禁酒して6カ月、あるボディビルダーの身体に起きた変化と筋トレ効果

　フィットネス系インフルエンサーとして知られるマイク・サーストンさんですがこの6カ月の間、禁酒を続けてきました。それは彼自身、ジムでのパフォーマンスや筋力トレーニングの成果、および日々の体調などの健康面から生活の質などが、禁酒によってどのような効果を及ぼすのかに興味が湧いたからだったのです。

　最近、YouTubeの自身のチャンネルにアップした動画の中で彼は、「禁酒のメリット」について、さらに「禁酒がいかに大変なチャレンジであったか」、特に「社交生活における困難」に焦点を当てて語っています。

　まず禁酒の開始当初から、すぐに表れたポジティブな効果としては…、それは当然のことながら「二日酔いがなくなった」ことでしょう。

　「朝の爽快な目覚め、これに勝るものはありません」と、サーストンさんは笑います。「私の場合、前夜のわずか2～3杯の酒が、翌朝に影響してしまうのです…。二日酔いになるとついジャンクフードなどの食べ物に手が伸びてしまったり、睡眠の質も悪いため疲れは取れず、不機嫌になったり、また落ち込んだりと、生産性も社交性も低下してしまうのです」とのこと。

　お酒を断ったことで、「頭がクリアな状態でジム通いができるようになりました」と、サーストンさんはよろこびを隠しません。

　「たった一度の鯨飲が、どれほどの体力の低下を招くことになるのか。ハードなトレーニングについて行くことができず、不調にあらがうことは困難で、お酒を飲む前日には確かに挙げられていたウエイトがさっぱり挙がらなくなってしまうのです…。ですが禁酒してからは、ジムでのパフォーマンスも上がり筋力もアップ。その他、あらゆる面で力強さが増しました」とも言います。

　一体何が過去の自分を飲酒へと導いていたのか、この6カ月に及ぶ挑戦を終えて、分かったことは少なくないとサーストンさんは語ります。

　「今はもう、お酒の誘惑はほとんど気にならなくなりました…例えばナイトクラブ通いなどを控えるようになって、飲み友だちとも適度な距離が生まれました。『酒にすぐ手の届く環境や状況が、飲酒を誘発していたのだ』と気づいたのです。お酒が身近にある状況では、『じゃあ一杯』となってしまうのが自然であり必然です。しかし今回、人生で初めて禁酒に挑戦する中で、どこで誰と一緒にいても絶対に酒に手をのばさないというのが、実に困難なことであると知りました」。

　「以前は夜遊びに出かければ、当たり前のように酒を飲んでいたのですから…。しかし時が経つにつれ、そのような状況においても飲酒の誘惑が気にならなくなっていったのです」。

　「禁酒を続けるうちに、アルコールへの欲求そのものが消えていきました。今では友人とバーに行っても、飲みたいと思わなくなりました。『一緒になって飲まなければ』というプレッシャーも、もうありませんし」と、サーストンさんは続けます。

　「私の生き方の指針は、節度とバランスを常に保つということです。人生から何かを、完全に排除すべきだとは思いません。そんなわけで私は今後、一滴も飲まない生活を送ろうなどとは考えていません。例えば、祝い事などある特別なときには、適度な飲酒を楽しむことも出てくるでしょう。ただ今後は、もう鯨飲することも暴飲暴食をする生活に戻ることもないだろうと思っています」。

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Source / Men’s Health US
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。