king seikoを着けた窪塚洋介
Hiroshi Kutomi(No.2)
腕時計「SDKS025」 25万3000円公式サイト(キングセイコー/セイコーウオッチお客様相談室 TEL 0120-061-012)
シャツ3万9600(ニードルズ/ネペンテス TEL 03-3400-7227)、その他本人私物

なぜ、俳優を続けるのでしょうか? その問いに、「全ての瞬間が楽しいから」と窪塚さんは答えます。レゲエDeeJayとしての一面も持つ窪塚さんがキングセイコーの新作を手にして語る、過ぎ去った時間から得た人生を楽しく過ごすための考え方とは。

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【Q1】
好きな時間はいつですか?

「いつだって楽しめる。
 ただ、優先順位は変わった」

最近ゴルフにハマっているという窪塚さん。シンプルな動作なようで、なかなか思ったとおりには運ばない難しさに、時間を忘れて夢中になっているとか。そんな充実感を、脚本を読む時間にも感じているそうです。

「特に初めて、脚本に目を通す時間が好きです。新しいものに触れるファーストインプレッションならではの高揚感が、たまらないですね。でも、役者として一番楽しい時間は、やっぱり現場でつくり上げていくとき。頭の中で描いていた役と世界観が、どんどん具現化されていくのを見るのはとても楽しいです。

いや待てよ…その後に編集されて仕上がったものを観るのもすごく楽しいからなぁ…。結局、役者として携わっている時間は全部楽しいですね(笑)

でも、家族ができてからは、時間の使い方の優先順位が変わりました。基本的に仕事が好きなのですが、仕事が楽しめているのも家族がいればこそ。作品によっては孤独な世界で没頭しなければいけないときもありますが、今では家族がいる空間の中でも脚本を読めるようになりました」

役者として費やしてきた多くの時間。環境の変化が、その時間をより充実したものに変えたのかもしれません。そんな中、腕時計が役づくりのツールとして役立っているそうです。

「ケースバイケースですが、役に馴染むまでの時間は比較的かかるほうだと思います。役によっては直感的にハマることもあるのですが、距離が遠いときは例えばファッションといったビジュアルから寄せていくなど、さまざまな角度でアプローチします。それこそ、役の人物が着ける腕時計を想像したりもしますよ」

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腕時計「SDKS023」(キングセイコー専⽤レザーストラップに付け替え) 25万3000円公式サイト(キングセイコー/セイコーウオッチお客様相談室 TEL 0120-061-012)
フーディ7万7000円、パンツ8万5800円(2点共ビズビム/visvim TEL 03-5468-5424)、ハンチングキャップ1万5400円(ニードルズ/ネペンテス TEL 03-3400-7227)
窪塚洋介

1979年5月7日、神奈川県生まれ。1995年にドラマ『金田一少年の事件簿』でデビュー。2000年に出演したドラマ『池袋ウエストゲートパーク』で一躍人気俳優に。映画では2001年公開の『GO』で第25回日本アカデミー賞の新人賞、史上最年少で最優秀主演男優賞を受賞。その他、映画『凶気の桜』『ピンポン』などに出演し、その独特な世界観を備えた演技で、高い評価を得る。2004年には自宅ベランダから落下し重傷を負うが、復帰後は俳優としてだけでなく「卍LINE(マンジライン)」の名でレゲエDeeJayとしても活動。2023年9月1日(金)から公開された、齊藤工監督の映画『スイート・マイホーム』に出演する。

【Q2】
窪塚さんにとって
腕時計はどんな存在ですか?

「限られた時間の中で
 無限の旅をさせてくれるもの」

腕時計好きとして知られる窪塚さん。スポーツ系からドレス系まで、興味の範囲は実に広いとか。ですが、共通して言えるのは“アナログの腕時計を好んでいる”ということ。そこには、時間の経過に対する窪塚さんならではの捉え方が表れています。

「歌詞や脚本を書いていると、あっという間に時間が過ぎます。先日も夜の12時ぐらいに書き始めて、ふと気づけば朝日が昇っていました。

『時間は皆に平等だ』とよく言われますけど、俺は違うと思っています。何か夢中になっていると時間は早く過ぎるし、退屈だと長く感じる。夢中になっているときにこっそり時計の針を見たら、もしかしたらすごい速さで回っているんじゃないかって思うときもありますよ(笑)

そういう時間の面白さを楽しむには、やっぱりアナログ時計のほうがいいと思います。だから、僕が持っている腕時計は全てアナログ。時間の経過が視覚的にわかるじゃないですか。

同じ意味で、カレンダーに記入するのも好きなんです。自分が過ごす未来の時間を決めるって、面白くないですか? 時間に縛られることが悪いことのように言われることが多いですが、縛られている自分を楽しめているならそれでもいいと思います」

充実した時間だろうと、退屈な時間だろうと、自分の気持ち次第で素敵な時間となる。そうした自分らしい時間との向き合い方のシンボルとして、日々アナログ腕時計を眺めているのでしょう。

