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ホラーコメディ映画のおすすめ30選|新作から名作まで、怖面白い洋画特集

恐怖とユーモアが混ざり合った、他にはないカタルシスを味わえる映画をご紹介します。

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ホラーコメディ映画は、視聴者にとってまさにいいとこ取りのジャンルです。人間の生の感情を余すところなく表現し、映画鑑賞を単なる暇つぶしから貴重な映像体験や社会的体験へと高めてくれると言っていいでしょう。トラウマを笑い飛ばせる機会なんて他にあるでしょうか? 震えるほどの恐さに直面したかと思ったら、いきなり急転直下で笑いへと誘われるようなシーケンスなど、そうそうあるものではありません。この感情の移行は、他では得られないカタルシスになるはずです。

登場人物たちが次々と恐ろしい殺人鬼に襲われ、そして逃げまわるところを観ながら、あなたの感情はジェットコースターに乗っているかのようにハラハラドキドキに。すると、いきなりメタ発言(フィクションである映画やアニメの登場人物が、自分がその作品の中の登場人物であることを意識した上での発言)で裏切られるのです。1996年の映画『スクリーム』で、ネーヴ・キャンベル扮する主演シドニー・プレスコットの名ゼリフ「それはないわ。私の映画なんだから…」が良い例です。そんなセリフを聞いた瞬間に、楽しみの対象となるような最高のスリルを味わうことになるでしょう。

このように、恐怖笑いが融合した映画というのはそう多くありません。さらにもっと難しいのは、両方のジャンルを網羅しながらも、時間をかけて見る価値を見出すほどの名作を見つけることです。(このジャンルの作品は、B級以下になりがちですので…。)

本記事のリストでは、サム・ライミ監督やコメディ女優オーブリー・プラザのような皮肉っぽいユーモアで「ホラー」を「コメディ」へと一変させてくれる俳優が登場する作品や、『フレッシュ』『レディ・オア・ノット』『ザ・スイッチ』といった新しい作品、そして『ヘザース/ベロニカの熱い日』『アメリカン・サイコ』などの時代を超えた名作などなど、さらに『ルール』といった皆さんの予想を裏切る作品などをご紹介していきます。

『ルール』(日本公開2000年)

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Urban Legend (1998) - Official Trailer
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「笑える」というわけではありませんが、90年代後半に公開されたこのスリラーは、ホラーの隠れた名作です。

『スクリーム』に登場する俳優のコートニー・コックスと同様に、この作品にも記者が登場します。大学新聞のためにキャンパス内の殺人犯を暴こうとするジャレッド・レトです。むちゃくちゃな設定ですが、レトの追跡と教授役のロバート・イングランド(フレディ・クルーガー)という組み合わせが、この映画を最も衝撃的な作品でないとしても、見る価値があるものに仕上げています。

『フレッシュ』(米公開2022年)

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フレッシュ|予告編|Disney+ (ディズニープラス)
フレッシュ|予告編|Disney+ (ディズニープラス) thumnail
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名作になりそうな最新作です。デートにおける現代版ホラーで、出会い系アプリで失敗続きの若い女性が出会ったのは、セバスチャン・スタンが演じる色男。彼の大好物はなんと、極上の味の人肉だったのです…。

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『レディ・オア・ノット』(日本劇場未公開/米公開2019年)

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新婚初夜を迎えた花嫁が、生存を懸けて新しい義理の家族とのかくれんぼに挑むという、“ファイナル・ガール”的な展開がユニークな作品です。新婚で最悪の事態に陥るグレースを演じる俳優サマラ・ウィーヴィングの演技が、じわりと笑いを誘います。

映画の長さは90分と短く、次にどんな惨劇が待ち受けているのか最後まで気が抜けません。

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『ヘザース/ベロニカの熱い日』(日本公開1990年)

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Heathers (1988) - trailer
Heathers (1988) - trailer thumnail
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意地悪な女子が主人公の、80年代映画の原型となった作品です。俳優ウィノナ・ライダーが“10代の憂鬱”というステレオタイプな理由で犯した殺人を、自殺に見せかけて隠蔽するというブラックコメディです。この物語はブロードウェイやTV番組でもつくられ、カルト的人気を博しました。

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『アメリカン・サイコ』(日本公開2001年)

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American Psycho - Trailer
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続いて、ポール・アレンの惨劇を観てみましょう。バットマン(クリスチャン・ベール)とジョーカー(ジャレッド・レト)が主演となるこの風刺映画は、最もシリアスな場面で笑いを誘ってきます。

ベールの伝説的な演技は、今観たものが実際に起きたことなのか、登場人物が皆自分に夢中で気づかなかっただけなのか、それとも彼の内なる混乱からくる想像なのか…視聴者に疑問を抱かせるはずです。

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『スペル』(日本公開2009年)

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『スペル』予告編
『スペル』予告編 thumnail
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恐ろしいタイトル『Drag Me To Hell(原題)』とは裏腹に、2009年に公開されたこの作品は愉快で巧妙で、視聴者のツボを押さえた楽しい映画です。

『死霊のはらわた』のサム・ライミ監督らしく、奇妙なユーモアのセンスが見事に効果を発揮しています。さらにライミ監督の、物議を醸すような結末で、リスクを冒すことを恐れていないところも確認できるでしょう。

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『チャイルド・プレイ』(日本公開2019年)

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『チャイルド・プレイ(2019)』予告編
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80年代の同名の名作と同様少年アンディと共に、彼にとって疎ましい存在となる人を殺そうとする超過保護な人形チャッキーを主人公に、新たに映画化されたものです。

このリメイク版がオリジナルよりも重みを持つのは、チャッキーがアンディと一緒にバイオレンスホラー映画を観ることでそのマナーを身につけながら、殺人を学んでいくという点。チャッキーだけでなく、アンディの母親役のオーブリー・プラザもコメディ面でも大きな役割を担っています。

