エンターテインメント業界誌『The Hollywood Reporter』は2022年、Netflixが伝説のコミック『シティーハンター』の実写版を配信することを発表しました。

『シティーハンター』は1985年から1991年にかけて連載された北条 司による人気コミックで、「シティハンター」と呼ばれる始末屋 冴羽 獠(さえば りょう)の活躍を描いたものです。冴羽 獠は当初は槇村秀幸とコンビを組んでいましたが、槇村が命を落としたことで槙村の義妹・香を預かることになり、槙村を殺害した犯人の正体を探すことになります。

主演の冴羽 獠役に抜擢されたのは、ドラマや映画で幅広く活躍しており2023年2月10日(火)に公開の映画『エゴイスト』にも出演している鈴木亮平です。監督には映画『ストロベリーナイト』や『脳内ポイズンベリー』などを手掛けた佐藤祐市、脚本は2023年12月にNetflixで配信予定の実写ドラマ『幽☆遊☆白書』も担当する三嶋龍朗が決定しています。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

また 2023年1月31日(月)には続報で、Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』でヒロインを演じた森田望智が槇村 香役を務めることが発表されました。

公開は2024年を予定しており、舞台は現代に移され、“賑やかな新宿の街”で物語が繰り広げられるとNetflixは明かしています。

鈴木亮平
Jun Sato//Getty Images

出演が決定した鈴木亮平はNetflixで次のようにコメントしています。

「北条 司先生が生み出したこの珠玉の名作を、そして数え切れないほどのファンに愛される冴羽 獠というキャラクターを皆さまからお預かりさせていただくことに、非常に大きな責任を感じるとともに緊張に打ち震えております。

どうすればファンの皆にさまに、そして原作を知らない世代の方にも『シティーハンター』の世界を一番良い形で楽しんでいただけるのか? どうすればこの令和の新宿に、冴羽 獠という男を現実の人物として召喚できるのか? 虚構とリアル、1980年代と2020年代、そのバランスを日々考え続けながら現場に立っています」

さらに現在、アニメで『ルパン3世』とコラボレーションしている『キャッツ・アイ』や『シティーハンター』のパラレルワールドを描いた『エンジェル・ハート』などの原作者でもある北條は、『シティーハンター』映画化の構想が10年以上前から決まっていたことを明かし、次のようにコメントしました。

「実写化するなら、『シティーハンター』好きの方にやってもらいたいな…とずっと思っていた中、鈴⽊亮平さんが冴羽 獠をやられるという企画をいただきました。それから長い時間がかかりましたが、亮平さんの情熱が絶えなかったおかげで、ようやくこの日を迎えることができました。

いい役者さんたちとスタッフに関わっていただけていることを感じて、とても楽しみになりました。語弊があるかもしれませんが、漫画的な表現にこだわらず、映画的なリアルな面白さを追求してもらえたらうれしいです」

『シティーハンター』は1987年にはTVアニメ化され、フランス、中国、香港で映画として実写化されたほか、2011年には韓国でもTVドラマ化されています。満を持して、日本初の実写映画化となった本作への期待は高まります。

公式サイト

Source / Digital Spy
Translation / Yuka Ogasawara
※この翻訳は抄訳です。