2017年8月に公務から引退することを発表した、エリザベス女王の夫フィリップ王配。引退後はウィンザー城でのんびり過ごしていると思いきや、積極的に興味のある場所へ出かけていることが明らかとなりました。

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 Prince Philip Made a Surprise Visit to a Film Set—But Didn’t Want to Meet Any of the Stars 

 まもなく公開予定の映画『King of Thieves(原題)』のキャスト陣曰く、「フィリップ王配はこっそり撮影現場を見学していたのです」と、英国の人気司会者ジョナサン・ロス氏のトーク番組に出演しコメント。しかし、出演する俳優陣と会って話をする気はなかったもよう…。

 同作でカール・ウッド役を演じるポール・ホワイトハウスが、「ある日、フィリップ王配が撮影現場を訪れたんです。ちょうどウィンザーで撮影していた時でしたね」と語り始めると、ダニー・ジョーンズ役のレイ・ウィンストンも「フィリップ王配は、レンジローバーを近くに止め、窓から顔を出して『ここで何をしているのですか?』とご質問なさいました。なので僕は、『映画を撮影しているんですよ』と返答。『トム・コートネイやマイケル・ケイン(ともにナイトの爵位を保持している)も一緒ですよ。彼らとお会いになりますか?』と、フィリップ王配にうかがいました。ですが、王配は遠慮されました」と説明しています。

 フィリップ王配は現在、自由気ままに過ごしていて、ある関係者曰く「フィリップ王配が、2018年10月に行われるユージェニー王女のウエディングに出席するかはまだ未定」だそうです。

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KING OF THIEVES - Teaser Trailer - Starring Michael Caine
KING OF THIEVES - Teaser Trailer - Starring Michael Caine thumnail
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 フィリップ王配も、ロンドンで実際に起きたイギリス史上最大の金庫破りを題材にした映画と聞いて、少しは興味を持ったはず。

 この事件は、強盗団の平均年齢が60歳オーバーという前代未聞の強盗事件で、被害総額は1400万ポンド(約20億円)と言われています。同作には、『ブリジット・ジョーンズの日記』でブリジットの父を演じたジム・ブロードベントや、『ハリー・ポッター』シリーズのダンブルドア校長役で知られるマイケル・ガンボンも登場します。

 2018年9月14日から、イギリスで公開される今作の予告編も公開されています。イギリスが誇る名優たちのいぶし銀の演技と、イギリスならではちょっぴりブラックなジョークにも注目したいところ。日本公開も楽しみです。

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Translation / Reiko Kuwabara