[目次]

▼ ビーガンプロテインとは? ソイプロテインとの違いは?

▼ ビーガンプロテインのメリット・デメリット

▼ ビーガンプロテインには「豆類」「玄米」「麻の実」などの種類がある

▼ 購入時はタンパク質の含有量をチェック

▼ おすすめのビーガンプロテイン10選

▼ まとめ


日本語で「完全菜食主義」とも訳される「ヴィーガン(ビーガン)」。一般的にベジタリアンは肉や魚を食べませんが、ビーガンはそれに加えて卵や乳製品、はちみつなども口にしません。

現在、大豆(ソイ)やそら豆、えんどう豆の他、玄米や麻の実でつくられたものなど、さまざまな原料のプロテインが市販されており、選択肢は実に豊富です。

このページではビーガンや菜食主義の人でも手軽にプロテインを摂取できる、ビーガンプロテインを紹介します。効果やメリット・デメリット、ソイプロテインとの違いなども紹介するので、購入の参考にしてください。

ビーガンプロテインとは? ソイプロテインとの違いは?

 
Helen Camacaro//Getty Images

ビーガンプロテインは、動物性の食品を摂取しないビーガンの人でも摂取できる、植物由来の成分のみでつくられたプロテインです。

プロテイン=タンパク質は、皮膚や髪の毛、筋肉をつくるために欠かせない栄養素ですが、最もメジャーなホエイプロテインは牛乳由来のため、ビーガンの人は摂取できません。

そこで大豆やえんどう豆などの豆類、玄米や麻の実などを使用した、植物性の「ビーガンプロテイン」が多数登場しているのです。

なお、大豆を原料にしたソイプロテインも、動物性の混ぜ物がされていなければ、ビーガンプロテインの一種となります。

ビーガンプロテインのメリット・デメリット

 
FG Trade//Getty Images
メリット

ビーガンプロテインのメリットは、ビーガンを志向する人でも摂取できることです。また、ミルクおよびミルクプロテインを飲むと下痢をしてしまったりお腹が張ってしまう人、動物性食品の摂取を減らしたい人にとっても、ビーガンプロテインは助かる存在でしょう。また、ミルク由来の乳清プロティン…いわゆるホエイプロテインに比べると、人工甘味料や香料を使っている製品が少ないため、よりヘルシーなプロテインを探している人にも向いているとも言えるかもしれません。

デメリット

ビーガンプロテイン自体には特にデメリットはありませんが、製品として考えると、ホエイプロテインに及ばない点が見当たります。製品競争が激しいホエイプロテインは、まるでスムージーのように美味しい製品が増えました。その一方でビーガンプロテインは、フレーバーが少なく味が選べないことがほとんどです。解決策としてはソイプロテインを選ぶこと。最近ではソイプロテインの人気も高まっているので、フレーバーも数種類用意されるようになりました。

ビーガンプロテインには「豆類」「玄米」「麻の実」などの種類がある

 
Helen Camacaro//Getty Images

大豆を原料とした「ソイプロテイン」は、日本でもメジャーなプロテインです。豆類には他に、「そら豆」と「えんどう豆」を主な原料とするプロテインがあります。

玄米からつくられる「玄米プロテイン」は、日本人になじみ深い玄米でつくられていることもあり、飲みやすく感じる人が多いようです。含まれるアミノ酸のバランスも良好です。

最近注目され、製品数が増えてきたのが、麻の実からつくられる「ヘンププロテイン」です。日本人は米や豆類を大量に消費する食生活のため、それらと違う栄養素を…と考える人を中心に支持されています。

購入時はタンパク質の含有量をチェック

 
Miljan Živković//Getty Images


どんなプロテインを購入するときでも同じですが、タンパク質の含有率は必ず確認しましょう。タンパク質の含有量が50%程度と低めの製品の場合、同じ量のタンパク質を摂るためには大量のパウダーを消費し、たくさん飲む必要があります。

