king seikoをつけた賀来賢人
Kazuki Nagayama(S-14)
腕時計「SDKA005」41万8000円公式サイト (キングセイコー/セイコーウオッチお客様相談室 TEL 0120-061-012)
ジャケット15万4000円(エス/セコンド ショールーム TEL 03-3794-9822)、ネクタイ2万4200円(ホリデー アンド ブラウン/エディフィス 新宿 TEL 03-5366-5481)、シャツはスタイリスト私物

過去の出演作から、コメディ俳優のイメージが強い人もいるでしょう。ですが、今の賀来賢人さんにおいてそれは必ずしも当てはまりません。独立してから現在までの1年間に過ごした時間を知ると、そこにはやりたいことに向かいひた走る、ストイックな姿がありました。

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【Q1】
日常での時間の使い方を
教えてください

「無駄なく時間を使えるよう、
 しっかり予定を立てている」

「僕、手首が細いのがコンプレックスだったんです。もっとガチっとした手首のほうが腕時計って似合いますしね」

今回着用したキングセイコーの腕時計を見ながら、そう語る賀来さん。ここ数年は、トレーニングに励んでいるとか。

「30代になってから、身体を鍛えるようになりました。オシャレが好きでいろいろなスタイルに興味を持ちますが、結局は白いTシャツにデニムパンツだけでカッコいいと思ってもらえることが最高だと思うんです。それは、体型が整っているということ。つまりは、素の自分をカッコいいと思ってもらえるということです。

役者は体力勝負でもあります。鍛えておいて損はありません。それに、僕は気を抜くとつい暴食をしてしまうので(笑)。トレーニングをしていると自然と健康的な食生活になっていくので、自分への戒めとしても続けています」

役者として、父親として、一人の男として身体を鍛えることが、自分を見つめ直す機会にもなっているよう。それは、時間の使い方を意識させることにもつながったとか。

「子どもがまだ小さいので、生活における多くの時間はやっぱり子どもに合わせることになりますね。振り回されることも多いですが、僕は1日のタイムスケジュールを立てるのが得意。朝起きて、「今日は何にどれだけの時間を使うのか?」を決めます。仕事と子育て以外では、トレーニングや英語の勉強に時間を割いていますね。

タイムスケジュールを組むと、人生は有限なのだと再認識させられます。若い時は時間が有り余っていましたが、それは多分、経験が少なく考え方も浅かったため――今の自分のことしか見えていなかったのでしょう。ある程度年齢を重ねた今は、これから使うべき時間についてちゃんと向き合うようになりました。だから今は、無駄な時間を過ごさないよう気をつけています」

濃密な時間を過ごす中で気づいた、過去の自分と今の自分の違い。賀来さんは続けて「だから僕の生活には、腕時計が欠かせません」と語ります。

king seiko
Kazuki Nagayama(S-14)
左から「SDKA007」公式サイト、「SDKA005」公式サイト 各41万8000円(2点共キングセイコー/セイコーウオッチお客様相談室 TEL 0120-061-012)


KING SEIKOブランドサイト

【Q2】
独立して1年、どんな時間を
過ごしてきましたか?

「充実した時間を過ごす中で、
 
新しい自分を発見できた」

「僕、0か100の人間なんですよ(笑)」

そう笑う賀来さんは、2022年秋に独立。現在では役者に留まらず、プロデュース業にも挑戦して活躍の幅をさらに広げます。

「独立した一番の理由は、やりたいことしかやらない人生を生きてゆきたいと思ったから。ネットフリックスで2024年に配信予定の『忍びの家 House of Ninjas』では、自ら企画書を作成して、主演するとともに共同エグゼクティブ・プロデューサーとして製作側として参加しています。

役者は出来上がった脚本を元に、監督の意向に沿いながらどう表現するか? という立場。企画やプロデュースになると、それは一変します。何度も脚本を直し、作品全体を俯瞰して見る必要があります。おまけに世界配信ですので、今まで考えもしなかったことが多々起きます。今は編集作業に入っていますが、使う脳みそがまるで違うなと日々実感しています」

