『ホーム・アローン』と言えば、クリスマスシーズンの定番映画としてあらゆる家庭で何度も観られてきた名作中の名作です。
そんな名作の最も印象的なシーンの1つは、実はあるミスから生まれたということは往年のファンたちにとっても初耳かもしれません。
ケビンが香水を顔に塗って絶叫するシーンの誕生秘話
本作を手がけたクリス・コロンバス監督は2020年11月16日、オンラインメディア「インサイダー」の長編インタビューにて、主人公ケビンを演じたマコーレー・カルキンが香水を顔に塗って絶叫するシーンが生まれた経緯について説明してくれました。
コロンバス監督は「このシーンがうまくいくと思ったのは、いつのことですか?」という質問に、「撮影現場でしょうか。彼はもともとあの動きをする予定ではなかったんです。刺激感のあるものを顔に塗ったとき、ほとんどの人は手をすぐに離すものですから…。最初は顔を軽く叩いた後、顔から手を離して叫ぶよう指示していました。そして、あれはテイク1だったかと思いますが、彼は頬に手を当てたまま絶叫したのです。撮影現場は笑いの渦に包まれましたよ」と、当時を振り返りました。
またコロンバス監督は、次のように付け加えています。
「彼が顔から手を離したバージョンも、何度か撮影しました。ですが、編集担当のラジャ・ゴズネルがあのテイクを最初の編集版に入れ、最終版でもそのまま採用されることになりました。『ホーム・アローン』の最も印象的なシーンがアクシデントから生まれたというのは面白いことですね」とのこと。
『ホーム・アローン』がリメイクされる!?
2020年は、『ホーム・アローン』にとって公開30周年となります。そして、現在もクリスマスの究極の名作であり続けています。ですがここでディズニーは、本作のリメイクプロジェクトを推し進めているそうです。
同社は2019年、『ホーム・アローン』シリーズのリブートと、このプロジェクトを「Disney+」で始動する計画を発表していました。このニュースはコロンバス監督にとって、喜ばしいものではないようです。そして、オリジナルの『ホーム・アローン』を愛する多くのファンたちもきっと、同じ気持ちであるかと。
『ホーム・アローン』には多くの名シーンが散りばめられているため、30年経った今でもハラハラドキドキ、そして笑顔にさせてくれる名作です。クリスマス映画選びに困ったら、本作を検討してみてはいかがでしょうか。
Source / Digital Spy
Translation / Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です