私は音響のド素人ですが、最近ポータブルスピーカーを激しく物色していました。

と言うのも、わが家は部屋が狭いくせにテレビが60インチほどあるので、精一杯の距離を確保しホームシアターを視聴しているのですが、しがない古マンションのため音漏れクレームが怖く、音量に関しては“ギリギリでいつも聴いていたいから”状態でした。かと言って、イヤホンやヘッドホンは鼓膜へのダメージが大きいので避けたい。機密性の高い素敵マンションを借りられるほど、豊かではない自分の経済力を常に呪ってきたものです。もしもスピーカーだけを近づけることができたなら…もしもピアノが弾けたなら…アァアーアア…。

そこで家電量販店を巡ったのですが、ポータブルスピーカーの試聴ができる売り場が少ない! 店員さんは詳しく説明してくれるのですが、ド素人だけにスペックを説明されど説明されど比較できず、ぢっと手を見ていました。とは言え、いきなり買って失敗するのも怖い。こうしてずっと買い控えていました。

そんなとき「Sonos」さんから都内で開催する発表会へのお誘いが……。そこでお願いしたところ、1か月ほどお試しさせてもらえるとのこと。ご厚意に甘えることにしました。

よくホテル取材をしているので、近頃各所で客室に導入されている某「B〇S〇」のポータブルスピーカー の性能は知っていたのですが、このSonos Roamはなんだか少し違いました。

まず予想以上にコンパクト。168 × 62 × 60mmとペットボトルよりひと回りほど小さいので、いつものリュックのボトル入れにすっぽり。

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そしてなにより軽い。持った瞬間の「ズシっ」とした感じがなく、まさに「ポータブル」な430g。 

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さらに「Sonos」のポータブルスピーカー全般に言えることですが、防水力がすごい。お風呂タイムが俄然(がぜん)楽しくなりました。メーカーいわく、Sonos RoamにおいてはIP67規格準拠の防塵・防水設計で「水深1mで最大30分間の防水性を備えている」とのこと。優れた防水力ゆえ、こんな使い方をするも可能…だそう。ただし、浮かないので沈みゆくばかり。海に落としたら自己責任です。

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Sonos RoamはWiFiとBluetooth接続の両方に対応。エアプレイ(Apple AirPlay 2)も使えるので「ヘイsiri、KA-TUNの『Real Face』をかけて。おっと配信されてなかったね。じゃあ『Roar』をかけて」とお願いすることも可能です(2つあれば無線で左右2チャンネルで使用できるそう。2つ欲しい。。。)

さっそくテレビとつなげて、Netflixを鑑賞。つなげた瞬間の感動は、激しいモノでした。まさに“リアルを手に入れた”瞬間です。

そこで聴こえたのは、これまでわが家では聴いたことがなかった音。台詞の間の吐息が聞こえたのです。「フウ」とか「ハァ」といった会話中の息づかいは、吹き替えバージョンでは声優さんたちがマイク前で録音したものなのでわかりやすいのですが、オリジナル版をテレビで観るとどうしても台詞自体が聴き取りづらいことが多々ありました。が、その再現力たるや……。その他、音の「発見」は車のエンジン音、料理動画のかき混ぜ音なども顕著でした。 

本機に重量感はないですが、重低音もしっかり出ます。

しかも、出した音を拾って自動的に周囲の環境を判断。置かれた向きも判断し、ベストな音をつくってくれるとのこと。自分で自分の置かれた場所を認識して空気を読むなんて…大人でもできません。少なくとも私は、うまくできた試しがありません。

ということで購入決定。いま、買いに行きます。

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こんな個人体験記事を書いてみたところ、「Sonos」さんが私にではなく読者の皆さんにプレゼントを用意したいとのこと。新色3色(Sunset/ Olive/ Ocean)の「Sonos Roam」を手に入れたい人は、「エスクァイア 日本版」公式インスタグラムをチェックしてみてください。私のほうは、サンタさんにおねだりしようと思います。

※タダでもらうより確実にリアル(この商品)を手に入れたい! そんな殊勝な心がけの音響ラバーは下からどうぞ。

Sonos HP