そんな窪塚さんの腕時計に対する想いは、好むデザインにも表れています。

「時間の経過がわかりやすいこと、そして、ファッションアイテムとして合わせやすいことからシンプルなデザインが好きです。そういう点で、今回着けたキングセイコーの新作は僕好みですね。シンプルだけど、エッジの効いたケースやブレスレットに武骨な雰囲気もあります。

持っている腕時計は、シンプルなデザインをベースにしながらも、ラウンドからレクタンギュラーまでさまざまな形がそろっています。色んな役を演じていると、その都度で好みとか興味が変わっていくんですよね。

基本的には“役者としての自分”と、“プライベートでの自分”は切り離しているのですが、腕時計のバリエーションには役者の一面が投影されているんだと思います」

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Hiroshi Kutomi(No.2)
左から「SDKS021」公式サイト「SDKS025」公式サイト 「SDKS023」公式サイト各25万3000円(すべてキングセイコー/セイコーウオッチお客様相談室 TEL 0120-061-012)

KING SEIKOブランドサイト

【Q3】
44年間という時間は
窪塚さんをどう変えましたか?

「どんなことでも楽しもうと
 思えるようになった」

カリスマ的な人気を誇った20代。怪我による長い休息を経て、レゲエDeeJayとしても活動の幅を広げた窪塚さん。家族や子どもに囲まれながらこれまで過ごしてきた時間は、彼にどのような変化を与えたのでしょうか。

「20代は仕事が全てでした。その分、随分と生意気だったように思います(笑)。

とある作品では、脚本を勝手に変えてしまったりもしました。脚本家に指摘されても、『でも、言いづらいんですよね』なんて口答えしたことも。もちろん、それだけ真剣に向き合っていたからですが…。体当たりだったし、『ダサくてもまっすぐ挑戦したい』と思っていたんです。

でもどこかで、自分のやり方や考え方に限界を感じてもいました。かなり背伸びをしていましたから…。この先、どうしていくべきか見えていませんでした。

ガラッと変わったのは、怪我をしてから。『起こったことを、どう自分の中でプラスに変えていけるか?』を考えるようになりました。周囲の人にたくさん助けてもらったことも、『肩肘張らずになんでも楽しんで取り組もう』という考えに至らせてくれました」

king seikoを着けた窪塚洋介
Hiroshi Kutomi(No.2)
腕時計「SDKS021」 25万3000円公式サイト(キングセイコー/セイコーウオッチお客様相談室 TEL 0120-061-012)
ライダース88万円、パンツ10万7800円(2点共ビズビム/F.I.L TOKYO TEL 03-5778-3259)、Tシャツ4万1800円(ビズビム/visvim TEL 03-5468-5424)、サングラス3万6300円(ウェイティングフォーザサン/リーンスプリング ショールーム TEL 03-6337-5253)

2000年に放送されたテレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク』で、キング役を演じた窪塚さん。昨今ネットフリックスで再放送され、当時観ていた世代だけでなく、若い世代からも支持を集めています。

「キングセイコーのような“王様のキング”じゃなく、“キング牧師のキング”からきているんですけどね(笑)。役者として出演した作品が再び日の目に当たるのは、素直にうれしいです。当時、出演者だけでなく堤 幸彦監督も脚本家の宮藤官九郎さんも、みんなで一丸となってつくりましたから。その熱意が、時間を経ても伝わったのかなと思います。

当時は面白い時代でもありましたからね。90年代のファッションがリバイバルしているのも、一つの証しでしょう。あのドラマにおいては、今の時代の民放では流せない内容もありますけど…。

それはそうと、実は原作者の石田衣良さんには一度もお会いしたことないんです。石田さんから見て、あの頃の俺はどうだったのかなぁ…。すごい嫌われていたらどうしよう(笑)」

【Q4】
日々の中で
習慣にしていることはありますか?

「ラッキーカラーを信じています(笑)」

舞台挨拶などでは、衣装を窪塚さん自身が用意することも多いとか。ゴルフ好きも相まって、先日自身によるゴルフウェアブランド「8G SHOOT」をローンチさせています。それほど装いに対して矜持を保つ窪塚さんは、「20代から好きなファッションがあまり変化していない」と言います。

「俺が10代後半の頃は、ストリートブランドとラグジュアリーブランドのミックスコーデが注目されていました。今となっては当たり前になりましたが、その走りの時代だったわけです。その頃のミクスチャーカルチャーは、今でもカッコいいと思っていますし、今90年代ストリートがリバイバルしているのも納得できます。

そんなファッションを楽しむうえで、腕時計は欠かせないアイテムです。全体の印象が締まるんですよね。もう一つ大切にしているのがラッキーカラー。いわゆる本日のラッキーカラーってあるじゃないですか? あれ、結構気にしているんです(笑)。どこかしらにラッキーカラーを取り入れると、気分が上がるんですよ。

