いに理解し合うことも稀かもしれません。でも、でも、それこそランボルギーニがもつ、ひとつの大きなチャームポイントだと言ってもいいでしょう。
そんな魅力に圧倒されながら、さらに我々はその走行音でダメ押しされるのでした…。
ランボルギーニのV型12気筒エンジンは、「ムルシエラゴ」に搭載される以前にかなり改良が加えられています。が、「ムルシエラゴ」には新規設計されたものではなく、ディアブロから引継ぎとなるアルミダイキャスト、60度バンクの水冷V型12気筒DOHCエンジンの発展型を搭載しています。
「カウンタック」から「ディアブロ」を経て、この「ムルシエラゴ」まで基本構造を受け継ぐ設計となっています。「ディアブロ」の最終生産型である「ディアブロ 6.0SE」のエンジンに対し、基本ストロークを延長。そして排気量を6.2Lにした「狂気に満ちた」とも言える(笑)エンジンを搭載しているのでした。
それでは長年愛されている「ムルシエラゴ」、その男心を操る(まるでコウモリから発せられる)超音波とも言えるエンジン音をご確認ください。
BY TRAVIS OKULSKI
ON DEC 6, 2017
Road and Track(原文:English)
Photograph / Road and Track
Translation / Mirei Uchihori
※この翻訳は抄訳です。
Edit / Kaz OGAWA