英国王室は2021年4月9日（現地時間）に、エディンバラ公フィリップ王配が、99歳で逝去したことを発表しました。
「女王陛下は深い悲しみと共に、愛する夫エディンバラ公フィリップ王配の死を発表しました。殿下は今朝、ウィンザー城で安らかに亡くなりました」と、王室は声明でつづっています。「世界中の人と共に英国王室は、王配の死を悼（いた）みます」と、続けて述べています。
フィリップ王配はイギリス君主の配偶者として、史上最も長い70年という年月をエリザベス女王と共に過ごしてきました。
イギリス首相官邸の旗は半旗に下げられ、ボリス・ジョンソン首相は「フィリップ王配は数え切れないほどの若者に、生きる勇気を与えてきました」と、哀悼の意を述べました。
ここに世界の指導者、セレブ、そして一般の人々からの、フィリップ王配を偲ぶ声のいくつかがあります。
スコットランドのニコラ・スタージョン自治政府首相：「エディンバラ公が亡くなったというニュースを聞き、悲しみに暮れています。（首相という立場ではなく）いち個人として、深い哀悼の意を送ります。@scotgov 、スコットランドの人々、女王、そして彼女の家族たちへも」
サディク・カーン ロンドン市長：今日、公務と他人を助けることに人生を捧げた偉大な男性が亡くなりました。この悲しいとき、女王陛下と王室に心から謹（つつし）んでお悔やみ申し上げます。
労働党党首 キール・スターマー：英国は、偉大な人物を失いました。フィリップ殿下は、第二次世界大戦中のイギリス海軍での卓越した経歴から、エディンバラ公として数十年にわたる奉仕まで、私たちの国に人生を捧げました。
インドのナレンドラ・モディ首相：エディンバラ公フィリップ殿下の死去について、英国の人々と王室にお悔やみ申し上げます。彼は軍隊で卓越した経歴を持ち、多くの社会奉仕の最前線にいました。彼のご冥福をお祈ります。
イギリスのF1レーシング・チーム「ウィリアムズ・レーシング」：フィリップ殿下が亡くなったことを受け、私たちは悲しみに暮れています。彼の人生は国の奉仕に捧げられ、そしてそれは揺るぎない献身でした。女王と王室の方々へ、お悔やみ申し上げます。
歌手のシェリル・ベイカー：#PrincePhilip の悲報を聞きました。99歳という年齢まで長生きされ、素晴らしかったです。何度も彼に会ったことがありますが、最も印象的な思い出があります。私のジャケットに"M"の文字が入っていて、彼にその意味を聞かれたのです。私は「Monde」と答えました。すると、「そうですか、なら、あなたは曜日ごとにジャケットを持っているんですね」と言ったんです（泣笑）。
ウェストミンスター寺院：ウェストミンスター首席司祭は、ウェストミンスター寺院すべての人々を代表して、フィリップ殿下の死について、エリザベス女王に哀悼の意を表しました。声明の全文は、当ウェブサイト上に掲載されています。「正義の魂は神の手の中に」
カンタベリー大主教：イギリスの他の地域や連邦と共に、エディンバラ公フィリップ殿下の死を嘆き悲しみます。
サッカーのマンチェスター・ユナイテッド戦の前に記者会見を行った、トットナムのジョゼ・モウリーニョ監督は訃報を聞き、会見を中断して哀悼の意を述べました。
「フィリップ殿下の悲しいニュースが届きました」「王室に哀悼の意を表します。正直なところ私は、王室に対して深い、深い、深いリスペクトがあります。このニュースを聞いて英国だけでなく、世界中の多くの人々が同じ気持ちになっているはずです。現に私は英国人ではありません。この私と同じように、殿下を深くリスペクトしている方々はたくさんいるはずです。なのでここで、申し訳ございませんが一度中断させてもらいました…」と話しています。
Source / ESQUIRE UK
※この翻訳は抄訳です。
