[目次]

▼ 炭酸水メーカーの選び方

▼ ソーダストリーム&ドリンクメイト。主要メーカーの特徴を紹介

▼ おすすめの炭酸水メーカー8選

▼ まとめ


炭酸水メーカーとは、炭酸ガスを飲み物に注入するマシンです。ソーダメーカーとも呼ばれ、自宅で簡単に炭酸水をつくることのできるアイテム。2020年からは家飲みする人の増加を背景に、強炭酸のハイボールを手軽につくれることから、さらに人気を呼んでいます。

ですが、いざ炭酸水メーカーを購入しようとしたときに迷うのがカートリッジ式・ガスシリンダー式の違いや、ランニングコストやコスパ、水以外にも使えるかどうかといった点ではないでしょうか。

このページでは、炭酸水メーカーを購入するときの選び方のポイントや、ソーダストリームやドリンクメイトなどの人気メーカーの特徴を紹介。さらに、Amazonで購入できるおすすめ商品を紹介します。

炭酸水メーカーの選び方

ソーダマシンの使い道を確認

 
Alexander Shapovalov//Getty Images

炭酸水メーカーなら、水だけでなくお酒やジュースに直接炭酸を注入することができます。飲み物の味が薄くならないので、自分好みのオリジナルの炭酸飲料をつくることも可能です。

ただし、製品によって「水だけに使える」「水以外にも使える」ものがあるのでご注意を。自分の使い道を考えた上で、購入前に確認しましょう。

シリンダー式はランニングコストが安いが、シリンダー返却の必要がある

 
PS3000//Getty Images

シリンダー式」は、炭酸ガスが入った大きなシリンダーを本体にセットするタイプ。製品にもよりますが、60リットルなどたくさんの炭酸水をつくることができます。

  • メリットは、交換のサイクルが長く手間が少ないこと
  • デメリットは、自分では処分できずメーカーに返送する必要があること

メーカーによっては購入時に古いものを回収できるサービスもあるので、購入前にチェックしておくとよいでしょう。

カートリッジ式は手軽でも、“コスパ悪い?”と感じる人も

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John Sciulli//Getty Images

手頃に買える価格の製品に多いのが、カートリッジ式です。炭酸ガスが入ったカートリッジを使うので、できる炭酸水の量は1リットル程度。シリンダー式よりも少なくなります。

  • メリットは持ち運びしやすく、アウトドアでも自作の炭酸水を楽しめること
  • デメリットはランニングコストの高さ

 製品にもよりますが、「シリンダー式の3倍程度のコストがかかる」というのを目安にしておきましょう。

電動式なら、強炭酸も微炭酸も安定してつくれる

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pphl//Getty Images

炭酸水メーカーには、手動式と電動式があります。

手動式の炭酸水メーカーはボタンをプッシュする回数によって、炭酸の強さを調整します。電気を使わないので、置き場所や使う場所を選ばないメリットがあります。ですが、製品によっては4~5回プッシュする必要があります。

電動式の炭酸水メーカーは電源が必要なので、置き場所は限定されます。とは言え、毎回同じ炭酸の強さの炭酸水を手間なくつくれるのがメリットです。

本体の価格は高くなりますが、使用頻度の多い人は電動式にしてもよいでしょう。

炭酸が抜けないうちに飲みきれる量のボトルを選ぼう

 
Alexandra Grablewski//Getty Images

炭酸水メーカーには炭酸水を作るための専用ボトルがついていますが、この容量は製品によって異なります。多いのは500ml前後で、大きいものだと1Lのものもあります。

炭酸は時間の経過とともに抜けていってしまうので、大は小を兼ねる…というものでもありません。とくに強炭酸が好きな方は、小さめのサイズでこまめに作ったほうが満足できるはずです。

