クエンティン・タランティーノ監督の作品集！ おすすめ映画9選

　お互いの素性を知らない6人の男たちが宝石店に強盗に入るのですが、警官隊が待ち伏せしており計画は失敗…。

　仲間の中に内通者がいることが発覚し、彼らは疑心暗鬼に陥ってしまいます。Mr. ホワイト、Mr. オレンジなどお互いを「色」のコードネームで呼び合うのがユニークです。

　記念すべきこの監督デビュー作では、タランティーノは脚本も手がけ、強盗の1人も演じています。

　1990年代を代表するカルト作のひとつとして、熱狂的なファンが数多く存在する今作。1994年5月開催の第47回カンヌ国際映画祭ではパルム・ドール賞、1995年3月開催の第67回アカデミー賞で脚本賞を受賞し、彼の名を世界に知らしめました。

　複数の犯罪ドラマがテンポよく絡み合いながら収束していくユニークな構成で、タランティーノの手腕をじっくり楽しめます。

　70’sテイストの小粋なクライムサスペンス。

　メキシコの航空会社のCA（キャビンアテンダント）、ジャッキー（パム・グリアー）は生活苦のため裏で武器密売人オデール（サミュエル・L・ジャクソン）の売上金の運び屋をやっています。ですが、オデールを追うFBI捜査官レイ（マイケル・キートン）に捕まってしまうことに…。

　クセのある豪華キャストたちの駆け引きに、ぜひとも魅せられてください。

　ユマのトラックスーツ姿がアイコニックな、世界的に大ヒットしたバイオレンスアクション。

　結婚式の当日、元恋人ビル（デヴィッド・キャラダイン）率いる殺し屋一味に襲われたヒロイン（ユマ・サーマン）の復讐劇を、日本映画や香港映画へのオマージュをたっぷり散りばめて描いています。

　続編『キル・ビル Vol.2』（2004）も必見です。2018年2月、今作でユマがタランティーノに強要されたというクルマの運転事故映像が明るみに出て、大きな反響を呼びました。

　「グラインドハウス」（B級映画を複数立てで上映する映画館）にオマージュを捧げた、アクションスリラー。

　改造車を乗り回し女性を狙う殺人鬼マイク（カート・ラッセル）は、バカンスを満喫中のスタントウーマンたちをターゲットにするのですが…。

　CGなしの猛スピードカーチェイスを必見です。が、ショッキングなクラッシュシーンもあるのでご注意を。

　1944年、ナチス占領下のパリ。過去にナチスに家族を殺されたショシャナ（メラニー・ロラン）は、映画館の支配人になりすまして復讐を計画。

　一方、レイン中尉（ブラッド・ピット）率いる連合軍の極秘部隊・通称バスターズも、ヒトラー暗殺を実行すべく映画館に潜入。ヒトラーを招いたナチスのプロパガンダ映画上映会の夜、それぞれの思惑が交錯…。　

　2010年3月開催の第82回アカデミー賞では、8部門でノミネートされました。

　南北戦争目前の1858年が舞台。

　奴隷のジャンゴ（ジェイミー・フォックス）は、シュルツ（クリストフ・ヴァルツ）と名乗る賞金稼ぎのドイツ人に買われ、自由を与えられます。

　彼はシュルツのもとで銃の腕を磨き、稼いだ賞金で奪われた妻を買い戻そうと、残忍な領主キャンディ（レオナルド・ディカプリオ）のもとへと向かうのです。極悪人を演じたディカプリオのキレッキレの演技も見もの。

　時は南北戦争後。吹雪で足止めを食らい、雪深い山奥のロッジで過ごすことになった男7人と女1人。そこで事件が発生、やがてそれぞれの素性が明らかになり、偶然集まったかに見えた8人の過去がつながってゆくのでした…。

　タランティーノ作品の常連組やベテラン名優たちが繰り広げる、ブラックな笑いとバイオレンスに満ちた緊迫の密室劇を堪能してください。

　2019年5月開催の第72回カンヌ国際映画祭で、6分ものスタンディング・オベーションを浴びた『ワンス･アポン･ア･タイム･イン･ハリウッド』。クエンティン・タランティーノの9作目となる、超大作映画です。

　この映画は、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットのダブル主演というだけでなく、海外ドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』のディラン役で名を馳せたルーク・ペリーの遺作としても話題を呼びました。

　大物俳優アル・パチーノ、マーゴット・ロビー、ダミアン・ルイスだけでなく、注目の若手俳優陣オースティン・バトラー、ダコタ・ファニング、マヤ・サーマン＝ホーク（イーサン・ホークとユマ・サーマンの娘）など、キャストも超がつくほど豪華な作品となっています。

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