新しいライフスタイル プロダクトライン「サンローラン リヴ・ドロワ」とは

サンローラン リヴ・ドロワは、クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロ監修のもと、革新的なデザインをアーティスティックに製品化したユニークなライフスタイル プロダクトラインです。パリとロサンゼルスに店舗を構え、ファッション、アート、音楽と組み合わせた文化的な取り組みも行っています。

milan design week 2016 55 salone del mobile
Pier Marco Tacca//Getty Images
2016年のミラノサローネの様子

エキシビションを開催@ミラノデザインウィーク

今年のミラノデザインウィークでサンローラン リヴ・ドロワは、ジオ・ポンティ アーカイブスおよびアナラ&アルマンド・プランチャート財団と共に展覧会を開催。クリエイティブ・ディレクター、アンソニー・ヴァカレロの手によるキュレーションで、サン・シンプリチャーノ教会で特別なプレートコレクションが展示されます。

「ジオ・ポンティ:プランチャート邸」展
4月16日(火)から21日(日)まで、ミラノのサン・シンプリチャーノ教会にて開催されます。 以下よりチケットの予約が可能です。
特設予約サイト

ジオ・ポンティによる建築の傑作、プランチャート邸

1953年にベネズエラのアナラ&アルマンド・プランチャート夫妻は、「カラカスの高い丘に前衛的な別荘を設計してほしい」と、イタリア人建築家ジオ・ポンティに依頼。完成したその邸宅は、革新的なデザインと美しい内装で知られており、多くの芸術作品や蘭のコレクションが展示されています。

ポンティは軽やかで優美な家を設計し、その際内装にはジノリ1735の熟練職人も参加しました。そうして彼らは、装飾的な磁器の食器セットを作成します。ジノリ1735のアーティスティック・ディレクターだったポンティは、太陽、三日月、北極星、そしてアナラ(Anala)とアルマンド(Armando)へのオマージュとして「A」の文字を繰り返すなど、別荘のシンボルやモチーフを使用しました。

ベネズエラの文化と建築の発展に大きく貢献したプランチャート夫妻は、美術や建築に対する深い情熱を持ち、邸宅自体が芸術と建築の融合を象徴しています。彼らの活動はベネズエラだけでなく国際的な文化シーンにも影響を与え、地元コミュニティとの交流の場としても機能していました。そんな夫妻の遺産は、美術や建築の分野で現在も高く評価されており、彼らの生涯と作品は後世に多大な影響を与え続けています。

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ジノリ1735との協働。オリジナルプレートの復刻

このたびサンローラン リヴ・ドロワは、ジオ・ポンティがデザインした1957年のヴィラ・プランチャート・セーニャポストコレクションのオリジナルプレート12点をジノリ1735とのコラボレーションにより復刻。これらは伝統的な手法でイタリアの工房で手描きされ、限定販売されます。 

saint laurent rive droite
courtesy of Saint Laurent

●問い合わせ先
サンローラン クライアントサービス
TEL 0120-95-2746

公式サイト

2024年ミラノサローネ概要

会期・日程:ミラノサローネとして知られる「ミラノ国際家具見本市」として知られ、通常4月中旬に開催されます。2024年の開催日は4月16日から21日までの6日間です。

場所:ミラノのルーホ(Rho)地区に位置するミラノ見本市会場(Fiera Milano)で開催。この会場はミラノ市中心部から北西に位置し、広大な展示スペースを提供しており、様々なデザイン関連の展示が行われます。

アクセス方法:ミラノ中心部から会場までは公共交通機関を利用するのが便利です。地下鉄の赤線(M1線)を利用し、「Rho Fiera Milano」駅で下車すると、直接会場へのアクセスが可能。また、ミラノ中央駅や市内の主要なポイントからバスやタクシーで比較的容易に行くこともできます。

Text&Edit: Keiichi Koyama