ハリウッドを代表する演技派俳優のひとりとして知られる、ジェイク・ギレンホール。そんな彼はいま、スパイダーマンの宿敵役の出演をめぐって交渉中とのことです。
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Looks Like Jake Gyllenhaal Is Finally Making A Superhero Film
ジェイク・ギレンホールは、膨大な金額を稼ぐスーパーヒーローものの映画に、まだ出演したことがない大物俳優のひとりです。しかし、そんな彼がスパイダーマンの宿敵であるミステリオ役を狙っているとする話が、最近流れてきました。
「ハリウッド・レポーター」誌では、次のように伝えています。
「『スパイダーマン』に関して、ギレンホールには面白い話がある。オリジナルの『スパイダーマン』で主役を務めたトビー・マグワイアが、2003年公開の『シービスケット』の撮影中に腰を負傷した。それで、翌年公開された続編『スパイダーマン2』でマグワイアを使えない場合には、ギレンホールを代役に起用するという可能性が一時的に浮上していた。その後マグワイアは仕事に戻ることができたんだ。で、『スパイダーマン2』製作陣は、スパイダーマンが腰を痛めるジョークを映画のなかに盛り込んだんだというわけさ」
「2017年の『スパイダーマン:ホームカミング』ではトム・ホランドが主役に抜擢され、彼は今年公開された『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にも出演していた。全世界で8億8000万ドル(約959億円)の興行収入を記録した『スパイダーマン:ホームカミング』の監督を務めたジョン・ワッツは、続編でもメガホンをとることになっている。また、同作品の脚本を担当したクリス・マッケンナとエリック・サマーズも、続編の製作に参加する予定だ」と、『ハリウッド・レポーター』誌は伝えています。(次ページへつづく)
写真:ジェイク・ギレンホールの代表作『ナイトクローラー』の場面写真。(C)2013 BOLD FILMS PRODUCITONS, LLC. ALL RIGHTS
ギレンホールは、最近では『オクジャ』や『ノクターナル・アニマルズ』に出演していましたが、彼は以前スーパーヒーローもの映画に懐疑的な人たちに対して、このジャンルを擁護していたことがありました。「スーパーヒーロー映画から、刺激を受けている」と、2016年に述べています。
「『マイティ・ソー』を観て、大いに刺激を受けたときのことを覚えている。神話にはある理由がある。スーパーヒーロー映画はとても感動的で、とても重要…私は、人から反社会的人間と思われそうな役柄を演じているシーンで、ソーのことを思い浮かべていることがときにはあるんだ」と。
ギレンホールはまた、2017年公開作の『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』で、ボストン・マラソン爆発事件で生き残ったジェフ・バウマン役を演じた際に、スーパーヒーロー役に言及。次のように語っていました。
「『あなたがこのスーパーヒーローをもう少しで演じるところだった……いつになったらあなたはスーパーヒーロー映画をつくるのか』というような質問を私は俳優になって以来、インタビューなどでずっと耳にしてきた。私はこの映画でついに、ちょっとだけスーパーヒーローを演じた気がしている」と。
はたしてギレンホールが、ヒーロー映画に本当に出演することになるのか? ちょっと気になるところです。
By Olivia Ovenden on May 22, 2018
Photos by Getty Images and (C)2013 BOLD FILMS PRODUCITONS, LLC. ALL RIGHTS
ESQUIRE UK 原文(English)
TRANSLATION BY Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。
編集者:山野井 俊