世界中で多くの人々から愛されているファストフード店の代表格と言えるのが、マクドナルドです。そんなアメリカ発祥のマクドナルドが日本国内1号店をオープンして、早くも49年もの年月が経ちました。創業者は実業家である藤田 田氏(1926生~2004年没)であり、アメリカ・マクドナルド社とのライセンス契約を締結して1971年(昭和46年)5月1日に日本マクドナルドを設立しました。

 そして同年7月20日に、マクドナルド国内1号店がオープン。2018年の調べによれば、日本国内のマクドナルドは約2900店舗にのぼり、47都道府県すべてに出店しているとのこと。こうしてハンバーガーにマックフライ、チキンマックナゲットなど多くの主力商品を扱うマクドナルドは、ハンバーガー店の代名詞的存在となり日本人に愛され続けているのです…。

 しかしながら、毎年7月20日が「ハンバーガーの日」であることをご存知だった方は、おそらく少ないことでしょう。この日は一般社団法人 日本記念日協会によって、1996年に制定されています。ちなみにこの年は、マクドナルド国内開店25周年の年でもありました。

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 マクドナルド国内1号店がオープンしたのが49年前(1971年)であることは、前述でお伝えいたしましたが、その1号店はどこにオープンしたのかはご存知ないかもしれません。それは、東京・銀座の百貨店である銀座三越内でした。

 オープン初日には、(それがバンドワゴン効果を狙ったマーケティングであったかどうかは、定かではありませんが…)1万人以上の人々が入店。1日で、100万円以上の売り上げを記録しました。当時の価格は、ハンバーガー80円、チーズバーガー100円、ビッグマック200円、マックフライ70円でした。

 現在の価格は…ハンバーガー110円、チーズバーガー140円、ビッグマック390円、マックフライMサイズ280円と比べて、皆さんはどう思いますか? かつてハンバーガーが平日キャンペーンと称して、半額の65円だった時代(2000年~2001年)もありました。最低価格としては2002年に、59円を記録しています…。

 約50年前とは物価や消費税など、さらには人の価値観も多様化されているため、「昔のほうが良かったか? 今のほうが良かったのか?」は容易くコメントできることではありません。ですが、マクドナルド1号店の登場は、日本人のハンバーガーに対する価値観に対し、多大な影響を与えたことは確かと言えるでしょう。

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多くのマクドナルドユーザーに愛され続けられている、ハンバーガーとマックフライ。

 近年では、1個1000円以上するこだわりのグルメバーガーチェーンも日本に上陸するなど、肉質にこだわったお店が増加中。ハンバーガー業界も活気づいていることは間違いありません。ハンバーガーをディナーとして食べるのか、ランチまたはおやつで食べるのかによってお店選びも多様化しているようです。

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 少し小腹が空いたときや、カフェ感覚で入店することも多いと思われるマクドナルドですが、多様化する私たちのライフスタイルに柔軟に対応可能であることは、今後も引き続き多くの人々に愛され続けられることでしょう。