プロレーサーは、身体的にも精神的にも大きな負荷がかかる仕事です。
インディカー・ドライバーのジョセフ・ニューガーデン氏（Josef Newgarden）のようなトップレーサーは、パワーステアリング無しのレースカーでトラックを周回しながら、レース中に数百回もの重大な意思決定を下す必要があります。そんな彼らに必要なのは、心身を同時に鍛えるトレーニングです。
ニューガーデン氏は、フィジカルとメンタルのトレーニングを組み合わせることで、レースの中に両面で最高のパフォーマンスを発揮できるよう常々準備しています。
プロのスポーツ選手なども通う「ピットフィット・トレーニング」会長のジム・レオ氏は、こういったトレーニングに詳しい人物です。レオ氏とニューガーデン氏の二人は、トップレーサーが本番に向けてパフォーマンスを整えるために、フィジカル面だけでなくメンタル面も同時に鍛えられるトレーニングドリルを行っています。
今回二人は、レオ氏が発案したトレーニングドリルのデモを披露してくれました。これは、脳と身体の両方に同時に負荷をかけられるものです。
このドリルでニューガーデン氏は、縄跳びをしながら、レオ氏が次々に挙げるインディカー・ドライバーの名前に対応するカーナンバーを答えているのです。心拍数が高い状況でもクリアな精神状態を保てるように鍛えるためだと言います。
「レースに向けて心身のパフォーマンスを整えるための素晴らしいトレーニングですが、これは誰もが日々の運動に取り入れることができます。トレーニングでは、身体を鍛えられるだけでなく、精神的な敏捷性を高めることもできるのです」とニューガーデン氏は話します。
もしあなたが次回、友達やジムで仲の良い人たちとトレーニングするときには、縄跳びなど様々な運動（ランニングやトレッドミル、エアロバイクなどのシンプルなものではない方がいいそうです）をするときに、簡単な算数の問題やちょっとした雑学クイズを出してもらうのはいかがでしょうか。
Source / Men's Health US
Translation / Esquire Digital
※この翻訳は抄訳です。
