サムスン「GalaxyNote9」は、あらゆるユーザー層におすすめできる素晴らしいスマートフォンです。

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 The Samsung Galaxy Note9 Is the Phone That Can Do Everything

 妥協を許さないパワーユーザー向けに設計されたサムスン「GalaxyNote9」(以下、Note9)はエレガントで優れたつくりのケースの中に、現時点での可能な限りのテクノロジーを駆使したAndroid端末のハードウェアを搭載。文字通り、何でもありのスマートフォンなのです。 

 
主要スペック:  
・6.4インチInfinity Super AMOLEDディスプレイ(2960 x 1440ピクセル) 
・S Penスタイラス(Bluetooth接続機能付き) 
・クアルコムSnapdragon 845チップセット(先進型冷却機能内蔵) 
・6GBもしくは8GBのメモリー;128GBもしくは512GBのストレージ(microSDカードにより拡張可能) 
・解像度1200万ピクセルのデュアルレンズカメラ(F値モード変更可能、AIを利用したシーンオプティマイザー機能付き) 
・指紋認識および虹彩スキャナー機能内蔵 
・ステレオスピーカー、3.5mmオーディオ端子内蔵 
・IP68防水・防塵機能 
・4000 mAhバッテリー(有線および無線での高速充電機能付き) 









 サムスンのスマートフォン最上位機種である「Galaxy Note」は2011年に登場したオリジナルモデル以来、一貫してスマホの過剰ぶりを示すシンボル的存在となっています。そして、その最新機種にあたるこの「Note9」も、その例外ではありません。

「Note9」は先行機種に比べて、より大きなディスプレイ、より高速なプロセッサを搭載し、ストレージやバッテリー容量も大型化され、そしてS Penスタイラスの機能も、これまでにないほど強化されています。また同製品は、これまででもっとも高価な「Galaxy Note」でもあり、価格は下位機種で1000ドル(約11万1000円)となっています。

エレガントに見える進化したデザイン

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「Note9」のデザインに意外な点はありません。

 2018年前半に登場した「Galaxy S9/Galaxy S9+」の場合と同様に、「Note9」も先行モデル「Note8」のデザインを踏襲しており、指紋認識センサーの位置がより使いやすいところに変わった点を除いて、ほとんど変化はありません。「Note9」はその大きさのわりにはエレガントで、「iPhone X」に刺激を受けた多くの他社製Android端末とは違って、ディスプレイにはノッチがありません。ノッチとは、「iPhone」でいえばインカメラや各種センサーを収納しているディスプレイ上部の穴の開いた接合部分になります。 

「Note9」は、これまででもっとも大きなディスプレイを搭載しています。

 大きさは6.4インチSuper AMOLED ディスプレイで、色の鮮やかさや無限のコントラスト、それに最大限の明るさ(直射日光の下でも利用可能)によって、たちまちスマートフォン業界のベンチマークになりりました。

「Note9」のカラーバリエーションは、オーシャン・ブルーとラベンダー・パープルの2種類(米国市場の場合)で、オーシャン・ブルーのほうには本体と対照的なイエローのS Penが付属します。また、他の市場では黒や銅色のモデルが発売されるところもあります。今後、これらのカラーのモデルが米国市場でも発売されるかもしれません。 
    

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看板機能のS Penがメジャー・アップグレード

 サムスン「Note9」専用のタッチペン・スタイラスであるS Penには、Bluetooth接続機能を追加されています。そうすることによって、以前から好評であった機能に、ここで全く新しい領域の機能性は付加されたのです。

 この新しいS Penには、「Note9」のカメラを操作するリモコンシャッターや、手軽なプレゼン用リモコンなどとしても使えるようになっているのです。サムスンでは、S Pen用のソフトウェア開発キットを作成しており、今後さらに多くのアプリがS Penに対応する可能性があります。 

 いまのところこのS Penは、それだけで十二分に競合製品と差別化する「Note9」にとって画期的なパーツなのです。 

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怪物級の処理能力とバッテリー容量

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Galaxy Note 9 review: worth the price?
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「Note9」は、怪物級の高い処理能力をもつスマートフォンです。これはクアルコムのSnapdragon 845チップセットと、そして円滑なマルチタスクを実現するために搭載された大容量のメモリーのおかげなのです。

 そして「Note9」を、同様のハードウェア類を搭載する他社のハイエンド機種とは一線を画す存在にしているのは、その革新的な冷却システムにあります。この冷却システムのおかげで、「Note9」は常に一定した処理性能を発揮できるのです。大抵のスマートフォンは、プロセッサの温度が一定のレベルに達すると処理速度が落ちます。この現象は、グラフィック処理の負荷が高いゲームのようなタスクの最中に見られるものでした。 