反対に、家族みんなで飲むケースでは、1Lなどの大きなボトルが使える製品を選んだほうが手間が省けます。使い方に合わせて、ボトルのサイズを決めましょう。

ソーダストリーム&ドリンクメイト。主要メーカーの特徴を紹介

炭酸水メーカーのブランドはいくつかありますが、現在日本国内では「ソーダストリーム」と「ドリンクメイト」の2社が特に存在感を示しています。

ソーダストリーム(SodaStream)

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NurPhoto//Getty Images

炭酸水メーカーの中で日本で最も有名なブランドと言えば、「ソーダストリーム」かもしれません。1903年にイギリスで創業し、現在はイスラエルに本社を構えるペプシコ傘下のメーカーです。

製品は炭酸水メーカーのスタンダードと言えるもので、スペックでは表現しきれない使い勝手の良さも評判です。60リットルシリンダーは、公式サイトから購入することで受け取りと返却が同時にできます。

ドリンクメイト(drinkmate)

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ドリンクメイト」は、アメリカ・ミシガン州に本社を置くiDrink Productsのブランド。日本ではソーダストリームと人気を二分する存在と言えるでしょう。ドリンクメイトの特徴は、「水以外の飲み物にも炭酸を注入できる」ということと、「ランニングコストの安い142リットルの大容量ガスシリンダー」という2点に集約されます。

おすすめの炭酸水メーカー8選

ソーダストリーム ジェネシス v2 スターターキット

ソーダストリーム Genesis v2 スターターキット

 Genesis v2 スターターキット
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定番の人気炭酸水メーカー「ソーダストリーム」。その中でも導入コストを抑えられるのが、コチラの「ジェネシス(Genesis) v2」です。このスターターキットは予備用ガスシリンダーなど必要なものがそろっているので、お得感もあります。

ボタンをプッシュして炭酸ガスを注入するタイプで、炭酸ガスシリンダーはソーダストリーム製品共通の60リットルタイプ。1リットルボトルの他に、飲み切りサイズの500ccボトルとレモンフレーバーのシロップが付属されています。

  • 水専用
  • シリンダー式
  • 500ccあたり約18円のコスト(水の場合)

ソーダストリーム スピリット スターターキット

ソーダストリーム Spirit スターターキット

Spirit スターターキット

人気炭酸水メーカーのソーダストリームの中で一番人気なのが、コチラの「スピリット(Spirit)」です。同じソーダストリーム社の「ジェネシス v2」よりも値段は張りますが、その分使いやすくつくられており、使う機会が多い人ほどその便利さの恩恵を受けられるでしょう。

「ジェネシス v2」では本体にボトルをセットする際、ねじ込む必要があります。が、コチラは差し込み方式で着脱がスピーディです。また「Genesis v2」では、本体の上半分を持ち上げる必要があったシリンダー交換も、「スピリット」では後ろのフタを開けるだけでOK。使い勝手が向上しています。

  • 水専用
  • シリンダー式
  • 500ccあたり約18円のコスト(水の場合)

ソーダストリーム スピリット ワンタッチ スターターキット

ソーダストリーム Spirit OneTouchスターターキット

Spirit OneTouchスターターキット

人気の炭酸水メーカー「スピリット」を電動化したのが、コチラの製品です。3つのボタンで3段階の強さの炭酸水をつくれて、さらに追い炭酸も可能なので、微炭酸から強炭酸まで自分好みにつくれます。

差し込むだけでセットが完了するボトルや、後ろのフタを開ければ簡単に取り替えられるシリンダーは「スピリット」と共通。電源コードがあるので、設置場所は多少制限されます。ですが、使う機会の多い人にとっては手動式より魅力的かもしれません。

  • 水専用
  • シリンダー式
  • 500ccあたり約18円のコスト(水の場合)

ドリンクメイト マグナムスマート DRM1003 スターターセット

DrinkMate マグナムスマート スターターセット

マグナムスマート スターターセット
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¥11,520

人気のドリンクメイトの「マグナム」シリーズは、142リットルという大容量ガスシリンダーを使用しています。その魅力はランニングコストの安さ。500ccあたり約13円という低価格は業界最安クラスです。

