2016年、レディー・アメリア・ウィンザーが、「ロイヤルファミリーで最も美しい女性」という見出しとともに英国ファション誌『Tatler』の表紙を飾ったことは、イギリスで大きな話題となりました。
Courtesy of Amelia Windsor
―以来、彼女はメジャーなファッションショーでキャットウォークを歩いてみせたり、ファッション界の超有名ブランドの舞台裏で仕事をしたりしてきました。さらに、ソーシャルメディアを完全に避けているロイヤルファミリーと違い、SNSに積極的な彼女はインスタグラムに多くのフォロワーを持ちます。
さて、そんなレディー・アメリア・ウィンザーが、従兄弟であるハリー王子とメーガン・マークルのロイヤルウエディングに招待されているのかいないのか…と、気をもむファンも多いのです。イギリスの匿名のある情報源によると、彼女は「招待されていない」そうなのです。が、本人は口を固く閉ざしたまま。
>>>そんな注目の的のレディー・アメリア・ウィンザーについて、まだご存知ない方へ彼女について知っておくべき5つのことをご紹介します。
彼女はハリー王子の3番目の従姉妹で、王位継承順第37位
英紙「テレグラフ」によると、レディー・アメリアは、セント・アンドリュース伯爵ジョージ・ウィンザーと、ケンブリッジ大学セント・ジョンズ・カレッジで歴史の講師を務めるシルヴァーナ・トマセッリの娘。ケント公(エリザベス女王のいとこ)の孫にあたります。
彼女の両親が結婚したとき、父ジョージは王位継承順位を放棄しなければならなかったのです。母シルヴァーナが離婚経験のあるカトリック教徒だったからなのです。しかし、2013年に王位継承法が変わったおかげで継承順位は復活。彼女の兄ダウンパトリック卿エドワードと、姉レディー・マリーナはカトリックの洗礼を受け、継承順位を放棄しています。
レディー・アメリアは2人の兄姉に敬意を表して3匹のこぐまのタトゥーを入れていると、『W magazine』誌のプロフィール欄にはあります。
ファッション界で仕事をしている
左:ドルチェ&ガッバーナの2017-18秋冬コレクションより。右:ドルチェ&ガッバーナの2018春夏シークレットショーより。
レディー・アメリア・ウィンザーはキャットウォークのみならずファッション界で仕事をしてきました。
モデルとしては、ケイト・モスやカーラ・デルヴィーニュも所属する大手モデルエージェンシー「Storm」と契約。2017年2月のミラノ・ファッション・ウィークでは、ドルチェ&ガッバーナのショーでゴールドの王冠をつけてキャットウォークを歩いています。
しかし、2017年彼女はUK版『ヴォーグ』誌に、「クリエイティブなプロセスの舞台裏にどんな形でもいいから関わっていたいの。海外で過ごして、ファッションブランドのあらゆる側面について、より理解を深めたいと思っています。生地を作ることから、キャットウォークのプロダクションまでね」と語っているのです。
彼女はエディンバラ大学に在籍中ですが、海外滞在中にデザイナーのアズディン・アライアで仕事をしたり、ジュエリーブランドのブルガリでインターンをしたりした経験があると、『テレグラフ』紙は書いています。
ディオールの2018春夏ランウェイショーにて。
2018年5月、彼女はシューズデザイナーで家族の友人でもあるペネロペ チルバースとのコラボレーションをリリースする予定です。2017年、スペイン南部で撮影した同ブランドの短編ビデオにも登場しているのですぜひチェックしてみてください。
慈善活動にも熱心
ファッションへの愛とサステナビリティーに対する情熱を結びつけたいと彼女は語っています。
「プラスティック製品があふれ、地球に影響を及ぼしているのは周知の事実です」と、『テレグラフ』紙に語った彼女。「そこにはファッションが大きく関わっていますが、それに対処できる方法もあるのです。その点ではステラ・マッカートニーはお手本になり、サステナブルであることとスタイリッシュであることは両立するとコレクションで示しています。ショッピングするときは、そういうことも考えるべきですね…」と。
ペネロペ チルバースとのコラボレーションによる収益金の20%は、紛争地域に暮らす子供たちを助けるチャリティ団体「War Child」に寄付されることになっています。また、2014年には、「Veterans Aid」という退役軍人をサポートするチャリティ団体と仕事をしたこともあるのです。
インスタグラムに熱心なフォロワーを持つ
王族のほとんどはソーシャルメディアから距離を置いていますが、彼女は自身のインスタグラムのアカウント@ameliawinsorによく投稿しており、約4万人ものフォロワーがいます。
インスタグラムについて、彼女はUK版『ヴォーグ』誌にこう語っています。「誰でもクリエイティブで想像力に富むことができるわ。それに、世界中で見たり聞いたりした美しいことを何でもシェアできるという点も気にいっているの。とても刺激的で気分があがるわ」と。
自身のアカウントでも強調されていますが、パーソナル・スタイルということで言えば、「特にこれと決まったスタイルはないわ。誰と一緒にいるか、どんなところにいるかによって、日々変わる。ロンドンでは、ちょっとパンクになるわね。とても楽しい自由があって、誰でも自分自身を表現しなきゃって感じだから。特定のスタイルを持つ必要はないわ。その日、どんな気分になりたいかを増幅するのがファッション。それ以上にいいことはないわ」と、『W』誌に語っているのです。
ロイヤルウエディングについては口を閉ざしてきた
ディオールの2017クルーズショーのフロントロウにて、ダイアナ元妃の姪であるレディー・キティ―・スペンサーとともに。
「テレグラフ」紙とのインタビューで、彼女はハリー王子&メーガンの結婚式に出席するかどうか肯定も否定もしませんでしたが、ビッグイベントへの直前アプローチについて、一般論は語っていたのです。
「私はあちこち飛び回っているから、いずれにせよ何でも直前に決めることになるわね。会場に向かう途中で、『どうしよう、私ったらいったい何を着てるの?』なんて思うこともあるし。行くたびに学んでいくものよ」と。
一方、「ザ・サン」紙は、レディー・アメリアと25歳になる姉のマリーナは招待されていないと言っている匿名の友人の話を報道。「彼女たちはとても楽しみにしていたので、招待されないことに少し驚いていました。アメリアはモデルの仕事やインスタグラムの投稿でそれなりに有名ですからね。恐らく、ハリー王子は招待するロイヤルファミリーを少人数にしたかったか、花嫁より目立つような人は誰も招待したくなかったのでしょうね」。
ゲストリストは公表されていないので、誰が出席するか、5月19日を楽しみに待ちましょう!
From TOWN&COUNTRY
Courtesy of @Amelia Windsor(Instagram) Photography / Getty Images
Translation / Mitsuko Kanno