英国のジョージ王子やシャーロット王女、そして彼らのいとこであるサバンナ・フィリップスなど、ロイヤルキッズたちの可愛らしい姿から目が離せないというファンは世界中に多いことでしょう。しかし、実は彼らの曾祖母であるエリザベス女王の胸の内は複雑なそうです。可愛いひ孫たちをできる限りメディアに晒したくはないのだそうです。

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 The Queen Reportedly Wants Royal Children 'Out of the Limelight' 

 ウィリアム王子は2016年、英『BBC』に対し「ジョージが世界にどう適応するのかについて、じっくり考えなければならない時がいつか必ず来ると思います」と語り、キャサリン妃も、子供たちをごく普通に育てたいと思っていることや、ジョージ王子がある程度大きくなるまでは、将来国王になることを伝えたくないと説明しています。

 ダイアナ元妃の元ボディーガード、ケン・ワーフさんも、エリザベス女王の教育方針がひ孫たちにも影響していることを米誌『ピープル』に明かしています。「エリザベス女王は幼い時期からの英才教育には反対しているのです。子供たちは子供らしく自由であるべきというのが女王の方針で、メディア露出も控えた方がいいという考えであります。また、ジョージ王子はそのうち、自分が英国にとってどんな存在なのか、理解する日が来ると思います。ウィリアム王子とキャサリン妃は、彼が国王として輝く瞬間をできる限り先延ばしにしてあげたいと思っているはずです」と。

 そんなジョージ王子は2017年からトーマス・バタシー・スクールに通い始め、学校では「ジョージ・ケンブリッジ」と呼ばれています。同学校の元校長先生で、現在は複数の姉妹校で校長を務めるベン・トーマス氏は、「優しく愛情あふれるコミュニティーに支援された、安全で安心できるハッピーな環境を、彼(ジョージ王子)や他の学生たちに提供することが我々の目標です。彼のためにもそうした環境が維持できるよう努めたいとおもって考えています」と語っています。

 女王が望むようにたくさんの愛を受けたロイヤルキッズたちはすくすくと成長中。そうして自由に育つジョージ王子は将来、どんな国王になるのか、今から楽しみですね。

From Harper’s BAZAAR
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Translation / Reiko Kuwabara