新しいことにチャレンジしたことで、新しい自分とも出会える。そしてそれが、さらに新しいクリエーションへと興味を向かわせてくれるのだとか。

「価値観がガラリと変わりましたね。でも、それがとても楽しい。高いハードルを乗り越える日々が続いていますが、ゆえに充実しています。時間が足りないことも、むしろ喜び。そこで気づいたのは、僕にはそれぐらいがちょうど合っているということ。以前は、時間を無駄に使っていたんだと思います」

プライベートと同じく、クリエーションにおいても時間の使い方における変化を感じ取った賀来さん。時間の密度が、どんどんと高くなっていくのを日々実感しているそうです。

king seikoをつけた賀来賢人
Kazuki Nagayama(S-14)
腕時計「SDKA005」41万8000円公式サイト (キングセイコー/セイコーウオッチお客様相談室 TEL 0120-061-012)
ジャケット15万4000円(エス/セコンド ショールーム TEL 03-3794-9822)、パンツ5万3900円(フミヤ ヒラノ ザ トラウザーズ/ノウン TEL 03-5464-0338)、ネクタイ2万4200円(ホリデー アンド ブラウン/エディフィス 新宿 TEL 03-5366-5481)、シャツはスタイリスト私物
賀来賢人

1989年7月3日、東京都生まれ。2007年に映画『Little DJ 小さな恋の物語』で銀幕デビュー。2008年にはドラマ『太陽と海の教室』で初レギュラーを獲得。2009年には映画『銀色の雨』で初主演を果たし、その後もNHKの連続テレビ小説や大河ドラマ、舞台にと出演作が続く。2022年には所属事務所から独立し、自身の事務所を設立。2024年にネットフリックスで配信予定の『忍びの家 House of Ninjas』で企画、プロデュースを務めるなど、俳優の枠から飛び出た活躍を見せる。

【Q3】
最近、どんな新しい時間の
過ごし方に
興味がありますか?

「アートを鑑賞する時間が
 好きになった」

子育て、トレーニング、語学学習、そして作品制作と忙しい時間を過ごす中、最近新しいジャンルへの興味が生まれたとか。

「アートに目覚めました。まだ全然詳しくはないですけど、ギャラリーへ足を運びアート作品を眺めていると、『あっ、こんなアートが自分の生活の中にあるといいな』と思うようになりました。以前の僕から考えたら、想像もつかないことです」

その出会いは、自身のクリエーションにも大きな影響を与えているようです。独立し、自分がやりたいことを日々模索する中において、インスピレーションに対する欲求は高まるばかりだそう。

「アート鑑賞は、何かしらのインプットにはなっていると思います。作品をつくるからには、新しい気づきはすごく大事。『忍びの家 House of Ninjas』は、忍びをテーマにしつつも根底にあるのは家族の話なんです。いつもの生活を送る中で、ふと思ったことを形にしてゆく作業はとても面白かったですね。

監督のデイヴ・ボイル氏はアカデミックな感覚で進めてゆくのですが、それも大きな気づきとなりました。物語の紡ぎ方が、これまで自分が経験したものとはまるで違う。そうしたことに触れることで得られるワクワク感が、モチベーションの維持そして向上につながります」

king seikoをつけた賀来賢人
Kazuki Nagayama(S-14)

左/腕時計「SDKS023」25万3000円公式サイト(キングセイコー/セイコーウオッチお客様相談室 TEL 0120-061-012)ジャケット3万800円(コンフェクト/コンフェクト 表参道店 TEL 03-6438-0717)、シャツ5万5000円(ヘリル/にしのや TEL 03-6434-0983)、パンツ3万6300円(セラードアー/エディフィス 新宿 TEL 03-5366-5481)、帽子はスタイリスト私物

右/腕時計「SDKS025」25万3000円公式サイト(キングセイコー専⽤レザーストラップに付け替え) (キングセイコー/セイコーウオッチお客様相談室 TEL 0120-061-012)コート8万9100円(クチュールドアダム/エディフィス 新宿 TEL 03-5366-5481)、シャツ2万5300円(コンフェクト/コンフェクト 表参道店TEL 03-6438-0717)、パンツ5万7200円(エムズ ブラックコスチューム/セコンド ショールーム TEL 03-3794-9822)、スカーフはスタイリスト私物

