あふれるシルバーの輝きをブラックで引き締めたスタイリッシュなクロノグラフにして、最新の自社製ムーブメントを搭載した実力派。技術革新の歴史から生まれたストーリーも、男心を刺激します。さらに限定生産のため、世界レベルの争奪戦は必至です。

TAG HEUER 

偉大な4代目当主に捧げる
歴史的傑作の復刻リミテッドモデル

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オウタヴィア ホイヤー02 クロノグラフ ジャック・ホイヤー リミテッド エディション、61万5000円(11月下旬発売予定)、《SPEC自動巻き、SSケース、ケース径42mm、100m防水 ●お問い合わせ先/LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL 03・5635・7054 http://www.tagheuer.com/ (詳細はこちらをタップ


1932年生まれにちなんで、
1932本限定の希少モデル

「オウタヴィア」、「タグ・ホイヤー カレラ、「モナコ」などの名作を開発した、創業家4代目ジャック・ホイヤーへのオマージュモデル。経過時間が計れる回転ベゼルを備え、最新の自社製Cal.ホイヤー02を搭載。1932年に生まれ、2017年11月17日に85歳となった同氏にちなんで、1932本を限定発売。61万5000円。

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ホイヤー家の紋章と、ジャック・ホイヤーのサインをケースバックにデザイン。その下に、シリアルナンバーが誇らしげに刻印される。200ページを超えるオウタヴィアブック付きです。

 
輝かしい技術革新の
歴史を象徴する存在

 創業者エドワード・ホイヤーが、スイスに工房を設立したのは1860年。以来、計時機器の技術革新に情熱を傾けました。1916年には1/100秒まで計ることが可能なストップウォッチ、「マイクログラフ」を開発して産業界に革命を起こし、モータースポーツ界において1/1000秒、1/1万秒の計時を最初に実現したのはタグ・ホイヤーだったのです。

 
 そんな技術革新に挑んだ歴史のなかでも、特に重要なのが「オウタヴィア」です。

 モデル名はautomobile(自動車)とaviation(飛行機)を合わせた造語。1933年に生まれたこの自動車・航空機用ダッシュボード計器を、1962年にクロノグラフ腕時計として新開発したのが、4代目当主ジャック・ホイヤーでした。

 オウタヴィアは1970年代にかけて、ヨッヘン・リントやマリオ・アンドレッティ、ジョー・シフェールといった著名なレーシングドライバーたちに愛用され、名声を高めていきます。そして1986年まで、カタログに収録されるロングセラーとなったのです。

 2017年、満を持してオウタヴィアが最新キャリバーを搭載して復活。ジャック・ホイヤーの名を冠した限定モデルは、彼の功績を称えつつ、オウタヴィアの歴史的正統性を示します。


ブランドに息づくDNAが
男らしさを増幅させる

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コート11万円(バレナ) ●お問い合わせ先/タトラス&ストラダ エスト南青山店 TEL 03・3407・2700 タートルネックニット3万1000円(ジョン スメドレー) ●お問い合わせ先/リーミルズ エージェンシー TEL 03・3473・7007 パンツ4万1000円(エディションズ エムアール) ●お問い合わせ先/ネイビー・ノート TEL 03・6447・4065

 
 ブレスとダイヤルのシルバーに、べゼルとインダイヤルのブラックの組み合わせは、まさにシャープのひと言。シルバーとブラックの中間色のようなグレイのコートとも絶妙なコンビネーションを生みます。また、なめらかな7連ブレスレットは腕にぴったりと沿い、装着感も抜群です。

 
《次ページ》多彩なバリエーションから5万人のファンが選んだ復刻モデルをご紹介!

危険と隣り合わせに生きる当時のレーシングスピリットまで再現

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オウタヴィア ホイヤー02 クロノグラフ、左・55万5000円、右・54万円。《SPEC自動巻き、SSケース、ケース径42mm、100m防水 ●お問い合わせ先/LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL 03・5635・7054 http://www.tagheuer.com/


多彩なバリエーションから
5万人のファンが選んだ復刻モデル

 5万人以上のWeb投票で、F1ドライバーのヨッヘン・リントが愛用した1966年製モデルを復刻。39mmから42mmへの大型化を除けば、ブラックの回転ベゼルや横並びの白いインダイヤル、12時位置のホイヤーロゴなど、オリジナルの意匠が忠実に再現されています。

 
自社製キャリバー
「ホイヤー02」の実力は?