そういう意味では、腕時計のカラーバリエーションももっとそろえていきたいですね。今回着けたキングセイコーは3カラーあるので、いろいろなファッションに合わせられそうです

このキングセイコーは簡易着脱レバーを採用し、メタルブレスレットを簡単に付け外しすることもできます。今回「SDKS023」を窪塚さんに選んでいただいたバンド(XSL00519)に付け替えていますが、この点からもファッションを楽しめる腕時計と言えるでしょう。

また、窪塚さんの数ある腕時計コレクションの中には、第25回日本アカデミー賞で新人賞を受賞した際にいただいた腕時計もあるとか。

「弟(窪塚俊介)が今俳優をやっているので、激励の意味を込めて譲りました。腕時計って、受け継いでいけるからいいですよね」

【Q5】
これからどんな時間を
過ごしていきたいですか?

「身体をケアして新しいことに積極的に」

2023年で44歳を迎えた窪塚さん。20代の頃と変わらぬ魅力を持ち続ける中、40代になってからはこれまでやってこなかったことを積極的に取り入れているそうです。

「お酒が好きなのですが、深酒すると次の日身体がガタガタになるようになりました(笑)。量を調整するだけじゃ追いつかないので、最近ピラティスを始めたんです。整骨やワークアウトとセットに、鍛えるというよりケアする目的で続けています。

それから、スキンケアも。これまでまるで興味がなかったのですが、役者を続けるうえで必要なことかなと。若づくりが目的ではなく、どんな役が来ても対応できるようにしたいので」

「年齢で諦めたりするのではなく、新しいことに果敢に挑戦していきたい」と続ける窪塚さん。実はゴルフも、思わぬ形で始めたのだとか。

「友人に打ちっぱなしに誘われたのがきっかけ。全く興味がなく、むしろ嫌っていたほどだったのですが、無理やり一球打たされたら気持ちよく飛んでいったんです。それでハマってしまって、2週間後にはコースに出ていました(笑)

『先入観で遠ざけてしまうと、人生がもったいないな』と実感しました。まだ40代、出会っていないことや経験したことのない時間もたくさんあるはずですから…。そして、そんな時間を一緒に過ごせる仲間も、大事にしていきたいですね」

king seikoを着けた窪塚洋介
Hiroshi Kutomi(No.2)
腕時計「SDKS025」 25万3000円公式サイト(キングセイコー/セイコーウオッチお客様相談室 TEL 0120-061-012)
シャツ3万9600(ニードルズ/ネペンテス TEL 03-3400-7227)、その他本人私物

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キングセイコー
Seiko

ファッションと楽しめる
ヴィンテージライクな
機械式腕時計

1961年に誕生し、高級国産機械式腕時計の新たな時代を切り開いたキングセイコー。一時消滅するも2022年に復活を遂げ、設立当時の意思を受け継ぎながらも現代にマッチした機械式腕時計を提案しています。

今回ご紹介する新作3モデルは、ブランド設立当時の60年代から70年代を想起させる、ヴィンテージ感のあるデザインが特徴です。エッジを立たせたケースやブレスレットに加え、ダイヤルにヘアライン仕上げを施し、また針とインデックスにエイジングカラーのルミブライト(蓄光塗料)を採用することで、当時の面影をにじませています。

ケースサイズは38mm。ダイヤルカラーはブラック・ネイビー・グリーンの3色をそろえるなど、ファッション性も楽しませる仕上がりになっています。

king seiko
Seiko
左/キングセイコーのアイデンティティとも言える、エッジを立たせたシャープなケース&ラグ形状。 右/3色あるダイヤルカラーに施されたヘアライン仕上げがヴィンテージな雰囲気を匂わせつつ、ケース&ブレスレットによりエレガントさも両立します。テーラードジャケットからGジャンまで、幅広いファッションとのマッチングを楽しめます。

KING SEIKOブランドサイト

◇キングセイコー「SDKS021」「SDKS023」「SDKS025」スペック・詳細
駆動方式:自動巻き(キャリバー6R55) 
品番:
SDKS021(チャコールブラック)、SDKS023(インディゴブルー)、SDKS025(オリーブグリーン)
ケースサイズ:[外径]38.3mm(りゅうず含まず)、[厚さ]11.7mm
ケース素材:
SSケース
バンド素材:
SSブレスレット
防水:
10気圧防水
発売日:2023年9月8日(金)
価格:25万3000円(税込)
販売場所:
セイコーフラッグシップサロン、セイコードリームスクエア、セイコーブティック、セイコーウオッチサロン、セイコーオンラインストア

●お問い合わせ先
セイコーウオッチお客様相談室
TEL 0120-061-012
公式サイト

Model / Yosuke Kubozuka
Photograph / Hiroshi Kutomi(No.2)
Styling / Takahisa Igarashi
Hair & Make-up / Takahiro Hashimoto(SHIMA)
Text / Masafumi Yasuoka
Edit / Satomi Tanioka(HDJ)