新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、さまざまなスポーツイベントが日程の変更などを余儀なくされる中、2020年5月にオランダのハーグで開催予定であったインビクタスゲーム(Invictus Games)も延期されることが発表されました。
インビクタスゲームとは、ウォリアーゲーム(アメリカ国防総省が主催する、負傷したアメリカ軍人のための障害者スポーツ大会)を視察したハリー王子が、出場選手たちの姿に感銘を受けてイギリスで設立した大会です。
第1回大会が行われたのは、2014年のこと。ロンドンで開催され、地元イギリスを含む13カ国から400人以上のパラアスリートが競技に参加しました。
直近では2018年、第4回大会がオーストラリアのシドニーで開催され、18カ国から500人以上もの選手が参加。ハリー王子は夫人のメーガン妃と共に表彰式のプレゼンターも務めました。
しかし、現地時間3月19日、2020年大会の開催まで2カ月を切ったところで、運営本部は新型コロナウイルスの感染拡大というパンデミックを受けて、大会のスケジュールを変更するという結論に達したと発表しました。
「われわれは現在、インビクタスゲームの開催を2021年の5月か6月に延期するためのあらゆる選択肢を検討しています」と、声明は付け加えています。その声明が発表された直後、ハリー王子の動画が2020年大会のツイッターアカウントで共有されました。
動画の中でハリー王子は、「この決定は、私たちにとっても信じられないほどに難しい決断でした」と述べています。その後は参加者に向けて、困難な時期こそ自分自身と周りの人々を思いやることの大切さを訴えています…。
「私たちは周りの人たちに手を差し伸べましょう。入院している人に対して、すでに退院した人に対して、そして、地域社会で苦しんでいる人や感染のリスクが高いと思われる人々に対して…。最善を尽くすのです」
Source / TOWN & COUNTRY
Translate / Esquire JP
この翻訳は抄訳です。