【Q4】
装いに関してのこだわりを
教えてください

「良い服や腕時計は、
 自然と馴染むものだと
 思います」

ファッション、つまり装いには着る人の内面が表れるもの。賀来さんのこだわりは、時代に流されることなく、自分を素直に表現できることだとか。

「ファッションには昔から興味があります。ヴィンテージも好きですが、気づくと楽な服を選んでしまいがちです。今日も私服は上下ジャージですからね(笑)。カッコいいけど窮屈な服…というのは着ないですね。とは言え、そもそも、いい服って着心地も良いものですよね。しっくりくるというか、馴染むというか。そういう服を、長く着ていきたいです」

賀来さんにとって良いモノとは、自然体でいさせてくれるモノ。そのアティチュードを、キングセイコーからも見つけることができたようです。

「すごく洗練されたデザインだと思いました。最近、アイコニックなデザインの腕時計をよく見ますが、僕はこのくらいシンプルなデザインが好きですね。でもよく見れば、このエッジのシャープさとかすごくこだわっている。

これ(『SDKS021<チャコールブラック>』『SDKS023<インディゴブルー>』『SDKS025<オリーブグリーン>』のこと)、60年代から70年代のカルチャーにインスピレーションを得ているんでしたよね? 確かに、ヴィンテージの服にもマッチしそう。ストラップがワンタッチで変えられるのもいいですね。メタルも好きですけど…やっぱりレザーが好みかなぁ。今回付け替えたレザーストラップ(XSL00719)はシボが入っていて、そしてブラウンの色味も深みがある。いろいろな色がそろう中、ビビッときました。

機械式腕時計って、好きなんですよね。カチカチとゼンマイを巻く動作が、なんとも言えず好きです。だから、持っている腕時計は全て機械式。1日が機械式腕時計のゼンマイを巻くことで始まるって、素敵ですよね。腕時計と一緒に生きているって感じがして、愛着が湧きます」

king seiko
Kazuki Nagayama(S-14)
左から「SDKS025」公式サイト、「SDKS023」公式サイト、「SDKS021」公式サイト各25万3000円(すべてキングセイコー/セイコーウオッチお客様相談室 TEL 0120-061-012)


KING SEIKOブランドサイト

時代やトレンド、さらには世代にも左右されない普遍的な魅力を備えたキングセイコーのデザイン。その姿に自分の未来を重ねます。

「60~70年代のデザインがベースと言っても、今の若い子たちからも支持されそうなデザインだと思います。こういうデザインって、時代やトレンドに左右されにくいですよね。僕も役者としてだけでなく企画を練ったりプロデュース的なことをやり始めてからは、一過性じゃなく長く評価される作品に携わりたいと思うようになりました」

【Q5】
今後、どこへ向かい、
どんな時間を
過ごすのでしょう。

「視野を広げ、止まることなく、
 疾走するのみ」

この1年で多くの経験をし、多くのことを学んだという賀来さん。とは言え、まだまだ走り始めたばかり。「やりたいことをやるために、これからも全力疾走するのみ」と語ります。

「英語を学び、海外の監督と仕事をすることで、自分の視野がさらに広がりました。それと同時に、日本の素晴らしさを見つめ直すこともできたと思います。脚本を読んでいて思うのが、日本語の言い回しはすごく繊細。一字違うだけで意味がガラリと変わるなんて、他の言語だとそうないですからね。そう考えると、今までの僕は日本語をおざなりにしていたと思います。

日本のモノづくりにおいても、同じことが言えると思います。日本の伝統技術は素晴らしいですよ。キングセイコーの腕時計も、デザインの端々にその歴史を感じます」

やりたいことを、やるために…。そう覚悟を決めてスタートした今の人生。「見ているのはゴールではなく、目の前の道。止まることなく、走り続けるのみ」と話します。

「まだまだやりたいことがいっぱいあります。今回プロデュース業にチャレンジしたことで、幅が広がったと思っていますし。やりたいことがなくなったら、例えまだ若くてもこの業界を引退したっていいと思っています。その覚悟は、揺るぎないですね。大切なのはブレないことだと思います」

king seikoをつけた賀来賢人
Kazuki Nagayama(S-14)
腕時計「SDKS025」(キングセイコー専⽤レザーストラップに付け替え) 25万3000円公式サイト(キングセイコー/セイコーウオッチお客様相談室 TEL 0120-061-012)
コート8万9100円(クチュールドアダム/エディフィス 新宿 TEL 03-5366-5481)、シャツ2万5300円(コンフェクト/コンフェクト 表参道店TEL 03-6438-0717)、パンツ5万7200円(エムズ ブラックコスチューム/セコンド ショールーム TEL 03-3794-9822)、スカーフはスタイリスト私物