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『ザ・スイッチ』(日本公開2021年)

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映画『ザ・スイッチ』予告編
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映画『フォーチュン・クッキー』でも映画『13日の金曜日』でもなく、その両方です。

この作品は、映画『ハッピー・デス・デイ』を手掛けたクリストファー・ランドン監督による3作目で、ホラーではない設定をホラーにした作品です。『フォーチュン・クッキー』と『13日の金曜日』のストーリーを組み合わせることで、ブラムハウス・プロダクションズの型破りな作品に仕上がりました。

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『シリアル・ママ』(日本公開1995年)

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Serial Mom (1994) - Official Trailer (HD)
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90年代初頭に『スクリーム』のマシュー・リラードのキャリアをスタートさせた、ホラージャンルでは過小評価されている作品です。

ベヴァリー・サトフィン(キャスリーン・ターナー)は一見、善良で完璧な母親ですが、子どもの幸せのためなら何でもします。例えそれが殺人だとしても…。

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『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』(日本公開2012年)

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映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』予告編
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普通のブラックコメディではありません。怖さや笑いだけでなく、思いやりも込められており、「人を見かけで判断してはいけない」と視聴者に教えてくれる映画です。ホラー映画には恐ろしい敵がいる、といったよくある固定観念を捨て、外見のせいで誤解されている主人公を応援したくなる作品となっています。

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『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』(日本劇場未公開/米公開2013年)

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THIS IS THE END - Official Redband Trailer - In Theaters 6/12
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ジェームズ・フランコの家で行われたハリウッドのパーティで、セレブコメディアンたち(セス・ローゲン、ジョナ・ヒル、クレイグ・ロビンソン)が黙示録(世の終末)から生き延びようとする物語です。リアーナ、エマ・ワトソン、バックストリート・ボーイズが出演し、類を見ないセレブ祭りになっています。

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『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(日本公開2015年)

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映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』予告編
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ニュージーランドで共同生活を送るヴァンパイアたちの平凡な日常を描いたタイカ・ワティティのモキュメンタリー(フィクションを、ドキュメンタリー映像のように見せかけて演出する表現手法)は、人気テレビシリーズにもなりました。シリーズも面白いですが、やはりオリジナル映画には勝てません。

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『ハッピー・デス・デイ』(日本公開2019年)

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『ハッピー・デス・デイ』予告編
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スラッシャー映画と映画『恋はデジャ・ブ』を融合させたブラムハウス製作の映画です。

自分が殺される日を、何度も繰り返して経験してしまう女子大生。このタイムループから抜け出すために、殺人鬼の正体を暴こうとします。

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『ジェニファーズ・ボディ』(日本公開2010年)

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Jennifer's Body | Official Trailer | 20th Century FOX
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高校生のチアリーダー(ミーガン・フォックス)が悪魔に憑依(ひょうい)され、同級生の男子たちを誘惑した末に食い殺し始めるのですが、友人のニーディ(アマンダ・セイフレンド)がその惨劇を止めようとします。

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『殺人ゲームへの招待』(日本公開1986年)

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"Clue (1985)" Theatrical Trailer
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謎めいたディナーパーティーに招待された、見知らぬ7人。しかし1人の死体が見つかったことによって全員が容疑者となるカルトコメディです。人気ボードゲームを題材にしたドタバタミステリーで、次々と死体が発見されます。

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『グレムリン』(日本公開1984年)

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Gremlins | Trailer | Warner Bros. Entertainment
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小さくてかわいい生き物が殺戮(さつりく)モンスターとなり、クリスマスの小さな町に大混乱をもたらします。

クリス・コロンバスが脚本、スティーブン・スピルバーグが製作を担当し、恐ろしい殺害シーンとバカげた設定がポイントです。

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『ゴーストバスターズ』(日本公開1984年)

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Original Trailer (1984) | GHOSTBUSTERS
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オリジナルの『ゴーストバスターズ』では、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス、アーニー・ハドソンが演じるゴースト駆除業者が、ニューヨークを破壊の神から救おうとします。

素晴らしいジョークと安っぽいCGIに満ちたこの作品は、名作として愛されています。

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『ホーカス ポーカス』(日本公開1994年)

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Hocus Pocus (1993) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
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詩人のメリッサ・ロサダ・オリバが、「『ホーカス ポーカス』は、童貞がムラムラしてカオスを引き起こす話です」とツイートで簡潔にまとめています。

これは子どもの魂を盗む魔女についてのファミリー映画でもあり、ベット・ミドラー、サラ・ジェシカ・パーカー、キャシー・ナジミーのコメディ(と音楽)の才能により、退屈しにくいはずです。

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『サマーキャンプ・インフェルノ』(日本公開1984年)

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Sleepaway Camp (1983) - Official Trailer
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『サマーキャンプ・インフェルノ』は、コメディの面まで意図してできた作品ではないかもしれません。ですが、最高に笑えるカルト映画です。風変わりな『13日の金曜日』にひどい演技と、なかなか忘れられないひねりの効いた結末が重なった作品だと思ってください。

映画を観た後は、ポール・シェア、ジューン・ダイアン・ラファエル、ジェイソン・マンツォーカスによる爆笑解説が聞ける、ポッドキャスト「How Did This Get Made?」のエピソードも要チェックです。

『ヤング・フランケンシュタイン』(日本公開1975年)

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YOUNG FRANKENSTEIN trailer
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メル・ブルックス監督の名作パロディで、俳優ジーン・ワイルダーが演じる懐疑的なフランケンシュタイン博士の孫が博士の城を受け継いで、「死体がよみがえる可能性は実際にある」ことを追究するストーリーです。

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