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 オウタヴィアに搭載される最新の自社製キャリバー「ホイヤー02」は、まさに次世代の基幹ムーブメント。インダイヤルの横配列が特徴で、クロノグラフ機構への動力伝達に垂直クラッチ、計時操作の制御にコラムホイールを採用しています。パワーリザーブを80時間も有しながら、厚さはわずか6.9mm。シースルーバックからは、精悍なブラックローターと力強いテンプの鼓動を楽しめます。

ブランドの中核に息づく
ジャック・ホイヤーの情熱

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タグ・ホイヤーの発展に情熱を注いだジャック・ホイヤー氏。85歳の誕生日を記念して発表された「オウタヴィア」の限定モデルを着用しています。 


 4代目当主ジャック・ホイヤーは電子工学を学んだあと、26歳でホイヤー社に入社。数年後には経営に参画しますが、生粋の開発者だった彼は、次々と歴史的な傑作を世に送り出します。

 1962年、「オウタヴィア」をクロノグラフ腕時計として復刻。翌年にレーシングウォッチの傑作「タグ・ホイヤー カレラ」を発表し、1969年には世界初の自動巻きクロノグラフ・ムーブメントの共同開発を主導。同年、「オウタヴィア」と「タグ・ホイヤー カレラ」、世界初の角型防水時計「モナコ」の初代モデルに、この自動巻きムーブメントを搭載して名声を得ました。

 米国でマーケティングを学んだ経験を生かし、時計界で初めてF1ドライバーをアンバサダーに起用したのもジャック・ホイヤーでした。彼の戦略は見事に当たり、ホイヤーブランドは世界市場に浸透します。そして1971年にフェラーリと技術提携。これは今日のタグ・ホイヤーとモータースポーツ界の関係を決定的にしました。

 1999年にタグ・ホイヤー社に顧問として復帰し、名誉会長に就任してからは新製品開発のご意見番として活躍。その経験と知識、技術革新への情熱は、現在のタグ・ホイヤーに脈々と受け継がれています。

 
第4代当主/名誉顧問
ジャック・ホイヤー氏が紡いだ
タグ・ホイヤーの歴史

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写真左:タグ・ホイヤーCEOのジャン-クロード・ビバーと、ブランドアンバサダーのパトリック・デンプシーとともに2017年のバーゼルワールドに登場しました。 写真中・右:ジャック・ホイヤー自身が無類のレース好きだったこともあり、ジャッキー・イクス、ニキ・ラウダ、ロニー・ピーターソンなど、多くの著名F1ドライバーと親交を深めました。

 
1932年
スイス・ベルンのホイヤー家に生まれる。創業者エドワード・ホイヤーの曾孫にあたる。

1954年
チューリッヒ連邦工科大学で電子工学を修めたあと、マーケティングを学ぶために渡米。

1958年
スイスに帰国し、26歳でホイヤー社に入社。

1961年
ホイヤー社の経営陣に参画。アメリカ仕込みのビジネスセンスを生かす。

1962年
1958年に生産終了となったダッシュボードクロック「オウタヴィア」を、クロノグラフ腕時計として復刻。

1963年
レーシングウォッチとしての視認性にこだわったクロノグラフを製作。

1964年
前年完成の新クロノグラフに、伝説のロードレース「カレラ・パンアメリカーナ・メキシコ」にちなみ「カレラ」と命名し発売。このモデルの成功で、F1ドライバーたちの愛用ブランドとしての地位を確立した。

1966年
世界初となる1/1000秒単位の計測を可能にした小型電子計時機器「マイクロタイマー」を開発。

1969年
世界初の自動巻きクロノグラフ・ムーブメント「クロノマチック・キャリバー11」をデュボア・デプラなど3社と共同開発。世界初の角型防水時計モナコやタグ・ホイヤーカレラ、オウタヴィアに搭載した。

1971年
フェラーリ・チームのオフィシャルタイムキーパーに就任。

1975年
クオーツショックを受けてスイス時計界が大打撃を受ける。いち早くデジタル時計の開発を進め、世界初の液晶+LED表示のクオーツ腕時計「クロノスプリット」を発表。

1982年
ジャック・ホイヤーがホイヤー社を去る。その後、コンサルタント会社に入社するが、マーケティング活動を専門とする会社を設立。

1985年
ジャック・ホイヤーが去ったあと、TAGグループ出資によりタグ・ホイヤー社が設立される。

1999年
タグ・ホイヤーがLVMHグループ傘下となったのを機に、顧問としてタグ・ホイヤーへ復帰。2001年より名誉会長となる。

2004年
「カレラ誕生40周年記念モデル」とベルト伝達機構を備えた世界初のコンセプトウォッチ「モナコV4」が誕生。

2008年
自社アーカイブを展示した「タグ・ホイヤー 360ミュージアム」が、ジャック・ホイヤーの尽力により完成。

2010年
自社ムーブメント「キャリバー1887」を初搭載した「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー 1887 クロノグラフ」が大ヒット。

2013年
カレラが50周年を迎え、新世代のカレラ・コレクションが出そろう。11月17日に81歳の誕生日を迎える。

2017年
人気クロノグラフ「オウタヴィア」を復刻。現タグ・ホイヤーCEOであるジャン-クロード・ビバー氏とともに精力的に活動を続ける。

◇歴代オウタヴィアの名作を見る

Still Photograph / Yasuhiro Mori (SEPT)
Model Photograph / Taisuke Ota
Styling / Codan
Hair & Make-up / Ken Yoshimura (AVGVST)
Model / Naoki (INDIGO)
Text / Takahiro Ohno (Office Peropaw)
Edit / Kazuyuki Okumura