プロのシェフが卵料理をどう作るのかを見れば(あるいは実際に食べれば)、「卵料理なんて簡単に調理できるさ」なんて、もう軽はずみに言えなくなるでしょう。
スクランブルエッグであれポーチドエッグであれ目玉焼きであれ、「トックブランシェ」なる白くて大きな帽子をかぶった人にかかったら、完璧に仕上げてくれるでしょう。そう、必要なのは少しの練習です。
今回は、3人のトップシェフによる「卵料理を完璧に料理するための3つのテクニック」を紹介しましょう。
スクランブルエッグ
アメリカ人シェフのアンソニー・ボーディン氏は、完璧なスクランブルエッグを作るための秘訣を、『テック・インサイダー』で説明しています。
フライパンに卵を入れたら、そのまま放置しておいてはいけないそうです。彼によれば、8の字を描くようにして卵をスクランブルする手前にカギがあるようです。「フライパンの中に入れたバターとともに、少し泡立てるくらいかき混ぜるといい」と話しています。この卵とバターを混ぜ合わせるテクニックにより、舌ざわりのふわふわの美味しいスクランブルエッグを完成させることができるとのこと。もちろん誰もが嫌な、殻の欠片が入っていないことが大前提ですが。
ポーチドエッグ
「ダック&ワッフル」でエグゼクティブ・シェフを務めるダン・ドハーティ氏によれば、完璧なポーチドエッグを料理する秘訣は、丁寧さとタイミングにあるそうです。
「まず、慎重に卵を鍋の中に入れたら、その卵をゆっくりと沈めて火を入れていきます。その後も、丁寧に調理し続けてください」と話します。これはつまり、卵が鍋の中で分散しないよう心掛けながら、しっかりと自分好みの適度な固さになるまで火を入れることを意味します。あとは、それを取り出すタイミングにかかっています。
目玉焼き
グルメ界の至宝として知られるジェイミー・オリバー氏は、スローで着実な調理を好んでいるため、熱々のフライパンに卵を割り入れて、カリカリの目玉焼きを作ることは避けています。ですので、まず冷えたフライパンに卵を割り入れ、その後で油を加えて温めていくのです。「パチパチと音を立て始めたら、すぐに温度を下げる」ことも忘れずに。中まで火を十分通せば、抜群の味に仕上がります。
By Esquire Editor on May 8, 2017
Photos by ESQUIRE UK
ESQUIRE UK 原文(English)
TRANSLATION BY Spring Hill, MEN'S +
※この翻訳は抄訳です。
編集者:山野井 俊