ワタクシ、吉田由美。このたび、クルマを買い替えました。

…と言うのも、まさに今月(2021年9月)、それまでの愛車ボルボ「XC40」が車検(自動車継続検査)の時期となるため、春先ぐらいから本格的にクルマの買い替えの検討を開始。すでにこの時点でも遅いのですが、なかなか本腰を入れるのが遅く…。

ボルボ「XC40」を手放すのは、車検が迫っているという理由以外にも、小柄な母の乗り降りに少し難があったことと、燃費が少しだけ気になることもあったという点以外は全く不満なし。むしろ、デザインはかわいいし、ボディカラーも水色 & 白いルーフを選んだのは大正解でした! ただでさえかわいいのに、発売初年度のみの設定で希少性も高いカラーだったのです。

さらにファブリックを基調としたインテリアは、明るくてお洒落な北欧テイスト。車内も広いし、ラゲッジルームも広いので、つい荷物を入れっぱなし。もはや動く物置状態に…。さらに抜群なのは先進の安全装備です。エンジンスタートのスイッチを押すと、搭載されている装備の一覧が出てくるので、クルマに守られている安心感に包まれるのです。

選んだのは「MINIクーパー」!

新しいクルマは当初、「黄色いボディカラーがいいな」なんて思って、新型プジョー「208」や「2008」、フィアット「500」のミモザカラーなど…、黄色いボディカラーのクルマをメインに試乗。そんな中、急浮上したのが「MINI」! 「MINI」も世代によっては山吹色のようなオレンジがかった黄色や、今年マイナーチェンジした新型「MINI」にもコンバーチブルにはレモンイエローの設定がありました。

「MINI」は今年、2021年5月に3ドア、5ドア、コンバーチブルがマイナーチェンジ。エクステリアではフロントグリルの下部分にボディ同色の太いパネルが付き、エアカーテンが追加されています。全車フロントライトはLEDに変更となっています。

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Yumi Yoshida
どこか、アナログな香りのするメーターパネル。ホッとする感じもあります。

室内では8.8インチのセンターディスプレイと5インチの「マルチディスプレイメーターパネル」、安全装備も少しアップデートされています。とは言え、ボルボに比べると正直言って完璧なアナログ感覚で、その点に関しては古さを感じます。何しろ今だにACCは標準装備ではなく、「アクティブクルーズコントロール」にストップ & ゴーが追加になったり、車線をキープし、逸脱しそうになったら警告を出す機能が加わったという程度。

クルマを購入する際も大きな変更ではないので、正直「フルモデルチェンジでもないのに新車で購入するのはどうか?」という気もしましたが、独特なMINIの世界観を一度覗いてみたいな、と思い決断しました。

愛車の査定、どうしましょう…?

クルマは決まりました。で、次の問題は、これまで乗っていた「XC40」がいくらで売れるのか? ということ。

「ネットで一括査定してもらうと、高く買い取ってくれることもある」というアドバイスもありましたが、自分でも相場を知るために数件査定をしてもらいました。まずは、ボルボのディーラーとMINIのディーラーでの下取り価格をベースに、大手数社の中古車買い取り業者で価格を調査。大体の目安がわかりました。

私のFacebookのお友だちのお知恵を拝借…と思ったら、「cars(カーズ)」のファーストグループ藤堂社長から「ウチで買取りさせてほしい」といううれしい連絡が。

早速、中古車販売店のcars板橋で査定をしてもらったところ、なんと他で提示された最低金額と比べて85万円もの差が! carsでは「AI売買マッチング」というサービスを行っていて、売りたい人と買いたい人を直接マッチングしてくれるのです。私は販売したい金額を提示し、一度店舗にクルマを持ち込んで査定と撮影をしてもらって、後は希望者が現れるのを待つだけ。

その間、自分のクルマに乗ることもできるので助かります。私は希望金額で販売できたので大満足。そして、クルマの査定は例え面倒でも、複数のお店に訊いてみることが大切ですね。勉強になりました。

