慰霊イベントのため、ロンドンを訪れたアンジー。戦没者に思いを馳せ、胸を詰まらせる場面も。
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Angelina Jolie
熱心な活動家でもあるアメリカ人女優アンジェリーナ・ジョリーは、諸外国で功績をあげた軍人や外交官に与えられる「聖マイケル・聖ジョージ勲章」の200周年記念式典に出席するため、ロンドンのセント・ポール大聖堂を訪れました。
聖堂内にあるアメリカン・メモリアル・チャペル(第2次世界大戦中に英国内に駐留し、戦死した2万8000人の米軍兵士を称える場所)にも足を運んだ彼女、BAZAAR.comが独占入手した写真からは戦没兵ひとりひとりの名前を見つめ、心を動かされる彼女の様子が確認できます。
革装の500ページにも及ぶ本を見ながら、胸に手を当てる彼女。
そこには「残忍な独裁国家から自由を守ろうとした彼らには、名誉と犠牲の精神があった。勝利を目前に命を失ってしまった彼らだが、その名前と功績は、自由な人々の命ある限り、永遠に記憶に残るだろう」という銘が記されています。
聖堂内のこのチャペルには、その名のとおりアメリカに関係するものが多く見られます。
3枚のステンドグラスの窓には、アメリカ全州のシンボルが…。また、米国の鳥や植物、花が施された木彫もあり、このうち1枚のパネルにはアメリカの宇宙開発計画を示すロケットと星が施されています。
アンジェリーナはこれまでにも、米国人兵士や退役軍人を熱心に支持してきました。2014年には英「インディペンデント」紙が行ったホームレスの退役軍人のためのクリスマスキャンペーンに、金額は非公表ながら寄付をしたと同紙が報じています。
ちなみに今回の式典のようなロイヤルイベントにも出席できているのは、その年、彼女はエリザベス女王からデイムの勲位を授与されているため。エリザベス女王も出席する予定だったのですが、残念ながら体調不良のためキャンセル。女王と対面できなかったのは残念ですが、アンジーにとってきっと心に残るイベントになったはずです。
この動画は2017年に、アンジェリーナ・ジョリーが『ハーパーズバザー』創刊150周年企画として、女性の権利や地球を守っていく責任について熱く語ってくれた。その企画のメイキング動画になります。
From Harper's BAZAAR
Photograph / Getty Images, JDH-London
Translation / Mitsuko Kanno