体格や年齢を超越して、さらに季節等すべてのオケージョン(お葬式は除きます)で通用する究極のオールラウンドスーツとは何か?と聞かれれば、その答えは“ネイビースーツ”となるでしょう。このカラーのスーツほど、マルチに活躍するカラーはありません。

でも、たった1つ難点があります。それは「退屈」であること。贅沢な悩みではありますが…。そこでコンサバなネイビースーツを着こなしでグレードアップするため、いくつかのアイデアを提案しましょう。どんな状況でも使える、5つの新鮮な着こなしテクです。

ニューフォーマル

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シルクのニットタイで、毎日のネイビースーツのお堅いイメージを打ち破ってみましょう。

ネイビースーツには深緑、えんじ色、茶色のネクタイがよく合います。定番のオックスフォードシューズをやめて、深いワインカラーのモンクストラップシューズを履けば、おしゃれでスマートな装いの完成となります。

剣先が四角いニットタイを使用するときは、同様に四角を感じさせるポケットチーフは加えないほうがいいでしょう。代わりに、ほのかな輝きを放つタイバーをつけてアクセントにすることをおすすめします。互いのアイテムの魅力が活きた、スタイリッシュなスタイルが完成するはずです。

ジャケット:アレキサンダー・マックイーン、英920ポンド
シャツ:バーバリー、英250ポンド
ズボン:アレキサンダー・マックイーン、英375ポンド
ネクタイ:トム フォード、英140ポンド
タイバー:ダンヒル、英135ポンド
モンクストラップシューズ:チャーチズ、英525ポンド

Tシャツとスニーカーで

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ネイビースーツをカジュアルに着こなそうと試みたことはありますか? ひとつ間違うと大失敗になってしまうので注意が必要です。ですが、上手に着こなすためのテクニックを身に付ければ、どの季節でも通用することに。あなたにとって、貴重な財産となるでしょう。

では、具体的に。スーツはスリムなもの、そしてラペルはナロー気味のモダンなタイプを選びましょう。そしてインナーに選ぶTシャツは、できるだけシンプルなものに。ハデな色やパターンは避け、さらにブランドのロゴ等が大胆に入っていないシックなタイプを選らんでください。

そして足元はスニーカーで。素材感が大切です。必ずクォリティの高いレザー製で、できれば白のスニーカーがいいでしょう。パンツの裾丈は必ずくるぶし丈か、それより短いものにしましょう。真っ白なスニーカーとパンツの裾の間に少し隙間がある方が脚のラインはより美しく見えますし、なによりモダンな印象となるはずです。

スーツ:トップマン、英100ポンド
Tシャツ:サンスペル、英70ポンド
スニーカー:コモンプロジェクツ、英265ポンド

ノーネクタイでおしゃれに

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スーツをアンタイドで着こなすテクニックはハリウッドのおしゃれ上級者、特にライアン・ゴスリングが上手なのでぜひお手本にしてみるといいでしょう。ネクタイ姿が窮屈だと感じる紳士は、ぜひアンタイドのスーツスタイルをマスターしてください。

シャツはシンプルに、ホワイトがおすすめです。また、プリントや刺しゅうがカラーに施されたクセありのシャツを選らんで、少しアクセントをつけてみてもいいかもしれません。ただし、これは見る側それぞれがもつ趣味によって、その良し悪しがきっぱりと分かれるある種のチャレンジなので、心して着こなしてください。

…とはいえ、これからの季節、天気の良い日には花柄シャツを合せるのもいいでしょう。ときには個性を主張する、それも着こなしをアップグレードしていく上では、欠かせないことなのです。

ジャケット:COS、英175ポンド
シャツ:グッチ、英400ポンド
ズボン:COS、英79ポンド
シューズ:コモンプロジェクツ、英410ポンド

冒険をする勇気があるのなら…

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ネイビースーツはクラシックな装いに最適なだけでなく、あなたの斬新な美的センスを表現するための素敵なキャンバスでもあるのです。柄入りや色付きシャツ、目新しい素材の布地を使ったシャツを試してみてはいかがでしょうか。

わざとらしく見える装飾品は使用せず、“Sprezzatura(スプレッツァトゥーラ)”を取り入れてください。“スプレッツァトゥーラ”とは、 ルネッサンス期の作家であるバルダッサーレ・カスティリオーネが『宮廷人』という作品の中に綴ったイタリア語の造語で、「技巧を隠して、自分がしていることをあたかも労せずに無意識にできたかのように見せる、ある種の無造作さ」とその作品の中で定義しています。

大胆なプリントシャツ(アンタイドで、シャツのボタンを3つはずしたリヴィエラのプレイボーイ風もあり)を着て、モダン・ダンディのキングとして君臨中のポール・スミスが提案するように、スエードの刺繍入りのスリップオンを合せ、こなれたスタイリングを目指してみてはいかがですか。

スーツ:ポールスミス、英500ポンド
シャツ:ポールスミス、英265ポンド
ローファー:ポールスミス、英325ポンド

スタンドカラーに挑戦してみては

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オフィスでスーツをよりモダンに着こなしたいのなら、いつもの白シャツをスタンドカラーに変えてみるといいでしょう。あなたのネイビースーツが、簡単にグレートアップします。

少ないレイヤードで上級者の装いを目指すなら、アクセントとしてシンプルなゴールドのラペルピンを合せることをおすすめします。足元には、コマンドソールのエナメル製ダービーシューズを選べば、オフィスというTPOの範疇内で最大限の個性を発揮した着こなしとなるはずです。

スーツ:ヒューゴ・ボス、英550ポンド
シャツ:トップマン、英30ポンド
ラペルピン:テッドベイカー、英45ポンド
シューズ:ドリス ヴァン ノッテン、英430ポンド

Source / ESQUIRE UK
Translation / Spring Hill, MEN'S +
※この翻訳は抄訳です。