スーツ18万4800円（カルーゾ × ザ クラシック × ランド オブ トゥモロー／ランド オブ トゥモロー 丸の内店 TEL 03-3217-2855）、デニムジャケット3万5200円（ラングラー × トゥモローランド／トゥモローランド TEL 0120-983-522）、カットソー1万3200円（フィルメランジェ／グーニー TEL 03-6441-2142）、キャスケット1万1000円（ステットソン／ステットソン ジャパン TEL 03-5839-2098）、サングラス15万8290円（ザ・スペクタクル／グローブスペックス ストア TEL 03-5459-8377）
2022年に復活したキングセイコー。ブランド設立当時の意匠を受け継いだヴィンテージ顔にしてタイムレスな魅力を備えるキングセイコー KSK キャリバー6R55モデルを通して、窪塚洋介さんの時間に対するさまざまな考え方を以前ご紹介しました。
そのときには役作りやファッション、プライベートについて語ってくれましたが、窪塚さんと言えばその活躍は幅広く、グラス、日本酒、陶器などモノ作りにも及びます。「こうしたクリエイティビティな活動とは、どのように向き合っているのか？」を知りたくなり、再び登場してもらうに至りました。
さらに今回はなんと、窪塚さん自ら特別にカスタマイズしたオリジナルストラップをキングセイコーを購入した人にプレゼントする、ノベルティキャンペーンも実現。そこで、このストラップ制作を通して、窪塚さんのクリエイションに対する考え方を語っていただきました。
高級腕時計としての性能と先進的なデザイン、そして適正な価格の共存を――。1961年に誕生したブランドのフィロソフィーを受け継ぐ新生キングセイコー。2023年には、セイコーの現行機種において最も薄いムーブメント「キャリバー6L35」を搭載したモデルや、3日間（約72時間）のロングパワーリザーブ性能を持つ「キャリバー6R55」を搭載したモデルがリリースされました。
キングセイコーは電池を使用しない機械式腕時計であり、長く愛用できるようアフターサービス体制を取っていることに加え、紙の取扱説明書を作成しないなど、さまざまな形で環境に配慮しています。そんなキングセイコーのサステナビリティを意識した取り組みに、窪塚さんは共感します。
「僕が手掛けているゴルフブランドは、全てリサイクル素材やオーガニック素材を使っています。これはブランドのポリシーとして、設立当初から貫いていること。地球環境に配慮することは、現代のモノ作りにおいては不可欠なことだと思っています。
もちろん、『生活全てにおいて徹底しているのか？』と問えば、そうではありません。できることからひとつずつ。腕時計のように毎日、そして長く使うモノでこそ、そうした取り組みは重要なのだと思います」
窪塚さんが語るとおり、サステナブルな取り組みはもはや命題。ですが、自由なクリエイションにおいては、時に足かせとなることもあるのではないでしょうか。
「いや、逆ですね。かつて、映画『海の上のピアニスト』（海の上で生まれ、一度も船を下りなかったピアニストの物語）でも描かれていました。それは『船の中という制約があればこそ豊かな表現ができた』という考え。矛盾しているように思われるかもしれませんが、僕は縛りがあったほうがより自由な発想が生まれると思っています」
そんな窪塚さんは、ゴルフウェアの他にも日本酒のプロデュースや陶芸、さらには日本製のグラスブランドなどを立ち上げるなど、実に多彩なクリエイションを展開しています。
「ジャンルは多種多様ですが、どれも僕自身が強く興味を持ったものという共通項があります。作っている本人が楽しんでいないと、良いモノはできませんから。
その中でも最近は、日本の伝統工芸や技術に惹かれています。デザインやクリエイションにおいて、日本は古来よりとても魅力的なものを作り続けてきました。さらに言えば、家紋がモノグラムの発想元になっているように、海外に影響を与えたクリエイションもたくさんあります。日本人は比較的海外から入ってくるものを盲信しがちですが、すでに国内に優れたクリエイションはたくさん存在しているんです」
今回着用したキングセイコーは、まさにその好例。国産ブランドならではの緻密な作り込みを見て、窪塚さんは直感的に良いモノだと感じたそうです。こうした自身の感覚というものをモノ作りでも大切にしているとか。
「何かを作るうえで、インスピレーションを大事にしています。行動を起こす前に構えすぎたり、考えすぎたりすると行動できなくなってしまうから。だから僕の場合、気がついたらすでに色々なことが始まっていることが多いですね。そのほうが幸せだと思っています」
