スウェーデン王室のマデレーン王女が、今秋から家族とともにアメリカのフロリダ州に引っ越しすることを発表しました…。
一家の別荘がフロリダにあることは以前から伝えられてますが、実はなぜ引越しを決断したのか? 明確な理由は明かされていません。
このように話題となっているスウェーデンのロイヤルファミリーの渡米の前に、主役のマデレーン王女について…知るべき6つのことをご紹介しましょう!
Getty Images
From Harper's BAZAAR
Photograph / Getty Images
Translation / Ai Ono
慈善活動に尽力
写真:2009年、国連のシンポジウムに参加したマデレーン王女。
マデレーン王女は世界中の助けを必要としている子供たちへの支援活動に継続的に取り組んでいる。特に、彼女の母であるシルヴィア王妃が設立した「世界子供基金(World Childhood Foundation)」で人身売買や少女に対する性的搾取防止につとめています。
2015年には、子供の性的虐待に対する意識を高めるためのキャンペーン「#EyesWideOpen」をスタートさせました。また、世界中で活動している難病と闘う子供たちの夢を叶えるためのボランティア団体「Make-a-Wish」と同様の活動をしているアメリカの慈善団体「My Special Day foundation」も後援している女性です。もちろん、王室の一員としての活動も行なっており、スウェーデンのナショナル・デイやノーベル賞の授賞式などのイベントに出席しています。
「マデレーン王女は子供の権利問題に尽くしており、今後も世界子供基金の活動に取り組み続けます。そしてこの度の引っ越しにより、アメリカでの活動に、より焦点を当てることができるようになるでしょう」と、王室はマデレーン王女一家の移住を発表した際にコメントしているのです。
Getty Images
婚約破棄の経験あり
写真: 2009年に行われたマデレーン王女と元婚約者のヨナス・ベリストロムの婚約会見にて。
マデレーン王女には2010年に、当時の婚約者ヨナス・ベリストロム氏の浮気スキャンダルが発覚し、婚約を取り消したという忌まわしい過去があるのです。報道によれば、ベリストロム氏はノルウェーの大学生と“親密”だったそうで、タブロイド紙では彼がパーティ好きだということが何年にも渡って報じられていました。婚約破棄が正式に発表される前に関わらず、シルヴィア王妃は、結婚式は延期されたとコメントしています。
「熟慮の末、マデレーン王女とヨナス・ベリストロム氏は別々の道を行く決断をしました」と、スウェーデン王室は声明で発表。その後、マデレーン王女はニューヨークへ渡米。そこで将来の夫となる男性と出会うのでした。
Getty Images
2013年、クリストファー・オニールと結婚
マデレーン王女の夫で、ファイナンシャル・アドバイザーのクリストファー・オニール氏はロンドン出身で、英国と米国の二重国籍をもっています。マデレーン王女とオニール氏はニューヨークで出会い、2011年から交際をスタート。ある目撃者が「セントラルパーク・ボートハウス」にいる2人の動画を投稿した時には、スウェーデン国内で瞬く間に拡散されたのです。
2人は2012年に婚約し、翌年にストックホルム宮殿のロイヤルチャペルにて結婚式を行いました。オニール氏は米国のパスポートを放棄しないためにスウェーデンの市民権を取得しておらず、そのためスウェーデンの王位も授かっていません。
また、オニール氏は幾つかの王室の公務に参加しなかったことを批判されていましたが、彼は自分のビジネスをもちながら数多くの王室イベントに出席することは非常に困難だと反論しています。
「私は家族の世話をし、食事の用意もしなければなりません。自分のビジネスをもっていて、懸命に働いています。時にはクライアントとの会議が王室の公務と重なることもあります。そのクライアントは私が誰なのか(スウェーデン王室の王女の夫)ということを知らず、直前に予定が決まることもしばしばです」と、スウェーデンの「Expressen」紙に語っています。
これまではアメリカを中心にビジネスを展開していたオニール氏ですが、今後はヨーロッパにも広げていくそうです。
Getty Images
以前にもアメリカに住んでいたことがある
写真: 2014年、レオノール王女をバギーにのせて、セントラルパークを散歩するマデレーン王女(右)とシルヴィア王妃(左)。
前述にもあるが、マデレーン王女が米国に住むのは今回が初めてのことではありません。
オニール氏と出会ったときはニューヨークに住んでいて、第一子のレオノール王女は米国の病院で誕生したと、『ピープル』誌が報じています。近年、一家はロンドンで暮らしていましたが、第三子アドリアンネ王女が誕生したのを機にスウェーデンに拠点を移したのです。
今回の渡米により、ロンドンの家は手放すようですが、ストックホルムの邸宅は保持していくとみられています。
Aflo
3人の子供の母
マデレーン王女とオニール氏には、2014年に誕生したレオノール王女、2015年に誕生したニコラス王子、そして2018年3月に誕生したアドリアンネ王女という3人の子供がいます。
アドリアンネ王女の洗礼式の際には、レオノール王女が礼拝堂の通路に横たわり、床を転がり、さらに足をバタつかせている姿がカメラに収められてしまい…、それが議論をよびました。
マデレーン王女はたとえ王位をもっていても自分は“普通のお母さん”であると『ピープル』誌に語っています。
「子どもたちに起こされて、一緒に朝食を準備して、と思ったらその朝食もいろいろなところに飛び散ってしまうんです。そして、公園に行ってブランコに乗ったり、いろんなアクテビティで遊びます。レオノールのエネルギーがあり余っているから。だから彼女を満足させるために私たちも走り回らなければいけないのです。夫のクリスは子供たちとのお風呂タイムや寝かしつける夕方が大好きなんですよ」と、家族の秘密を教えてくれました。
Courtesy of @princessmadeleineofsweden(via Instagram)