2018.07.12

環境に配慮を…

WHAT!ハワイで「一部の日焼け止め」使用禁止

 ハワイのデヴィッド・イゲ州知事は、サンゴ礁に有害な化学物質(紫外線吸収剤であるオキシベンゾンやオクティノクセイトなど)を含む日焼け止めの販売を禁止する法案に署名しました。こうした試みがアメリカで行われるのは初めてのことです。
 
 この法案は2021年1月1日から施行される予定だそうです。

WHAT!ハワイで「一部の日焼け止め」使用禁止
Getty Images

 
Hawaii Bans Sunscreens That Hurt Coral Reefs 
 

 販売禁止についてイゲ州知事は、「ハワイは地球上で最も美しい資源に恵まれています」「しかし私たちの自然環境は壊れやすく、人間と環境との相互作用により、地球は永久的なダメージを受けてしまう可能性もあるのです。この法案は、サンゴやサンゴ礁を保護するための小さな一歩です。未だかつて世界中のどの国もやったことがないのですから」とコメントしたと報じられています。
 

 

 
《問題》
 
 2015年にセントラルフロリダ大学の研究者たちが発表した論文によれば、紫外線吸収剤のオキシベンゾンはサンゴを死滅させるうえ、サンゴのDNAにダメージを与え、その幼生に奇形を発生させるそうです。同大学のジョン・フォース教授は、「サンゴ礁は海洋生態系の中で最も生産性が高く、商業やレクリエーション、観光業をサポートしています。海岸線を襲う嵐から守ってくれますし、サンゴ礁の価値はとてつもなく大きいのです。しかし、深刻な危機にさらされてます」と語っています。
 
 同じく2015年に環境毒性学の専門誌『アーカイブス・オブ・エンバイロンメンタル・コンタミネーション・アンド・トキシコロジー』で掲載された生物学者クレイグ・ダウンズ氏の研究論文も、日焼け止めに含まれる一部の化学物質が海を汚染し、サンゴ礁にダメージを与えると指摘しています。
 
 またオキシベンゾンやオクティノクセイトは、サンゴ礁だけでなく人体にも悪影響を与えるそうなのです。『ウィメンズヘルス』誌は2012年に、「オキシベンゾンは皮膚炎のようなアレルギー反応やホルモン異常を起こす」と掲載しています。ちなみに、オクティノクセイトも肌の細胞を傷つけ、肌の老化を引き起こすとも言われています。
 
 
《よりよい日焼け止めを探す方法》
 
 残念なことに、現在アメリカで販売されている日焼け止めの約70%はオキシベンゾン、8%はオクティノクセイトを配合しています(※消費者ヘルスケア製品協会調べ)。
 
 そのため、アメリカの皮膚がん財団は2018年5月にプレスリリースを発表し、「アメリカ食品医薬品局(FDA)」にオキシベンゾンやオクティノクセイトの代わりとなる新しいかつ安全な日焼け止め成分を承認するよう呼びかけていました。
 
 その資料には「ハワイの法案により、新しい日焼け止め成分へのニーズが高まっています。FDAもそれに気が付いているはずです。日焼け止め成分を新たに開発することで、消費者の選択肢も広がります。将来的には皮膚がんの発生率を減少させることもできるかもしれないのです」と書かれています。
 
 それでは今夏、環境にも配慮しつつ紫外線から肌を守るにはどうすればいいのでしょうか? 
 
 ヘルスケアに特化したウェブサイト「Health.com」では、アヴィーノ ベビー(Aveeno Baby)の「Continuous Protection Sensitive Skin」やベア リパブリック(Bare Republic)の「Mineral Baby Sunscreen Stick」、オールグッド(All Good)の「Natural Sport Sunscreen」など、オキシベンゾンフリーの日焼け止めが紹介されています。
 
 ライフスタイルサイト『プリベンション』も、サンゴ礁に優しい日焼け止めをリストアップしているので、ぜひチェックしてみてください。店頭で成分表のチェックもお忘れなく。

From Popular Mechanics
Photography / Getty Images
Translation / Reiko Kuwabara

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