そんな日々のひらめきのために重要視している時間が、読書。「人生の豊かさは、本を何冊読んだかで決まる」という言葉に、窪塚さんは感銘を受けているそうです。
「ちょうど先日、息子に同じことを言いました。駆け出しの彼は、まだ自分を表現する術が少なく、悔しい思いをすることが多々あるようです。本を読むことは、思考の訓練。自己を見つめ直す作業でもあると思います」
ジャケット18万1500円、パンツ8万300円、シャツ4万1800円（すべてハズバンズ／トゥモローランド TEL 0120-983-522）、サスペンダー1万5400円（アルバート サーストン／メイデンズショップ TEL 03-5410-6686）、ハット4万4000円（ステットソン／ステットソン ジャパン TEL 03-5839-2098）、サングラス15万8290円（ザ・スペクタクル／グローブスペックス ストア TEL 03-5459-8377）
自分の感性がクリエイションの源になっている窪塚さんが臨んだ、今回のストラップの制作。自分好みの腕時計を手に入れる喜びと楽しさも、堪能したそう。
「ストラップをカスタマイズするというお話をいただいたとき、すごく悩みました。腕時計のストラップと言えば、ブラックやブラウンが一般的。ですが、用意されている色のバリエーションがたくさんあったので、せっかくならあまり見ない色にしてみようと考えました」
下／今回制作したストラップ。
試行錯誤の結果たどり着いたのは、ネイビーレザーにレッドステッチという組み合わせでした。
「最初はオレンジにしようかと思ったんですが、僕が持っているキングセイコーのダイヤルがブルーなので、それに合わせてみました。ステッチをレッドにしたのは、トリコロールカラーが好きだから。若い頃からずっと好きなカラーリングなんですよね。初めて乗ったバイクのタンクが、トリコロールカラーだったからかな（笑）。服でも気づけば、その配色になっていることが多いですね。だから裏のレザーは白にしたかったんですけど、今回白の用意がなかったのでブラウンにしました。これはこれで、渋くていいですね。
でも、やっぱりオレンジにすれば良かったかなぁ…。今までオレンジのストラップの腕時計って持っていなかったから、チャレンジしても良かったかも（笑）。服で派手な色を組み合わせるのって、難易度が高いじゃないですか。でも、腕時計でならアクセントカラーを大胆に楽しめますから。もちろん今回着たコーディネートのように、同系色でまとめるのもいいですけどね。このストラップは、今日のようなジャケットにもデニムにも、さまざまな服に合わせやすい仕上がりになったと思います」
左／デニムジャケット3万5200円（ラングラー × トゥモローランド／トゥモローランド TEL 0120-983-522）、カットソー1万3200円（フィルメランジェ／グーニー TEL 03-6441-2142）、サングラス15万8290円（ザ・スペクタクル／グローブスペックス ストア TEL 03-5459-8377）
右／スーツ18万4800円（カルーゾ × ザ クラシック × ランド オブ トゥモロー／ランド オブ トゥモロー 丸の内店 TEL 03-3217-2855）、カットソー1万3200円（フィルメランジェ／グーニー TEL 03-6441-2142）、キャスケット1万1000円（ステットソン／ステットソン ジャパン TEL 03-5839-2098）
表材は、環境保護を目的に設立された国際認証団体である「レザーワーキンググループ」に認められたタンナーが供給するレザー。裏の素材は、機能性を重視して選んだというアンチスウェットカーフで、汗染みがしにくくなっています。そこにも、より長く使い続けられるという、サステナブルな一面があります。
さらに刻印も追加。今回窪塚さんが選んだ文字はOO（オーオー）です。
「本来イニシャルだとYKになるのですが、妻も一緒なんです。そうすると、いつの間にか妻のものにされてしまいそうなので（笑）。
OO（オーオー）にしたのは、全ての始まりを意味する00（ゼロゼロ）が由来。英字のみ使えるということだったので、OOならこの意味を表現できると考え選びました。時間を知る腕時計にはぴったりだと思っています。Oが二つ連なると、無限も意味しますからね」
日々身につけるものだからこそ、自分のパーソナリティを表現したい。ストラップのカスタマイズに、クリエイター、そして表現者である窪塚洋介さんの矜持（きょうじ）が垣間見られました。
ジャケット18万1500円、パンツ8万300円、シャツ4万1800円（すべてハズバンズ／トゥモローランド TEL 0120-983-522）、サスペンダー1万5400円（アルバート サーストン／メイデンズショップ TEL 03-5410-6686）
