2020年1月20日(現地時間)に、SAGアワード(全米映画俳優組合賞)の授賞式がロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで開催されました。

 ファンの間では、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で助演男優賞を受賞したブラピと、ドラマ『ザ・モーニングショー』でドラマ部門の女優賞を受賞したジェニファー・アニストンとの再開で大盛り上がりとなりました…。

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 しかし、ブラピの注目はそれだけにとどまりません。

 先日行われた第77回ゴールデングローブ賞でも、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で助演男優賞を受賞したブラピは共演者のレオナルド・ディカプリオに対して、映画『タイタニック』でディカプリオ演じるジャック・ドーソンが溺れていたことをネタに、「俺ならイカダを分け合うよ」とコメントし、会場を沸かせました。

 そしてまたも、今回の授賞式で仏頂面で座り続けるセレブをも笑わせるジョークを連発したのです。

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 拍手がなりやんだ後に一言(現在シングルであることをネタに)、「Tinderのプロフィールに追加しないとな」と…。

 その後、他の共演者や同業者の俳優陣に感謝の言葉を述べるとともに、「この映画の共演者にもお礼を言いたいと思います。レオ(・ディカプリオ)、マーゴット・ロビー…そう、マーゴット・ロビーの脚、マーガレット・クアリーの脚、ダコタ・ファニングの脚にも…」と続け、タランティーノ監督の足フェチについて触れます…。さらに、「いや本当に、クエンティンは、空港のセキュリティよりも女の人に靴を脱がせてきていますよ」というオチへと持っていきます(笑)。

 劇中には、「この監督は足フェチなのでは?」と思わせるような、なんとなく足に目がいってしまうようなシーンが何度もあります。もう既に鑑賞済みの方の中には、これを疑う人もいたのではないでしょうか。それを見事、口にしたプラピ…これには会場も、笑いの声が鳴り響いていました。

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Getty Images

 そう笑いを誘った後、「正直に言いますが、これはかなり難しい役でした」と、スタントマンであるクリフ・ブース役に関しても言及します(一瞬、真面目な話になるかと思えど)。そして、「ヤケを起こすし、外で上半身裸にもなるし、奥さんともうまくやれないし…。自分と全然違いますからね」と自虐的なギャグも織り交ぜ、会場を爆笑の渦に。冷やかしの声も飛びかいました。

 そして最後には、私生活における喜び、その逆の悲しみや孤独などをスクリーンへと持ち込める役者の仕事の素敵さを語り、「成功する映画もあれば、そうではない映画もあります。映画というのはそういうものです。でも、(出た映画が失敗してしまっても)次の映画へと足を進めましょう。そして、ストーリーを語り続けましょう」と、役者同士ならではのメッセージを観客席へ投げかけると、会場はさらなる大きな拍手で大盛り上がりとなりました。

Source / ESQUIRE UK