特製バーガーを作ったシェフはショーン・ホワイト選手の大ファンであり、とても驚いていたようです。

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Shaun White Prepped for the Half-Pipe by Eating a $920 Burger Made in His Honor

 平昌五輪に出場し、金メダリストとなったスノーボーダー、ショーン・ホワイト選手。彼はそのとき、無性なほどの空腹を感じていたのでしょう。そこで彼は、オリンピック村の外にあるファーストフード店へ。そして彼は、自身に対して敬意を表し特別に作られたという920ドル(約9万7000円)もするハンバーガーを食べに向かったのです。 

 ショーン・ホワイト選手の愛称でもある「フライング・トマト」と名付けられたそのハンバーガーは、パティ2枚、チキンウイング2個、チーズ2種類が添えられ、価格は100万ウォン(約10万円)であったようです。 

 呼び物としてこのハンバーガーをメニューに加えたシェフのチャ・グウェン・ソル氏は、その瞬間大興奮したそうです。それはそうでしょう…。 

 何よりも、このハンバーガーを注文した人が登場する時点でショックを受けるでしょうが…実際はそれを超えたある種の事件が起こったわけです(シェフのチャ・グウェン・ソル氏からすれば…)。 

 ロイター通信の記事によれば、「ショーン・ホワイト選手が店内に現れた後のチャ・グウェン・ソル氏の反応は、『これは現実? 本当にショーン・ホワイト? 夢じゃないのか? ショーン・ホワイトが目の前にいるという現実…なんてことだ、信じられない!』と、とても驚いた」とのこと。

 ちなみにショーン・ホワイト選手は、スノーパークのスタッフからこのバーガーの噂を聞いていたとのことです。JJ・トーマスコーチのインスタグラムで、ショーン・ホワイト選手が「フライング・トマト・バーガー」を食べているところがアップされています。(次ページへつづく) 
  

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

特製ハンバーガーを作ったシェフの前職は、 スノーボードのインストラクターであった!

 シェフのチャ・グウェン・ソル氏は、元々スノーボードのインストラクターでした。ですが、仕事が減ったためにフードビジネスに転向したそうです…。 

 スノーパークは五輪の期間、一般人には閉鎖されていました。なので、平昌の住人たちは収入減に苦しんでいたようです。そのため、ショーン・ホワイト選手がオリンピック村を出て、地元の店を訪れてくれることはとても喜ばしいことだったでしょう。その上、チャ氏はホワイト選手の大ファン…ですが最終的には、このハンバーガーはホワイト選手に無料で提供されたとのことです。ソル氏にとってホワイト選手の存在は、お金では変えられない特別な存在であったことがここで理解できたち思います。

 
「バレンタインデーには、彼女とハーフパイプの決勝戦を観に行くんです。ショーン・ホワイトが、再び金メダルを獲ることを心から願っています。毎日、『王者の復活、王者の復活』と思っていますので」と、チャ氏はオリンピック期間中に語りました。 
 

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 平昌五輪で3度目の金メダルを手にしたショーン・ホワイト選手ですが、勝利の決め手はこの特製ハンバーガーを口にしたからかもしれませんね。そんな話がチャ氏に伝わっていたら、金メダルを獲得したホワイト選手自身以上に喜んでいることでしょう…あ、その前に、自身でこのようなストーリーを語っているかもしれませんね(笑)。いずれにせよ、微笑ましい後日談です。

By Sarah Rense on February 13, 2018
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ESQUIRE US 原文(English)
TRANSLATION BY Trans Mart ※この翻訳は抄訳です。 
編集者:山野井 俊