購入時はタンパク質の含有率を確認し、1袋に含まれているタンパク質量を出した上でコスト計算すると、お得で続けやすいプロテインが見つけられます。

おすすめのビーガンプロテイン10選


Myprotein(マイプロテイン) ソイプロテイン アイソレート(チョコレート)

ソイプロテイン アイソレート(チョコレート)

Myprotein(マイプロテイン) ソイプロテイン アイソレート(チョコレート)

¥3,150
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最も有名なプロテインメーカーの一つ、イギリス発の「マイプロテイン」はビーガンプロテインに力を入れています。ソイプロテインは定番商品の一つで、特にこのチョコレートフレーバーはおいしく飲みやすいと好評です。

1kgの大容量で2000円台という価格は、ビーガンプロテインとしては最安級。長く続ける人にとっては助かる商品と言えるでしょう。

  • 内容量:1kg
  • タンパク質含有率:約81%

GRON(グロン) ソイプロテイン グリーンモンスター

ソイプロテイン グリーンモンスター

GRON(グロン) ソイプロテイン グリーンモンスター

¥4,320

植物性プロテインブランド「GRON」は、2017年にスタートした新進気鋭のブランドです。この「グリーンモンスター」は日本国内で製造したソイプロテインに、日本産のよもぎや熊笹を加えてつくられています。

食品添加物や白砂糖、人工甘味料などは不使用で、飲みやすく味を整えるために米麹甘酒を使用している点もユニークです。コチラは手軽に使える個包装タイプですが、長く続ける人のために1kgの大容量パックも用意されています。

  • 内容量:20g × 12袋
  • タンパク質含有率:約57%

GRON(グロン) ピープロテイン クリオロベリーズ

ピープロテイン クリオロベリーズ

GRON(グロン) ピープロテイン クリオロベリーズ

¥4,100

ベルギー産のピープロテインをベースに、カカオやカシス、マキベリーなどのスーパーフードを配合しています。特にカカオは、希少なアマゾン産の「クリオロ種」を使用。高い栄養価が期待できます。

その分、タンパク質含有量は61%とやや低め。1包装20gで、12.2gのタンパク質を摂取できます。これだけでタンパク質をたっぷり摂取するというより、「バランスの良い食事をした上でいろいろな栄養素をバランスよく摂りたい」といった使い人に向いています。

  • 内容量:240g
  • タンパク質含有率:約61%

HEMPS 有機 ヘンププロテイン

有機 ヘンププロテイン

HEMPS 有機 ヘンププロテイン

¥1,188

有機JAS認定を受けている、100%オーガニックのヘンププロテインです。製造時に化学的な処理をせず、無精製・無添加で仕上げているため、原料まで注目して商品を選ぶ人にもおすすめできます。

ヘンププロテインはタンパク質含有率が低く、この商品も50%程度しかありません。その一方で、クセのない味わいが自慢です。きな粉の代わりにお餅といっしょに食べたり、豆乳やアーモンドミルクに混ぜても合うため、水に混ぜて飲む以外の使い方ができます。

  • 内容量:140g
  • タンパク質含有率:約50%

タマチャンショップ タンパクオトメ 300g やさいプロテイン100

タンパクオトメ 300g やさいプロテイン100

タマチャンショップ タンパクオトメ 300g やさいプロテイン100

¥3,218

大豆とえんどう豆のプロテインをベースに、アーモンド、ポテト、ブロッコリー、パンプキンシード、そしてモリンガの7種類の野菜でつくった100%植物性のプロテインです。タンパク質含有率は87%と高く、他のプロテインからの置き換えにもおすすめできます。

野菜中心の食事をしている人はもちろん、普段、野菜の摂取が足りていない人の栄養補給にも適しています。トレーニーに愛される栄養豊富なブロッコリーや腹持ちをよくするじゃがいもが入っているため、ダイエットのための運動時にもぴったりです。

  • 内容量:300g
  • タンパク質含有率:約87%

マルサン Vegan Protein(ヴィーガンプロテイン)

Vegan Protein(ヴィーガンプロテイン)

マルサン Vegan Protein(ヴィーガンプロテイン)

