記事に移動

コービー・ブライアント、そのキャリアは彗星のように【今は亡きNBAスーパースターを振り返る】

2020年1月27日、1つの輝かしい伝説が終わりを迎えました。コービー・ブライアント氏のご冥福をお祈りし、米国バスケットボールNBAの最高傑作の1人の輝かしいキャリアを振り返りましょう。

By
コービー・ブライアント氏
Getty Images

 2020年1月27日、信じたくない悲報が飛び込んできました。

 アメリカプロバスケットボール・NBAロサンゼルス・レイカーズで活躍し、2016年に引退したスーパースター、コービー・ブライアント氏らが乗ったヘリコプターが1月27日午前3時(アメリカ現地時間26日午前10時)ごろ、自宅のあるカリフォルニア州ロサンゼルス近郊の山に墜落。乗客乗員9人全員が死亡という、痛ましい事故となりました。

 現在のところ原因は不明ですが、複数のアメリカメディアは「現場周辺は霧が立ち込めていて、視界が悪かった」、という地元住民の声を伝えています。ブライアント氏は現役時代からヘリコプターを移動手段として活用していたとのことで、この日はロサンゼルス近郊のオレンジカウンティにある空港を、現地時間午前9時ごろに離陸していたとのことです。

 1978年、ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のブライアント氏は2015~16シーズンを最後に、引退するまでロサンゼルス・レイカーズを5度のNBAチャンピオンへと導く原動力となりました。個人としても、NBAファイナル最優秀選手賞を2度受賞し、通算得点は3万3643点と歴代4位。そしてつい先日…2020年1月25日に、同じレイカーズで活躍するレブロン・ジェームズ選手が通算得点でブライアント氏を抜き、話題になったばかりでした…。

 ここでブライアント氏のご冥福をお祈りし、NBA史上最高の名選手の1人である彼の輝かしいキャリアを振り返ってみましょう。

18歳、ドラフト13位でロサンゼルス・レイカーズに入団

ティーンエイジャーのブライアント氏 
Ken Hively//Getty Images

 コービー・ブライアント氏は、アメリカ東部のペンシルベニア州フィラデルフィア出身。1996年にローワー・メリオン高校からカレッジバスケを経由することなく、NBAプレイヤーの門をたたきました。

若手時代からメディアの注目の的に

21歳のブライアント氏
Getty Images

 1999年、当時21歳のころのコービー・ブライアント氏。雑誌撮影時の1コマです。

マイケル・ジョーダンとも対戦

マイケル・ジョーダンと並び合うコービー・ブライアント氏
Getty Images

 フリースローの間に談笑する、コービー・ブライアント氏と当時シカゴ・ブルズの英雄マイケル・ジョーダン氏。これは1997年12月17日に、シカゴで行われたロサンゼルス・レイカーズとシカゴ・ブルズの1戦の様子。

 この試合、ブライアント氏はチームハイとなる33ポイントを獲得し、マイケル・ジョーダンもチームハイとなる36ポイントを獲得。ファイナルスコアは、シカゴ・ブルズがロサンゼルス・レイカーズを104対83で破っています。

ADの後に記事が続きます
これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
【NBA】ジョーダンVSコービー!神に挑む若きコービー!【1on1】Michael Jordan vs Kobe Bryant【Challenge】
【NBA】ジョーダンVSコービー!神に挑む若きコービー!【1on1】Michael Jordan vs Kobe Bryant【Challenge】 thumnail
Watch onWatch on YouTube

2000年、自身初のNBAチャンピオンに!

盟友シャキール・オニール氏と並ぶコービー・ブライアント氏 
Getty Images

 2000年6月19日、インディアナ・ペイサーズを116対111で退け、NBAチャンピオンシップで見事優勝を飾りました。優勝トロフィーのラリー・オブライアン・トロフィーを抱えるブライアント氏。右隣はファイナルMVPを獲得した、チームメイトのシャキール・オニール氏。

2002年、NBA3連覇を達成

NBA3連覇を飾ったコービー・ブライアント氏
Getty Images

 2002年6月12日、ニュージャージー・ネッツとのNBAファイナル第4戦。113対107でネッツを破り、NBA3連覇を達成しました。

ADの後に記事が続きます

7年のときを経て、再び王座に返り咲き

2009年に優勝を果たしたロサンゼルス・レイカーズ
Getty Images

 2009年6月14日、フロリダ州オーランドで開催されたNBAファイナルの第5戦。ロサンゼルス・レイカーズは、オーランド・マジックを99対86で破り、2002年以来となる15回目のタイトルを獲得しています。

2010年シーズン、NBA2連覇を達成

2連覇を達成したコービー・ブライアント氏
Getty Images

 2010年6月17日、ロサンゼルスのステープルズセンター行われた2010年NBAファイナルの第7ゲーム。ロサンゼルス・レイカーズが、ボストン・セルティックスを破った直後のブライアント氏。当時の背番号は24番でした。

2017年は2つの背番号が永久欠番に

永久欠番となったコービー・ブライアント氏の背番号
Harry How//Getty Images

 コービー・ブライアント氏が現役時代に着用していた8番と24番の背番号は、ともにロサンゼルス・レイカーズの永久欠番となりました。写真は2017年12月18日、対ゴールデンステイト・ウォリアーズ戦のハーフタイムに行われた記念式典の様子です。

 「イタリアで育った少年時代、自分のユニホームがロサンゼルス・レイカーズで飾られる日を夢見ていました。ですが、2つの背番号が永久欠番になるとは想像すらできませんでした」と話しました。

ADの後に記事が続きます

2018年3月、オスカーを獲得

引退後、短編アニメでオスカーを獲得したコービー・ブライアント氏
Getty Images

 2016年に現役を引退した後、2017年に短編フィルム「Dear Basketball」を製作。これは自身が米国のスポーツウェブメディア「The Players’ Tribune」に引退時に寄せたポエムをベースとした短編アニメーションであり、映画では製作総指揮や脚本、ナレーターを担当しています。

 作品は見事、第90回アカデミー賞で短編アニメーション賞を獲得。右隣は監督のグレン・キーン氏です。

最後に、キャリア史上最高のプレイ10選もご覧ください

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Kobe Bryant's Top 10 Plays of his Career
Kobe Bryant's Top 10 Plays of his Career thumnail
Watch onWatch on YouTube
Text, Font, Line, Logo, Brand,

【インタビュー】マジック・ジョンソン、「成功の秘訣は決して満足しないこと

NBA公式バスケットボールについて知っておきたい9つのこと



From Esquire US 
Translation / Esquire JP
※この翻訳は抄訳です。

アスリート

ran takahashi japanese volleyball player for dior sauvage
Promotion Promotion

髙橋藍 バレーボール期待の星から漂う香りの正体【ディオール ソヴァージュ Presents】

松田力也 ラグビー日本代表

松田力也、自分らしい男の香りの漂わせ方。ラグビーワールドカップでも活躍

松田力也 ラグビー日本代表 rikiya matsuda fashion

松田力也・ラグビー日本代表 デニムをまとい、語る「日本ラグビーの力」

阿部一二三 詩 hifumi abe uta

阿部一二三・詩。柔道界を背負う金メダリスト兄妹のヴィジョン

ADの後に記事が続きます
ADの後に記事が続きます