納車前にご対面取材の機会をいただきました。

マイナーチェンジした5ドアの「MINIクーパー」で、シートヒーターが必須条件ですが、ボディカラーは新色の“ルーフトップグレーメタリック”か、ベージュがかった白の“ペッパーホワイト”、“チリレッド・ソリッド”のいずれか。

シートはグレーのツイードっぽいファブリックにシートヒーター付き。そして、ガソリンエンジンの「MINIクーパー」という条件を提示したところ、“ペッパーホワイト”なら、条件に合うものを早く納車できるとのことで、これに決めました。

なので、その他の仕様などは特に私が選んだものではありませんでした。洋服で言えば、吊るしの服を購入した感じとでも言いましょうか…。

でも、うれしいのは(これは私の仕事の特権でもあるかもしれませんが…)、私の「MINIクーパー」が本国イギリスから日本に到着し納車される前の状態を、千葉県にある「BMWグループジャパン新車整備センター」で特別に取材させていただきました。

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Yumi Yoshida
行ってきました、BMWグループジャパン新車整備センター!
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Yumi Yoshida
これ、これ! この「MINIクーパー」ですよ!

基本的に「検査場」なのですが、その流れをざっと説明すると、まずは機械洗車で綺麗にし手作業でふき取り。車載品・日本語の取り扱い説明書・整備手帳・日本語の警告ラベルの取り付け。フロアマットや救急箱、ナンバープレートなど付属品のチェックを終えたら、外装の検査。完成検査前に必要な車載品を装着し、完成検査前の点検を実施。最後に完成検査という流れでした。所要時間はざっと1時間程度。

いよいよクルマとご対面です
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Yumi Yoshida
「MINIクーパー」との新しい物語が始まります! わくわくです。

そして迎えた納車当日。

東京・目黒のディーラーに行くと、BMWジャパンの広報さんたちが勢ぞろい。まずは素敵な広報女史からお祝いのお花と、お店からノンアルシャンパンをいただき、しゅぽっ。しかもお花は、女性の心を鷲掴みする人気フラワーショップ、「ニコライ・バーグマン」のアレンジ。さすが、お洒落女史。ピンクがキュートでした。

その後、キーや車検証をいただき、一通りの簡単な説明を受けて、納車記念のフォトスタンドや「MINIファミリー認定証」などをいただきました。

フロントからリアに回り込んだとき、その場にいた皆さんから「トランクを開けて」というリクエストが。内心「トランクなんて見たいのかしら…?」と思いつつ、言われるがままに開けると、トランルームにはMINIのグッズがかわいくディスプレイされていて、その周りにカラフルな風船が。MINIの赤いトランクやトートバッグ、マスコットの犬のぬいぐるみ、カラフルな傘、マグカップ、ノート数冊などなど。MINIのグッズはかわいいものが多いので、これもめちゃめちゃうれしい!

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Yumi Yoshida
BMW広報女史チームの演出だったようですが、テンション上がりまくりです。こういうサプライズは、女性のほうが得意かもしれませんね。ありがとうございました!

ついに私の所にペッパーホワイトの「MINIクーパー」が来たわけですが、今思うと、「白のボディカラーは、もう少し冒険をしても良かったのかな?」 なんて思いも頭をよぎったりしますが、とにもかくにも、私のMINIライフが始まります!

MINIはグッズはもちろん、かわいいパーツもたくさんあるので、ちょっと何かやってみようかしら?


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TATSU YUASA

カーライフ・エッセイスト
吉田由美

2月23日、岩手県生まれ。短大在学中に「ミス渋谷」、「ミス・チェッカーモータース」、「準ミス・エチュード」など、10個以上のミスコンタイトルを受賞。卒業後、本格的にモデル活動をはじめる。1998年より、モデル業とともに日産ドライビングパークで、セーフティ・ドライビング(安全運転講習)のインストラクターに。3年間務めた後、現在は「カーライフ・エッセイスト」として、著書、雑誌、ブログなどの執筆活動を行っている。