2018年も、早くも折り返し地点を過ぎたところでスポーツを振り返りましょう。
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オリンピックから日本の国技のひと騒動、あのイケメン選手の活躍などまで、スポーツ界を騒がせたさまざまなトピックを回想して、今年の前半を振り返ってみましょう。
あなたの記憶に強く残っているのは、どの話題ですか?
ドラマに満ちた平昌オリンピック
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史上最多となる92の国と地域から、2925選手がエントリーした平昌オリンピックこと第23回オリンピック冬季競技大会。
2018年2月9日~25日の会期中は、厳しい寒さやノロウィルス騒動、羽生結弦選手&宇野昌磨選手フィーバー、ショーン・ホワイトと平野歩夢の世紀の対決、世界最高得点が2度も塗り替えられた女子フィギュア、オープンリーゲイのガス・ケンワージー選手の歴史的キス、カーリング日本女子チームの“そだねー”……などなど、数々のドラマや事件がお茶の間を賑わせた。
日本はメダル計13個を獲得(金4、銀5、銅4)し、これは冬季五輪における過去最高記録となりました。
伝統か、人命か? 「女性は土俵から下りて」事件
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2018年4月4日、京都府の舞鶴市で行われていた大相撲の春巡業。土俵の上で倒れた市長に救命措置をしていた複数の女性に向け、行司が場内アナウンスで土俵から下りるよう求めたこの事件を覚えている人も多いはずです。
またその後、女性が下りた土俵には塩が大量にまかれるなど、このニュースは国内はもちろん海外でも驚きをもって報道され、「人命よりも伝統が大事なのか」「女性が直面する壁が明確にあらわれた事例」と、大論争を巻き起こしました。
大谷翔平に全米が大注目
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今年、日本ハムからメジャーリーグ(アメリカンリーグ)のロサンゼルス・エンゼルスに活躍の場を移した大谷翔平。身長193cm、体重92㎏という恵まれた体格を武器にデビューからすぐに大きな活躍を見せ、数々の記録を樹立。現地では「モンスタールーキー」と呼ばれ愛されている。
その甘く優しい顔立ちから、日本はもちろん海外でも女性人気が特に高く、世界を舞台に羽ばたいていくであろう日本人のひとりとして、今後も目が離せない。
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アメフト悪質タックル問題
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アメリカンフットボールの名門かつライバル同士として知られる、日本大学フェニックスと関西学院大学ファイターズ。
2018年5月に行われたその定期戦で、日大の選手が関学大の選手に後ろから反則タックルをしてケガを負わせるという事件が発生。実はこれは監督とコーチからの指示で、選手は逆らえず反則行為に及んでしまったということが明らかになり、国内外に波紋が広がりました。
反則プレイをした選手が会見で述べた、「好きだったフットボールがあまり好きではなくなってしまった…」という言葉に対し、複雑な思いとなった人も多かったでしょう。
新ジャンル「eスポーツ」の台頭
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コンピュータゲーム/ビデオゲームの技を競う、エレクトロニック・スポーツことeスポーツ。オリンピック競技としても正式に採用される可能性が高まっており、来る2018年8月18日からインドネシアで開幕する第18回アジア競技大会(アジア版オリンピックとも呼ばれる)では、デモンストレーション競技として採用されるなど、世界的に盛り上がりを見せています。
アメリカでは現在、45校以上の大学にeスポーツ選手の育成をする学部や学科があり、また市場調査会社「Newzoo」は、全世界で23億人のゲーマーが2018年に1379億ドル(約15兆円)を消費すると予測しています。
この新世代のスポーツの今後の動きに、ぜひ注目してください。
最も稼ぐアスリート、トップ100人のうち女性の数は…
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毎年恒例となった、『フォーブス』誌が発表する「スポーツ界で最も稼ぐ人々のリスト」。
2018年6月、公表されている報酬やボーナス、賞金、スポンサー契約金などをもとに、2017/2018年の推定年収を割り出した最新のリストが発表されたが、そこで衝撃の事実が明らかになった――なんと、トップ100圏内にランクインした女性の数が「ゼロ」だったのです。
ちなみに1位は、アメリカ人プロボクサーのフロイド・メイウェザーが2億1200万ポンド(約310億円)という結果に。サッカー選手リオネル・メッシの8200万ポンド(約120億円)と、クリスティアーノ・ロナウドの8000万ポンド(約117億円)がそれに続きました。
SNS上では、スポーツ団体やアスリートたちも、このリストがいかにスポーツ界が男性優位であり、直ちに正すべきであることの証拠かということを声高に叫びました。
世界が熱狂! 2018 FIFAワールドカップ
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世界が手に汗握りながら、心底楽しんだW杯。翌朝、眠そうな同僚もいたことでしょう。もしや、あなた自身がそうでしたか?
日本は決勝トーナメントに進むも、残念ながらベルギーに敗退してしまいました。ご存じのとおり、優勝はフランス、準優勝はクロアチアでした。
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