8本の肋骨を含む全身30以上の骨折 

2023年の元旦午前8時頃、記録的寒波に襲われ大雪に見舞われた地域の除雪ボランティアとして作業をしている最中に、自ら運転する重さ7tのスノーキャット(除雪作業車)が勝手に動き出し、それを止めようとして車輪の下敷きになったと伝えられた俳優のジェレミー・レナー。

2度の手術を経て命拾いした同年1月4日、全身をギプスで固定された状態でSNSで現状報告をした彼。あれから3か月を経ったこのほど、驚異的回復力を見せてくれました。ABCの取材に応えていたのです。それは特別番組で、『Jeremy Renner: The Diane Sawyer Interview ‐ A Story of Terror, Survival and Triumph(原題)』というタイトルです。

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Jeremy Renner to open up in exclusive interview with Diane Sawyer l ABC News
Jeremy Renner to open up in exclusive interview with Diane Sawyer l ABC News thumnail
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番組のトレイラーでは、「怪我は、8本の肋骨の14カ所を含む30以上の骨折だった」とも語られています。また、救急隊とのやりとりの生々しい音声も捉えられており、中にはまさに機械の下敷になっているレナーのものと思われるうめき声も…。それは「死にゆく者の声」と表現され、事故直後声が出せない状態で家族に「すまない」と語ったことをジャーナリストのダイアン・ソイヤーが確認すると、レナーは涙をこらえられなくなる姿もカメラに収められています。

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甥っ子を守るための行動 

3月27日(月)には、運動機能回復のためマシーンに入ってトレーニングする動画を自身のTwitterで投稿したレナー。実は危険を冒してまで除雪車を可能な限り早く止めようと走ったのは、「除雪車の向かう先に、甥っ子がいたからだ」ということも証言します。停電状態になった豪雪被害地域にボランティアに入っていたことも含め、演じるマーベルキャラクターのようなヒーロー的姿勢を危機的状況でも崩さない彼に、現時点でも賞賛の声は多く、「 If thou wilt be perfect, go and sell that thou hast, and give to the poor(持てるものこそ与えよ)」という伝統的良心「Noblesse oblige(ノブレス・オブリージュ=高貴なる者に伴う義務)」の体現者とも言えるかもしれません。

いずれにせよ彼がまた、「ホークアイ」として活躍する姿を見せてくれることに期待です。ちなみにこのABC番組は現地時間4月6日(木)に放送予定。4月12日には事故前に収録した彼のリアリティ番組『レナベーション(Rennervations)』がDisney+で配信スタート。その内容は廃車になった大型車をユニークな専用車にリノベーションして、それを必要とする地域に届けるというものだそうです。

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レナベーション|予告編|「アベンジャーズ」シリーズのジェレミー・レナーが世界中を旅しながら廃車をリノベーション|Disney+ (ディズニープラス)
レナベーション|予告編|「アベンジャーズ」シリーズのジェレミー・レナーが世界中を旅しながら廃車をリノベーション|Disney+ (ディズニープラス) thumnail
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