[目次]
不安定に振動するプレートの上に乗り、バランスをとろうとすることでインナーマッスルが刺激され、手軽に運動ができると注目を集めている「振動マシン」。特にドクターエアやMYTREX(マイトレックス)、AORTDなどの商品が人気を集めていますが、いざ購入するとなると、何を決め手にすればよいか悩んでしまう人もいるかもしれません。
そこでこのページでは、振動マシンの選び方を詳しく解説します。ぜひ、最後までお付き合いください。
振動マシンとは。
振動マシンにダイエット効果はある?
振動マシンに対してダイエット効果を期待する人もいるでしょう。確かに、振動マシンのブルブルした震えによって一時的に血行が促進され、身体を動かしやすいと感じることもあるようです。しかし、振動マシンに乗っている“だけ”では、痩せることは難しいと言わざるを得ません。
そもそもダイエットを成功させるためには、消費カロリーと摂取カロリーを知ったうえで食事制限をしたり、筋トレを行い基礎代謝を高めたり、有酸素運動を行い脂肪の燃焼を促したりすることが大切とされています。これが、「振動マシンに乗っている“だけ”では痩せられない」と言われる理由なのです。
しかし、せっかく振動マシンを購入するなら、やっぱりダイエット効果を狙いたいものですよね。そんなときは、振動マシンに乗りながら筋トレや有酸素運動を行ってみましょう。具体的にはスクワットと足踏みを交互に行ったり、プランクと足踏みを交互に行ったりします。
忘れてはならないのはスクワットやプランクという筋トレと、足踏みという有酸素運動を繰り返すことです。これにより消費カロリーが増え、脂肪が効率的に燃焼されるということ。振動マシンに対してダイエット効果を期待する人は、無理のない範囲でチャレンジしてみてくださいね。
振動マシンの選び方
ただ「振動」といっても、上下に震えたり上下左右に震えたりと、そのバリエーションはさまざまです。振動マシンに対して「どんな効果を求めるか?」を一つの目安にし、振動のタイプを選択しましょう。
◇上下に振動する2Dタイプ
シンプルに「上下」に振動する2Dタイプは、どちらかというとバランス感覚に自信がない人にGood。普段あまり運動しない人にとっても使いやすいはずです。また、初めて振動マシンを使用する人にもおすすめと言えます。
◇上下左右に振動する3Dタイプ
一方「上下」だけでなく「左右」にも振動する3Dタイプは、2Dタイプより激しく動くぶん、体幹トレーニングにつながるといわれています。姿勢を保つ体幹が鍛えられることで、スタイルアップもかなうかもしれません。比較的、強度の高い運動をしたい人にイチオシでしょう。
振動マシンに搭載されている「振動調節段階数」とは一般的に、振動の強度をどれくらい調節できるか? を示すもの。この段階数が多いほど、自分のレベルに適したエクササイズが可能となるでしょう。特に運動初心者にとっては、振動調節段階数が多いほうが使いやすいはず。振動マシンを選ぶときは、振動調節段階数も確認しましょう。
振動マシンのプレートの幅は60cm以上がベスト。これくらいあれば振動マシンに乗りながらスクワットをしたり、プランクをしたり、ストレッチをしたりしやすいと言われています。さらに、プレートの形状がU字型になっていると踏ん張りやすくなり、安定感バッチリ! したがって、振動マシンを選ぶときは「幅60cm以上・U字型」も一つの目安にしてください。
振動マシンの操作は、足元にあるパネルもしくはリモコンから行うのが一般的。ですがバランス感覚に自信がない人や、初めて振動マシンを使用する人にはリモコン操作をおすすめします。
なぜなら、パネルから操作する場合は操作するたびに体勢を変えなければならず、バランスを崩すおそれがあるからです。このようにリモコンの有無は使い勝手のよさを大きく左右するため、よく確認しておいてくださいね。
なお、振動マシンに乗りながらスクワットをしたり、プランクをしたりするだけでは物足りない運動上級者は、トレーニングチューブの有無をチェックしましょう。トレーニングチューブが付属していれば、より体幹に負荷をかけることが可能となります。
駆動音の大きさも確認しましょう。特に集合住宅にお住まいの人は、近隣の人への影響を考慮し、駆動音がなるべく小さいモデルを選ぶことをおすすめします。さらに心配な場合は、振動マシンの下に防音マットを敷くのもよいかもしれません。
また、ほとんどの振動マシンには体重制限が設けられています。せっかく振動マシンを購入したにも関わらず、体重制限のせいで使用できなかった…なんて事態に陥らないよう、体重制限もチェックしましょう。
振動マシンのおすすめ7選
トータルボディケアブランド「ドクターエア」とパーソナルジム「ライザップ」が共同開発した振動マシン。上下振動に前後傾斜の動きをプラスし、下半身を集中的にトレーニングできると謳(うた)っています。ポーズを変えたり、付属のエクササイズバンドを活用すれば上半身を鍛えることも可能ということ。さまざまな年齢、レベルの人におすすめの一台といえそうです。
- サイズ:幅76 × 奥行き54.5 × 高さ21cm
- 振動タイプ:3D
- 振動調節段階数:10段階
- リモコン:あり
