サンフランシスコ発のスニーカーブランド「allbirds（オールバーズ）」と「adidas（アディダス）」は、2020年5月28日（木）に気候変動の一要因でもある二酸化炭素排出量を減らしながら新たなフットウェアづくりを促進させるための、パートナーシップを締結。その発表からおよそ1年の時を経て、このコラボレーションによりカーボンフットプリント（温室効果ガス）を低減したスニーカーの開発を成功させます。
そしてこのたび、両者にとって最も低い1足あたり2.94kg CO2e（二酸化炭素換算）でつくることができる、パフォーマンスに妥協しないランニングフットウェア「FUTURECRAFT FOOTPRINT」を発売することを発表しました。
「オールバーズ」と「アディダス」のコラボレーション作品第1弾となる「FUTURECRAFT FOOTPRINT」は、2021年5月21日午前9時に世界100足限定で、 adiCLUB（アディクラブ）会員限定で抽選が行われる予定です。また、 2021年秋冬に1万足限定で一般販売され、2022年春夏にはさらに拡大して販売予定とのこと。
コロナ禍で進められたこのプロジェクトは、開発から納品までの作業をデジタルで行い、カーボンフットプリントを抑える開発プロセスを追求しました。「アディダス」と「オールバーズ」の各チームは、プロダクトデザイン、素材、イノベーション、サステナビリティ、サプライチェーンの全てにおいて分析を行い、あらゆる構成要素とプロセスを見直しました。
「パフォーマンスを損なうことなく、可能な限りカーボンフットプリントを抑えるフットウェアを製造する」という共通のビジョンを追求した結果、わずか12カ月間で素材、製造技術、パッケージにいたるまで全てを再考することに成功したのです。
「このプロジェクトでは全てにおいて 、 『Less is more（少ないことは良いことである）』でした。素材だけでなく構造もミニマムにするために、フットウェアにはパフォーマンスを維持するために本当に必要なものだけを残しました 」と、アディダスのシニアフットウェアデザイナー、フローレンス・ロハート（Florence Rohart）さんは話します。
イノベーションの中心で相乗効果を発揮したのは、各ブランドの独自技術である2つのテクノロジーでした。
「アディダス」で人気のミッドソール Lightstrike（ライトストライク）をベースに 、 同じ性能基準でテストされた「FUTURECRAFT FOOTPRINT」のミッドソールは 、 オールバーズのサトウキビをベースにしたSweet Foam®（スウィートフォーム）で再構築され、低炭素の天然素材の実装が実現。また、新たに開発されたアッパーは、70％のリサイクルポリエステルと、木材パルプからつくられた天然素材テンセル30％からなる素材を使用しています。滑らかで軽量なアッパーはパフォーマンスを発揮しながら、カーボンフットプリントを大幅に削減しているのです。
「オールバーズ」の共同創設者兼CEOであるティム・ブラウン氏は、今回のコラボレーションに関して以下のような声明を出しています。
「気候変動の解決という課題は私たちの世代の問題であり、その解決は1人や1社ではできません。私たちは新しいビジネスモデル、新しいイノベーション、そして他者と共に働く新しい方法を見つける必要があります。アディダスとのパートナーシップはその一例です。この1年間2つのチームが一丸となって、カーボンフットプリントゼロに限りなく近いフットウェアの開発に取り組んできました。その結果エキサイティングな一歩を踏み出すことができ、他のチームの模範となるような成果をあげることができました」
■概要
FUTURECRAFT.FOOTPRINT
世界100足限定
adiCLUB（アディクラブ）会員限定で抽選
抽選日時／2021年5月21日（金）午前9時
■お問い合わせ先
オールバーズ
TEL 0800-080-4054
（土日祝除く、10:00～17:00）
アディダスお客様窓口
TEL 0570-033-033
（土日祝除く、9:30～18:00）