ドリンクメイトの製品は、水以外の飲み物にも使えるものが大半ですが、この「マグナムスマート」は水専用にすることで低価格を実現しています。導入コストと1杯当たりのコスト、その両方にこだわる人におすすめです。

コチラはドリンクメイトの人気モデル「マグナムスマート」のスターターセット。予備用60Lガスシリンダー、専用Sボトル、 ステンレスタンプラーが標準セットとなっています。

  • 水専用
  • シリンダー式
  • 500ccあたり約13円のコスト(水の場合)

ドリンクメイト ベーシック DRM1002 スターターセット

ドリンクメイト DRM1002 ベーシック スターターセット

 DRM1002 ベーシック スターターセット

「ジュースやお酒自体を炭酸にしたい」と願っている人にとって、有力な選択肢となりそうな製品がコチラです。名前の通り、ドリンクメイトのベーシックモデルで、水だけでなくお茶やジュース、お酒にも炭酸ガスを注入できます。

ソーダストリームと同じ60リットル用のガスシリンダーを使用するので、ランニングコストはソーダストリームと同様となります。「せっかく炭酸水メーカーを買うなら水以外にも試してみたい」という人にぜひおすすめです。

コチラは、専用Sボトルとステンレスタンプラーが標準セットとなったスターターセットです。

  • 水以外の使用も可能
  • シリンダー式
  • 500ccあたり約18円のコスト(水の場合)

ドリンクメイト マグナムグランド DRM1005 スターターセット

ドリンクメイト マグナムグランド DRM1005 スターターセット

マグナムグランド DRM1005 スターターセット

お酒やジュースにも使用可能で、しかも、大容量シリンダーでランニングコストが安いというドリンクメイト製品の魅力を詰め込んだ製品が、この「マグナムグランド」です。

500ccあたり約13円なので炭酸水を大量買いしていた人にとっては、かなりのコストダウンとなるでしょう。また、142リットルまでつくれるので、家族みんなで使っても長持ちします。炭酸水メーカーをとことん楽しみ尽くしたい人におすすめです。

コチラは、予備用142リットルのガスシリンダーと専用Sボトル、ステンレスタンプラーが標準セットとなったスターターセットです。

  • 水以外の使用も可能
  • シリンダー式
  • 500ccあたり約13円のコスト(水の場合)

ソーダスパークル マルチスパークルII

SodaSparkle マルチスパークルII スターターキット

マルチスパークルII スターターキット

炭酸水メーカーを試してみたい人や、キャンプやアウトドアに持っていける手軽なタイプを試したい方には、「ソーダスパークル」のコチラのソーダメーカーがおすすめです。

使い方は簡単です。水を入れたボトルにチャージユニットを取り付けると、炭酸ガスが発生するので、5回ほどボトルを振って水と炭酸を混ぜるだけ。カートリッジ1本で1リットルの炭酸水がつくれ、ボトルは保存用としても使えます。

  • 水以外の使用も可能
  • カートリッジ式
  • 500ccあたり約37円のコスト(水の場合)

AARKE(アールケ) Carbonator 3

AARKE Carbonator 3

Carbonator 3

スウェーデン発のソーダサーバー「AARKE」は、北欧プロダクトらしいシンプルなデザインの美しさが魅力。シルバーやブラックの他に、カッパーやゴールドも選べるのが珍しい点です。

手動式ですが長くて力の入れやすいレバー式なので、強い力は必要ないでしょう。シリンダーはソーダストリームのものを使うので、海外メーカー製品ながらシリンダーの供給・回収に特別な心配が不要なのも魅力です。

  • 水専用
  • シリンダー式
  • 500ccあたり約18円のコスト(水の場合)

まとめ

炭酸水メーカーは現状、「ソーダストリーム」と「ドリンクメイト」の2強であり、あまり選択肢の幅がありません。ですが逆に言えば、「選ぶときに迷いづらい」ということでもあります。ここで紹介した製品は、どれもコストと性能のバランスが良い人気製品です。ぜひとも購入の参考にしてください。