年内に80台を出さないと恐ろしい罰ゲームが待っている西川。最近のベストは91。
あと一歩届かない。悩みはアイアンショットが安定しないこと。そして、飛距離も欲しい。
そこで行き着いたのが、噂のXXIOフォージドアイアン。
西川にとってこのアイアンは神となるのか…。
試打した人 西川昌宏（小誌副編）の思い
試打した人 西川昌宏（小誌副編集長）ゴルフ歴は3年、ハワイに合宿にと、とにかくここ数年はゴルフのない生活は考えられないほど熱中。ただし、過去に80台を出してはいるがここ数年は90と100を行ったり来たりの微妙なゴルフに。そんな停滞気味のスコアの救世主として今回はXXIOフォージドアイアンを試打。その驚きのパフォーマンスに即購入を決意したそう。
ゴルフ合宿で訪れたジャンボ尾崎監修の鷹彦スリーカントリー倶楽部は、250ヤードのドライビングレンジがあり、最高の試打環境。試打したのは、カーボンシャフト「ＭＸ‐4000」装着モデル。フレックスはＳ。僕自身、初めてのカーボンシャフト・アイアンです。
アスリート向けのフォージドという先入観があったので、最初は不安だったのですが、アドレスしたときの感じがよく、気持ちよくスイングすることができました。アイアンの重さもほどよく、力のない僕にはピッタリで、いつもより確実に飛んでいます。そして、なにより打感のやわらかさが抜群にいい。ゴルフ初心者のころ、初めて芯で捉えたときの感動がよみがえってきました。あと、番手によって調整されたフェースデザインが、ミドルアイアンでも安心感をもたらしてくれ、ミスショットが減りました。
今回、XXIOを試打してみて感じたのが、なんといっても安心感です。やはりゴルフはメンタルが大切なのだ、とあらためて実感。これで今年中には確実に80台が出そうな気がします！
飛びと方向が 驚くほど安定する。
６本セット〈♯5～9、ＰＷ〉オープン価格（ゼクシオ／ダンロップスポーツ）
飛距離と安定性。この2つの要素を同時に実現してしまったのが、ゼクシオフォージド アイアン。それは偶然ではなく、経験とテクノロジーを駆使した数ミリ単位の調整がもたらした必然だった。その内容には、感心させられることばかりでした。
ヘッドとシャフトの良好な関係
素材は、フェースがH T1770鋼、ボディは軟鉄。それを鍛造で仕上げています。5番アイアンで371g 、ロフト27 °。ヘッド部分が2g （従来比）重くなっています。今回使用した「M X -4000」カーボンシャフトは従来より1g 軽量化。重心を30㎜手元にすることで、慣性モーメントが小さくなり、重くなったヘッドと相まって、ヘッドスピードをアップ。今回使用したSフレックスは、ヘッドスピード41m /s ～49m /s と少し速めのゴルファー用。Rフレックスだと34m /s ～43m /s 。アベレージゴルファーなら軽く振っていけるので、Rのほうがおすすめ。
飛びと方向が 驚くほど安定する秘密【01】
抜けのいいソールは、形状もスッキリ
そのアイアンは難しいのかどうか？ ゴルファーはまずソールを見ます。西川は「ソールが丸くなっているので、細く見えます。ただ、そんなに難しい感じはしません」との感想。抜けがよさそうなイメージなのでしょう。実際、タングステンニッケルをバランスよく配することで、安定した弾道となり、ソールの抜けは間違いなくいい感じなんです。これならラフからでも安心して振っていけます。
飛びと方向が 驚くほど安定する秘密【02】
確実性と飛距離を生むボディ構造
「デュ アルアンダーカット」設計によって、フェース厚が従来より0.1㎜薄くなり、2.0㎜に。さらにボディ下部のフェース側縁に2段目のキャビティを設定した ことで、バックアップ部との接地面積が減少。たわむエリアが薄く、広くなったことで、従来のモデルよりもスイートエリアが16% も拡大しました。同時に反発力も強まり、確実性と飛距離という一見相反する2つの機能を手に入れたのです。
飛びと方向が 驚くほど安定する秘密【03】
30㎜が大きなしなりと飛距離を生む
「振り抜きがよく、間違いなくスチールより飛んでいる。そして、軽いので力のない僕にはピッタリ」というカーボンシャフト。この「MX 4000」は、重心を30㎜手元側に置くことによって振りやすくなり、よりヘッドが走るように設計されています。つまり軽く振り抜けるから力むこともないので、アベレージゴルファーなら、大きな飛距離アップが望めるかもしれません。
「とにかく、構えたときの安心感が半端ない」という西川。メンタルのスポーツといわれるゴルフにとって、アドレスしたときの安心感はとても重要
なことです。このアイアンに採用されている「フェース長フロー設計」は、ロングから、ミドル、ウエッジになるに従ってフェース長を短くしていま
す。これによって、構えやすさ、操作性が格段に向上。通常は緊張するミドル、ロングアイアンでも普通に打っていけるのです。
●お問い合わせ先／
ダンロップスポーツ TEL 0120・65・3045
http://golf.dunlop.co.jp/
Model Photograph／Munetaka Harada
Still Photograph／Yuichi Sugita（bghe）
Text／Ryoji Fukutome
