南イタリアを代表する世界的観光地プーリア

イタリア南部プーリア州。円錐形の屋根が特徴的な民家「トゥルッリ」が並ぶアルベロベッロなど、“一生に一度は訪れたい場所”として人気の観光地として有名なこの白亜の丘上都市で、1962年にブドウ生産者としてその歴史の幕を開けたサン・マルツァーノです。

自社元詰め(自分たちで栽培したブドウからワインの製造、瓶詰までを一貫して行うこと)を始めてからは比較的若いものの、既にカルト的な人気を獲得していて、多くの賞を受賞しています。

最近では某有名ワイン漫画の原作者がそのバリューの高さに「ありえない」「買い占めたい」と発言したことでも知られるようになりました。

プーリア州アルベロベッロ
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60年の古木限定ヴィンテージ「セッサンタアンニ」

なかでも注目されているのが古木から採れるブドウのみを使用したフルボディ、「セッサンタアンニ」。その名のとおり樹齢60年以上のブドウの果実から製造されています。

1950年代から残る、アルベレッロ(ブッシュヴァイン=畝を作らず低木のまま栽培)仕立てで植えられた60年以上の貴重な古木を使用し、その中でも凝縮したブドウをセレクト。若い木に比べれば収獲量は落ちるものの、その分濃く成熟した味わいが楽しめる古木のブドウ。サン・マルツァーノ独特の果実風味はそのまま、ふだんあまり赤を飲みなれない人にとっても試しやすい飲みやすさを維持しながらも、熟成樽は仏産と米産を使用し、しっかりとした脂分の多い肉料理などと組み合わせられるだけの重厚さを持ち合わせています。 

サン・マルツァーノ
Floriano Formoso

樹齢50歳以上の古木限定NV「チンクアンタ」

「セッサンタアンニ」と同じく、古木から採れた果実から作られる「チンクアンタ」は創業50周年を記念して製造されたノン・ヴィンテージ・ワイン。こちらの古木は「50歳以上限定」と少し若め。ユニークなのはワインその異なる年代のキュヴェ(発酵槽)をアッソンブラージュ(ブレンド)して構成されていること。50歳以上のブドウ果汁がもそれぞれ異なる熟成時間を経て、最高のマルチヴィンテージワインに仕上げられています。 

サン・マルツァーノ
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奇跡の白ワイン「エッダ」

そして今もっとも勢いがあるのがこの白ワイン「エッダ」。

値段に関係なく平等に点数を付けることで一定の評価を得ているワイン専門誌『ルカ・マローニ』が2018年~2020年の3つのヴィンテージすべてに満点をつけました。こちらは先に挙げた2つの赤とまったく逆のアプローチをしたかのように、新鮮な果実味をキープしながら、目隠しすれば一瞬「何を飲んでいるのだろう」と戸惑うほど謎めいた風味と味わいに一気に引き込まれます。独特のセパージュ(複数の品種の混合比率)から成るこの「怪しい秘密」は多くのレストランに愛され2018年はすでに入手困難となっています。 

サン・マルツァーノ
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観光地として世界中から愛されるプーリアはリゾートとしての魅力はもちろんですが、長い土地の歴史から生まれたグルメも外せないポイント。南イタリアを訪れる際には、一度ワイン畑も立ち寄ってみてはいかがでしょう。 

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輸入元 モトックス
TEL: 0120-344101

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