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キングセイコー
Seiko

名作“KSK”の
こだわりを受け継ぎ
より薄く仕上げられた
エレガントな腕時計

1965年に誕生した2代目キングセイコー“KSK”の洗練されたデザインを受け継いだ新モデルとして登場。エッジが際立つケースや無駄のないダイヤルレイアウトといった当時のデザインコンセプトを継承しつつ、薄型自動巻ムーブメントの「キャリバー6L35」を搭載してケースの薄型化を実現。堂々とした太く長い3面カットの時分針を採用することで、視認性と高級感をさらに高めています。

king seiko
Seiko
左/“KSK”から受け継いだインデックスと繊細な放射模様を施したダイヤル。シンプルにして上質感のあるダイヤルデザインに、国産腕時計の最高峰を目指したキングセイコーのイズムが継承されています。 右/オリジナルより薄いケースを実現できたのは、現在セイコーが展開するムーブメントの中で最も薄い自動巻きの「キャリバー6L35」を採用しているから。

◇キングセイコー「SDKA005」「SDKA007」スペック・詳細
駆動方式:自動巻き(キャリバー6L35) 
品番:
SDKA005(シルバー)、SDKA007(ブラック)
ケースサイズ:[外径]38.6mm(りゅうず含まず)、[厚さ]10.7mm
ケース素材:
SSケース
バンド素材:
SSブレスレット
防水:
5気圧防水
価格:41万8000円(税込)
販売場所:
セイコーブティック、セイコーウオッチサロン、セイコーオンラインストア

存在しない画像
キングセイコー
Seiko

ファッション性と
実用性を兼ね備えた
レトロカジュアルな腕時計

ブランド設立当時の60年代から70年代を想起させる、ヴィンテージ感のあるデザインが特徴。ヘアライン仕上げを施したダイヤル、針とインデックスに採用したエイジング調のルミブライトに、当時の面影が。さらにレザーストラップへ付け替えしやすい仕様を採用し、ダイヤルカラーにチャコールブラック、インディゴブルー、オリーブグリーンの3色をそろえることで、ファッション性も意識したモデルになっています。

king seiko
Seiko
左/ダイヤルは表面に施された縦方向のヘアライン仕上げと、アースカラーを組み合わせることで経年変化したような味わい深さがあり、ゆえにスーツからデニムまでさまざまなファッションと合わせやすくなっています。 右/キングセイコーのアイデンティティである、エッジを立たせたケース&ラグ。フラットな多列ブレスレットを採用し、ヴィンテージな雰囲気を誘います。

◇キングセイコー「SDKS021」「SDKS023」「SDKS025」スペック・詳細
駆動方式:自動巻き(キャリバー6R55) 
品番:
SDKS021(チャコールブラック)、SDKS023(インディゴブルー)、SDKS025(オリーブグリーン)
ケースサイズ:[外径]38.3mm(りゅうず含まず)、[厚さ]11.7mm
ケース素材:
SSケース
バンド素材:
SSブレスレット
防水:
10気圧防水
価格:25万3000円(税込)
販売場所:セイコーブティック、セイコーウオッチサロン、セイコーオンラインストア

KING SEIKOブランドサイト

●お問い合わせ先
セイコーウオッチお客様相談室
TEL 0120-061-012

公式サイト

Model / Kento Kaku
Photograph / Kazuki Nagayama(S-14)
Styling / Arata Kobayashi(um)
Hair & Make-up / Tatsuya Nishioka(Leinwand)
Text / Masafumi Yasuoka
Edit / Satomi Tanioka(HDJ)