- トレーニングチューブ:あり
- 耐荷重:120kg
こちらは独自の「EMSプログラム」を搭載した振動マシンになります。EMS(Electrical muscle stimulation)とは、微量の電気によって筋肉を刺激し、まるでトレーニングをしたような効果が得られると言われているもの。一般的な振動マシンより高いパフォーマンスが期待できるそうで、比較的しっかり運動したい人に適しているでしょう。
- サイズ:幅約65 × 奥行き41.8 × 高さ13.2cm
- 振動タイプ:—
- 振動調節段階数:99段階
- リモコン:あり
- トレーニングチューブ:あり
- 耐荷重:120kg
1分間に1000回振動し、10分間乗るだけで腹筋150回に匹敵する運動量を消費できると謳う振動マシンです。5つのワークアウトプログラムを搭載し、テレビを観ながらトレーニングすることも。床に振動が伝わりにくい設計になっており、静音性もバッチリといえそうです。場所や時間を気にせず使用できるモデルをお探しの人は、こちらも候補に入れてみてください。
- サイズ:幅53 × 奥行き32 × 高さ12.5cm
- 振動タイプ:—
- 振動調節段階数:30段階
- リモコン:—
- トレーニングチューブ:あり
- 耐荷重:—
上下振動・マイクロ振動(超微振動)・ダブル振動(上下振動とマイクロ振動)モードを搭載しており、目的別にトレーニングを行えるところが魅力的。付属のゴムバンドを使って、腕まわりのシェイプアップをすることも可能です。それでいて比較的リーズナブルなので、まずは試してみたい人にイチオシといえるかもしれません。
- サイズ:幅約75 × 奥行き45.8 × 高さ14.8cm
- 振動タイプ:3D
- 振動調節段階数:30段階
- リモコン:あり
- トレーニングチューブ:あり
- 耐荷重:約100kg
こちらはイギリス生まれのハイクオリティなフィットネスブランド「ボディスカルプチャー」の振動マシンになります。特筆すべきは、取り外し可能な椅子が付いている点。立ち・座りなどのさまざまな使い方ができます。まるで足のマッサージ機のように使うことも…。仕事後や運動後のリフレッシュにもおすすめです。
- サイズ:幅58 × 奥行き35 × 高さ32cm
- 振動タイプ:—
- 振動調節段階数:30段階
- リモコン:あり
- トレーニングチューブ:—
- 耐荷重:100kg
上下、左右の振動に細かい振動(バイブレーション)をプラスし、背中や下半身の筋肉、インナーマッスルなどを刺激できるといいます。また振動のバリエーションが多彩なぶん、バランス感覚が強化され、転倒防止にも役立つでしょう。ちなみに、操作は腕時計型のコントローラーから楽に行えます。バランスを崩す心配も少なく、初心者でも安心して使えそうですね。
- サイズ:幅80 × 奥行き45 × 高さ15.5cm
- 振動タイプ:4D
- 振動調節段階数:16段階
- リモコン:あり(腕時計型コントローラー)
- トレーニングチューブ:あり
- 耐荷重:90kg
「パワープレートムーブ」は、振動トレーニングマシンの中でも特に高品質で先進的なモデルとして注目されています。この高性能マシンをおすすめする理由は、その独特の機能的特徴と、他の振動マシンと比較して際立つ多くの利点にあります。
特許を取得したPrecisionWave™技術を採用しているところに、まず注目を。この技術により、安定した振動を全身に効率的に伝達することが可能となり、これが筋肉のトニック振動反応(TVR)を最大限に引き出すと言います。この結果、筋力の向上、柔軟性の増加、血流促進、そして骨密度の改善など、幅広いフィットネス効果を短時間で実現することを目指しています。
高価ですが、このパワープレートムーブには利用者のニーズに合わせて振動の周波数、振幅、および時間を細かく調整できる機能が備わっていることで、個別のニーズに合わせた最適なトレーニング経験を提供してくれるでしょう。
- サイズ:幅77 × 奥行き61 × 高さ23cm(プラットフォームサイズ 77 × 57.6 cm)
- 振動タイプ:3次元ハーモニック振動®
- 振動調節段階数:周波数6段階
- リモコン:あり
- トレーニングチューブ:-
- エクササイズマット:あり
- 耐荷重:136kg
振動マシンを使用する際の
注意点
振動マシンを使用する際は、取扱説明書に書いてある使用方法を順守しましょう。振動マシンを正しく使わなければ、思いがけない事故が起こるおそれがあるからです。
実際、消費生活に関わる東京都の情報サイト「東京くらしWEB」に寄せられた事故事例のなかには「振動で気分が悪くなった」と訴えた人も…。
もし使用中にめまいや吐き気を感じたり、痛みなどがあらわれた場合は直ちに使用を中止し、体調不良が続くときは、医師に相談しましょう。(出典:東京くらしWEB「振動して鍛えるフィットネス器具での事故に注意!)
まとめ
振動マシンを選ぶときは、振動のタイプや振動調節段階数、付属品の有無などに着目することがポイントとなります。このページでご紹介したおすすめ商品も参考にしつつ、自分にぴったりな一台を見つけてみてくださいね。