窪塚さんと制作したこのストラップを
数量限定でプレゼント！
今回窪塚さんがカスタマイズしたレザーストラップを、キングセイコーを購入された方にプレゼント。さまざまなクリエイションを手がける窪塚さんの感性に触れてみてはいかがでしょう。・期間：2024年2月16日（金）～5月31日（金） ※なくなり次第終了
・対象モデル：キングセイコー 全モデル（一部かん幅20mmのモデルを除く）
・対象店舗：セイコーフラッグシップサロン、セイコードリームスクエア、セイコーブティック、セイコーウオッチサロン、セイコーオンラインストア
◇Profile／窪塚洋介
1979年5月7日、神奈川県横須賀市生まれ。1995年にドラマ『金田一少年の事件簿』でデビュー。2000年に出演したドラマ『池袋ウエストゲートパーク』で一躍人気俳優に。映画では2001年公開の『GO』で第25回日本アカデミー賞の新人賞、史上最年少で最優秀主演男優賞を受賞。その他、映画『凶気の桜』『ピンポン』、そして2017年にはマーティン・スコセッシ監督の『Silence-沈黙-』に出演し、ハリウッドデビューも果たす。2024年4月6日（土）からWOWOWにて放送されるハリウッド共同制作オリジナルドラマ『TOKYO VICE シーズン2』に出演するなど、国内だけでなく海外においても高い評価を得る。2006年からは「卍LINE（マンジライン）」の名でレゲエDeeJayとしても活動。ゴルフアパレルブランド「8G SHOOT」、ジャパニーズグラスブランド「WATASHI JAPAN」や、2023年12月に発表した自然農法の日本酒「福霧」のプロデュース、2024年1月12日（金）には6年ぶりの新刊となった書籍『窪塚洋介の人生攻略本』が出版されるなど、多岐にわたる活躍も見逃せない。
名作“KSK”の
こだわりを受け継ぐ
エレガントな腕時計
キングセイコーデザインのオリジナリティを確立した、 1965年に誕生した2代目キングセイコー“KSK”が擁する、洗練されたデザインにインスパイアされたモデル。エッジが際立つケースや無駄のないダイヤルレイアウトといった当時のデザインコンセプトを継承しつつも、薄型自動巻ムーブメントの「キャリバー6L35」を搭載することでオリジナルモデルのケースの厚みから0.2mm薄くなっています。また、鏡面仕上げとヘアライン仕上げを組み合わせ、現代的なスタイリングに進化させています。
◇キングセイコー「SDKA005」「SDKA007」スペック・詳細
駆動方式：自動巻き（キャリバー6L35）
品番：SDKA005（シルバー）、SDKA007（ブラック）
ケースサイズ：［外径］38.6mm（りゅうず含まず）、［厚さ］10.7mm
ケース素材：SSケース
バンド素材：SSブレスレット
防水：5気圧防水
価格：41万8000円（税込）
販売場所：セイコーフラッグシップサロン、セイコードリームスクエア、セイコーブティック、セイコーウオッチサロン、セイコーオンラインストア
ファッションと楽しめる
レトロカジュアルな腕時計
キングセイコーが国産機械式腕時計の進化を牽引した60年代から70年代のファッションを想起させる、ヴィンテージ感のあるデザイン。当時のファッションから着想を得て、ダイヤルにアースカラーを採用しています。ヘアライン仕上げを施したダイヤル、針とインデックスに採用したエイジング調のルミブライトに、当時の面影をにじませています。レザーストラップへ付け替えしやすい仕様を取り入れているのも特徴です。
◇キングセイコー「SDKS021」「SDKS023」「SDKS025」スペック・詳細
駆動方式：自動巻き（キャリバー6R55）
品番：SDKS021（チャコールブラック）、SDKS023（インディゴブルー）、SDKS025（オリーブグリーン）
ケースサイズ：［外径］38.3mm（りゅうず含まず）、［厚さ］11.7mm
ケース素材：SSケース
バンド素材：SSブレスレット
防水：10気圧防水
価格：25万3000円（税込）
販売場所：セイコーフラッグシップサロン、セイコードリームスクエア、セイコーブティック、セイコーウオッチサロン、セイコーオンラインストア
●問い合わせ先
セイコーウオッチお客様相談室
TEL 0120-061-012
公式サイト
Model / Yosuke Kubozuka
Photograph / Kazuki Nagayama（S-14）
Styling / Takahisa Igarashi
Hair & Make-up / Takahiro Hashimoto（SHIMA）
Text / Masafumi Yasuoka
Edit / Satomi Tanioka（HDJ）