Now 20% Off
¥2,991

シェイカーで混ぜるのが面倒だったり、オフィスで手軽に摂れるビーガンプロテインを探している人におすすめしたいのがこちらの商品。大豆とえんどう豆のプロテインをベースにした、ストローを刺してすぐに飲めるプロテインドリンクです。

味つけは、低GI食品として注目されている有機ブルーアガベシロップと、ココアパウダーを使っています。自然な甘さのカカオソイラテ味で飲みやすいと好評です。1本120円弱と、コンビニで買えるプロテインドリンクよりリーズナブルです。

  • 内容量:200ml
  • 1パックのタンパク質含有量:12g

【編集長のおすすめ!】

anoma プロテイン 15g×6トライアルセット | お試しセット

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¥1,680

ヨーロッパ産のえんどう豆からつくられたピープロテインをメインに、玄米プロテインをブレンドしています。フレーバーが豊富で飲みやすさも魅力ですが、どのフレーバーも人工甘味料を使わずに作られていることも特徴です。

タンパク質含有率は、ホエイプロテインと比べると低めの67%ですが、持久力向上や疲労軽減、成長ホルモンの分泌に効果があるとされる「アルギニン」を3倍程度含むとされています。

さらに、体脂肪を素早く燃やす効果があるとされるMCTオイルも配合しており、しっかりトレーニングしたい人、減量したい人にもおすすめできます。

内容量:15g × 6袋

タンパク質含有率:約67%


アースコンシャス オーガニック ヘンププロテイン

オーガニック ヘンププロテイン

アースコンシャス オーガニック ヘンププロテイン

¥3,680

カナダで有機栽培された麻の実からつくられたヘンププロテインです。無添加、無農薬に徹底してこだわり、農林水産省が定める品質基準・表示基準に合格していることを示す、有機JAS認証も取得しています。

タンパク質含有率は約50%で、ヘンププロテインとしては標準的。甘味料を使っていないので、好みのジュースやスムージーなどに混ぜてもおいしくいただけます。着色料や保存料も使っていないので、特に健康志向の人におすすめです。

内容量:500g

タンパク質含有率:約50%


自然健康社 玄米プロテイン

玄米プロテイン

自然健康社 玄米プロテイン

¥5,616

玄米からつくられたプロテインです。遺伝子組換えでない、アメリカまたはカナダ産の玄米を原料に使い、保存料・着色料・人工甘味料などの混ぜものは一切されていません。

豆乳やジュースなどに溶かして飲んでもよいですし、納豆や味噌汁に入れて飲む方法もあります。また、ホットケーキや蒸しパンなどに混ぜる方法もおすすめです。さまざまな楽しみ方ができるので、ドロッとしたプロテインを飲むことが苦手な人にもおすすめできます。

内容量:1kg

タンパク質含有率:約80.3%


自然健康社 そら豆プロテイン

そら豆プロテイン

自然健康社 そら豆プロテイン

Now 13% Off
¥5,832

カナダ産のNon-GMO(非遺伝子組換え)のそら豆だけを使ってつくられたプロテインです。そら豆プロテインは、ファバプロテインとも呼ばれ、少しずつ製品数が増えています。

青汁や豆乳、アーモンドミルクに溶かしたり、スープに溶かしてもおいしく飲めます。また、パンやクッキー、パンケーキを作る際に一緒に混ぜて焼く方法もあり、いろいろな楽しみ方ができるでしょう。

高齢者の方向けの介護食としても利用でき、さらに動物も食べられることも特徴のひとつ。誰でも利用できるオールマイティなプロテインといえるでしょう。

内容量:1kg

タンパク質含有率:約86%


まとめ

ビーガンプロテインは必ずしもビーガンや菜食主義者のためだけのものではなく、ミルクプロテインが体質に合わない人の代替手段にもなりえます。また、無添加やオーガニックの商品が多く、長く続ける上で大切な健康への配慮がしやすいことも良いところです。

ここで紹介したビーガンプロテインはどれも評判が良い商品です。気になった商品があればぜひ、日々のトレーニング後のタンパク質補給や健康維持の一環として取り入れてみてください。