ここ数カ月間、イギリスのソーシャルディスタンスに関するガイドラインに従い、ビデオ通話と電話でのみ公務を行なってきたウィリアム王子。

 しかし徐々に国が再開し始めた現在、王子は安全と距離を確保した上で対面での公務に再び取り組み始めており、他のロイヤルたちも同様に常に他者との距離を保ちながら慎重に公務を遂行してきています。そして現地時間の2020年6月24日(水)、王子はさらに警戒を強め、公務に臨む現職ロイヤルとしては初めてマスク姿で登場しました。

 王子はこの日、新型コロナウイルスのワクチンを開発していることで話題のチャーチル病院にある「オックスフォード・ワクチン・グループ」を訪問。個人防護具を着用し、開発に携わった研究者や、臨床試験に参加しているボランティアたちと言葉を交わしました。

ウィリアム王子 新型コロナウイルス ワクチン 公務 マスク
STEVE PARSONS//Getty Images
防護服とマスクをまとった王子

 ウィリアム王子はここで行われている「驚くほどエキサイティングで興味深い」作業を高く評価し、ワクチンを市場に出すことがいかに重要かを強調。「テレグラフ」紙の報道によると、王子は「事態の収束が待ち望まれているため、もしここでワクチン開発が成功すれば、みな大きな安堵のため息を漏らすでしょうね」と語っていたそうです。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Prince William visits Covid-19 vaccine scientists
Prince William visits Covid-19 vaccine scientists thumnail
Watch onWatch on YouTube

 王子は今回のマスク着用で、あらゆる行事やイベントでマスクをつけている世界各国のロイヤルたちの仲間入りを果たすことに。一方、(現職ロイヤルではないが)ヘンリー王子&メーガン妃も最近、ロサンゼルスのホームボーイ・インダストリーズでボランティアをした際、防護マスクを着用している姿をキャッチされています。

 感染症の終息に向け、一刻も早くワクチンが開発されることを共に祈りましょう。

Translation: Masayo Fukaya
From TOWN&COUNTRY

From: ELLE JP