 またサムスンは、強力なチップセットと同様、バッテリー性能もに格段のアップを施しています。この「Note9」に搭載される4000mAhバッテリーは、1日以上ヘビーユースが続けられるほどの大容量なのです。  

 さらに、Dolby Atmosに対応する「Note9」のステレオスピーカーは、業界をリードするそのディスプレイ性能にさらなる付加価値を加えています。そのチューニングはなんとオーストリアの音響メーカーAKGによるもので、エキサイティングな音を奏でてくれます。 


カスタムメイドで機能満載のAndroidoを手に入る 


 
「Note9」にはサムスンがカスタマイズした、多くの機能が詰まったAndroid OSが搭載されています。

 このOSには、ユーザーがカスタマイズできないものはありません。常時表示される時計のスタイルや色から、ディスプレイのエッジ部分を使う機能まで、すべてがカスタマイズ可能なのです。 

 さらにサムスンのDeX経由で、「Note9をデスクトップコンピュータとして使用するオプションさえあります(皆さんに必要なのは、「Note9」とそしてモニターを接続するデスクトップ用ドッキングステーションだけ)。私たちはこの機能を試してみましたが、実にうまく機能したのです。 

「Note9」では、別売りのドッキングステーションを使わなくても、USB-C-HDMIアダプター・ケーブルで本体とモニターをつなぐだけでデスクトップとして使えるようになっています。上の動画でご確認ください。  

ネットで共有したくなるほど見事な写真が撮れるカメラ機能

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 また、「Note9」のデュアル・カメラは「Galaxy S9+」のものと似ています。

 この機能は、メインの12メガピクセル・カメラ(F値モード変更可能)と望遠レンズのついた12メガピクセルのカメラから構成され、どちらのカメラセンサーにも光学式の手ぶれ防止機能がついています。 

「Note9」が提供する無数のカメラ機能の中には、シーン・オプティマイザー・モードという新しい機能もあります。これは自動的に被写体を検知し、画質を向上させる機能になります。この機能には20種類のモードが予め用意されており、たくさんの写真映えするシナリオがカバーされているのです。 

 先行機種と同様、「Note9」も明るい場所でも暗い場所でも、非常に高画質な写真や動画を撮影できます。「Note9」は1000ドル超(約11万1000円以上)という高価なスマートフォンではあります。ですが、そこには期待を超えた使い勝手の良さがあるのです。写真や動画の処理スピードや安定感に、皆さんは感動することでしょう。 


バーチャルアシスタント機能「Bixby」とは?  

 サムスンのバーチャルアシスタント機能「Bixby」も、このユーザーエクスペリエンスの一部です。

「Note9」に搭載された同機能は、以前のものに比べてより自然な使用感となっています。が、いまだにGoogle Assistantとは勝負になりません。「Bixby専用ハードウェアボタンを別の用途に割り当てるカスタマイズのオプションがあればよかったのに」と思うところが、少々残念なところです。 

 
 また、これだけ多くの機能が追加されていることから、Android OSのアップデートに関しては辛抱が必要になります。

「Note9」にデフォルト搭載されるOSはAndroid Oreoで、また数カ月以内にはGoogleから最新版のAndroid Pieがリリースされることになっています。なお「Note9」には、重要なマンスリーのセキュリティーアップデートがタイムリーに配信されることになっており、これも誇るべき機能のひとつと言えます。

結論:これまででもっとも進んだサムスン製スマートフォン

 以上のように「Note9」は、サムスンがこれまでに投入した中で最も進んだスマートフォンとなります。それと同時に、現在入手可能な最も優れた大型ディスプレイ搭載のスマートフォンなのです。

 そして…最も要求の高いユーザーさえ満足させるパワーとパフォーマンスを備え、非の打ち所のないスタイリッシュなパッケージの中に余すことなく最先端の機能が詰め込まれているのです。 
  

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 このサムスン「Note9」のスペックとパフォーマンスに関しては、文句の入る余地など全くないと言って過言ではないほど。「Note9」には、Androidのパワーユーザーが夢見ることができるあらゆる要素が盛り込まれているのです。 

「Note9」のエントリーモデルは、6GBのメモリーと128GBのストレージ(MicroSDカードで拡張可能)を搭載しており、価格は1000ドル(約11万1000円)。また上位機種は8GBのメモリーと512GBのストレージを搭載し、価格は1250ドル(約13万8750円)となっています。 

 この金銭的負担を軽減するため、サムスンでは下取りプログラムを実施し、「Note9」購入者が以前使っていたスマホを450ドル(約5万円)で買い取るそうです。しかしながら、この「Galaxy Note9」の日本発売日は未定。おそらく「今秋には発売されるのでは?」と予想している方が多くいるようです。発売開始されるまで、もうしばらく待つしかありませんね。

By Stefan Vazharov on August 23, 2018
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ESQUIRE UK 原文(English)
TRANSLATION BY Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。 
編集者:山野井 俊