SF映画の名監督ドゥニ・ヴィルヌーヴの最新作

フランク・ハーバートのSF大河小説『デューン』はこれまでに、デビッド・リンチ監督たちによって映画化されたことがあります。それは1984年のこと。当時の主役のポール・アトレイデスは、カイル・マクラクランが演じていました。それ以前には、1970年代にアレハンドロ・ホドロフスキー監督が大作映画として構想するも製作中止に(が、その製作過程を『ホドロフスキーのDUNE』として2013年に公開します)。そして前出のデビッド・リンチ監督のあとに2000年、プロデュサーのリチャード・P・ルビンスタインがテレビシリーズ『デューン/砂の惑星』を製作します。

つまり、このドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が製作する本作は、通算5度目の映像化作品となるわけです。そんな中、ヴィルヌーヴ監督もこれまでの制作サイド同様に、本作の主たる舞台とある砂の惑星「アラキス」の映像化には、悪戦苦闘したようです…。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督はこれまで、『ブレードランナー2049』や『メッセージ』など多くのSF映画を手がけてきました。「砂の惑星」に広がる大自然の中、主人公ポール(ティモシー・シャラメ)たちに迫りくる謎の生物サンドワーム、そして、それから逃げるために乗る戦闘機などなど、高い撮影技術と同時に映像処理技術が要求されることは言うまでもありません。そうして、(キャスト同様)製作サイドも目の前に立ちはだかるさまざまな困難を乗り越え、そして丁寧に仕上げた映像によって、われわれは未だかつてない“シネマ・エキスペリエンス”の中へ誘われるでしょう。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
映画『DUNE/デューン 砂の惑星』日本版本予告 2021年10月15日(金)全国公開
映画『DUNE/デューン 砂の惑星』日本版本予告 2021年10月15日(金)全国公開 thumnail
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物語のあらすじ

人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年、1つの惑星を1つの大領家が治める厳格な身分制度が敷かれる中、レト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)は通称「デューン」と呼ばれる砂漠の惑星アラキスの管理権を得ます。

アラキスは抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の生産地であるため、その既得権でアトレイデス家に莫大な利益をもたらすはずだったのです。が…、デューンに乗り込んだレト公爵を待っていたのは、メランジの採掘権を持つハルコンネン家と皇帝が結託した陰謀だったのです。

父レト(オスカー・アイザック)を理不尽に殺され、自身も母と共に命を狙われることになったポールは、“未来を視る”能力を覚醒させます。その覚醒に動揺を見せる母ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)ですが、どうやら何か…その秘密を知っているような様子でもあります…。

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主人公ポールを演じるのは、若手演技派俳優のティモシー・シャラメ。

命を狙われているポールとその母ジェシカは、ポールの武術師範ダンカン(ジェイソン・モモア)や仲間たちの協力のもと逃げ続けますが、対するハルコネン家についに捕えられてしまいます。果たしてポールとジェシカは、無事脱出することができるのでしょうか? そして彼らの前に現れる先住民族フレメンは、敵なのか?味方なのか?

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ポールの武術師範であり、良き理解者でもあるダンカン。演じるのはアクアマン役などでお馴染みのジェイソン・モモア。

本作の最大の魅力は
至高の映像と音響を体感可能な、
“究極のIMAX体験”

本作は“究極のIMAX体験”が可能な、「Filmed in Imax」に認定された世界初の作品です。これが何かと言えば、「製作者が創り上げた至高の映像と音響を、変換することなく劇場空間で再現できる」もの。

今までは、スクリーンで上映するために映像の“変換”が必要となり、その際にはどうしても“劣化”が生じていました。ですが「Filmed in Imax」には、“変換”自体がありません。つまり、つくり手が理想とする究極レベルまで高められた映像体験が可能になったというわけです。なのでぜひとも、なめらかな美しい映像、そして最高の音響による映画体験を満喫してください。その美しさを余すところなく味わえるのが、IMAXシアターというわけです。

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迫力満点の空中戦 & 地上戦

また本作を語る上で欠かせないのが、空中そして地上と、縦横無尽に展開されるアクションシーンです。空中戦ではトンボのカタチをした戦闘機の優美は飛行と離着陸シーンに目が留まるはずです。すると次は地上の砂漠にて、ド迫力でポールたちに迫りくる巨大生物サンドワームに圧倒されるはずです。

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砂漠から現れる巨大生物サンドワーム。人間のみならず、戦闘機をも飲み込むサイズとパワーを擁しています。

映像美と素晴らしい音響が詰まった本作を、ぜひIMAXスクリーンで鑑賞してください。本作鑑賞後にはきっと、「とんでもない映画体験だった」と呟きながら映画館を出ることでしょう…。

『DUNE/デューン 砂の惑星』
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ティモシー・シャラメ、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ゼンデイヤ、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデム他

2021 年/アメリカ/カラー/英語/155分
原題:Dune
配給:ワーナー・ブラザース映画
2021年10月15日(金)より全国公開
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公式サイト