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ホラーコメディ映画のおすすめ30選|新作から名作まで、怖面白い洋画特集
恐怖とユーモアが混ざり合った、他にはないカタルシスを味わえる映画をご紹介します。
ホラーコメディ映画は、視聴者にとってまさにいいとこ取りのジャンルです。人間の生の感情を余すところなく表現し、映画鑑賞を単なる暇つぶしから貴重な映像体験や社会的体験へと高めてくれると言っていいでしょう。トラウマを笑い飛ばせる機会なんて他にあるでしょうか? 震えるほどの恐さに直面したかと思ったら、いきなり急転直下で笑いへと誘われるようなシーケンスなど、そうそうあるものではありません。この感情の移行は、他では得られないカタルシスになるはずです。
登場人物たちが次々と恐ろしい殺人鬼に襲われ、そして逃げまわるところを観ながら、あなたの感情はジェットコースターに乗っているかのようにハラハラドキドキに。すると、いきなりメタ発言(フィクションである映画やアニメの登場人物が、自分がその作品の中の登場人物であることを意識した上での発言)で裏切られるのです。1996年の映画『スクリーム』で、ネーヴ・キャンベル扮する主演シドニー・プレスコットの名ゼリフ「それはないわ。私の映画なんだから…」が良い例です。そんなセリフを聞いた瞬間に、楽しみの対象となるような最高のスリルを味わうことになるでしょう。
このように、恐怖と笑いが融合した映画というのはそう多くありません。さらにもっと難しいのは、両方のジャンルを網羅しながらも、時間をかけて見る価値を見出すほどの名作を見つけることです。(このジャンルの作品は、B級以下になりがちですので…。)
本記事のリストでは、サム・ライミ監督やコメディ女優オーブリー・プラザのような皮肉っぽいユーモアで「ホラー」を「コメディ」へと一変させてくれる俳優が登場する作品や、『フレッシュ』『レディ・オア・ノット』『ザ・スイッチ』といった新しい作品、そして『ヘザース/ベロニカの熱い日』『アメリカン・サイコ』などの時代を超えた名作などなど、さらに『ルール』といった皆さんの予想を裏切る作品などをご紹介していきます。