ピッティ・イマージネ・ウオモ（Pitti Immagine Uomo）とは？
まずは、おさらいを兼ねて説明しますと、毎年1月と6月にイタリアのフィレンツェで開催されるメンズファッションの見本市が「ピッティ・イマージネ・ウォモ」です。通称ピッティ・ウォモと呼ばれており、イタリアンブランドはもちろん、世界各国のメンズブランドが翌年の新作モデルを発表する場となっています。
そして2023年6月13日（火）～16日（金）に開催される今回の第104回ピッティ・イマージネ・ウオモのゲストブランドにフェンディが選出され、期間中の2023年6月15日（木）午後に2024年春夏 メンズコレクションを発表します。
今回の選出に関して、関係者は以下のようにコメントしています。
フェンディ チェアマン兼CEOであるセルジュ・ブランシュウィッグ氏は…、「ピッティ・イマージネ・ウオモでメンズファッションショーを発表し、フェンディ ファクトリーを皆さまにお見せできることをうれしく思います。職人たちの貴重な技術を育み、メイド・イン・イタリーを守るフェンディの伝統と創造性を象徴するこの場所は、職人と地域のコミュニティにとって特別な場所です」とコメント。
また、フェンディ アクセサリーおよびメンズウェア部門 アーティスティック ディレクターであるシルヴィア・フェンディ氏は、「この特別な場所でメンズショーを開催できることを、とてもうれしく思います。『フェンディ』が脈打つクリエイションを象徴する場所であり、開発、革新、職人のトレーニング、生産のすべてがここで行われています。『フェンディ』の職人たちが作品を生み出す場所で、私たちのコレクションに命が吹き込まれ、その日の主役になるのを見るのは貴重な機会となるでしょう」とコメントしています。
続けて、ピッティ・イマージネCEOであるアントニオ・デ・マティス氏は、次のようにコメント。
「ピッティ・ウオモに、世界で最も名高いラグジュアリーブランドのひとつである『フェンディ』が参加することをうれしく思います。今回の発表により、この見本市の国際的な立場とクオリティはさらに高められるでしょう。また、イタリアンファッションを促進し、価値を高めるという目的を共有しているイタリアファッション協会との新たな意思の結合を強めています。フィレンツェとミラノが互いにサポートし合えることは、国内のメンズファッションのシステムにとっても不可欠なこと。この場をおかりして、カルロ・カパサ氏とシルヴィア・フェンディ氏に感謝の意を表します」とのこと。
これを受けて、イタリアファッション協会会長のカパサ氏は、イタリアのメンズファッションについて言及しています。
「イタリアのメンズファッションウィークはフィレンツェのピッティから始まり、その後ミラノで開催されるファッションウィークまで、様式の異なるふたつのイベントが補完し合っています。この相乗効果により、イタリアのメンズファッションは世界で最も重要な位置づけにあります。木曜日の夜にピッティのイベントを締めくくり、ミラノのファッションショーの幕を開けるフェンディのおかげで、フィレンツェとミラノを結ぶ相互関係は国際的なレベルでも明確となります。フェンディがフィレンツェのファクトリーでメンズコレクションを発表するという選択は、ファッション産業と地元地域を活性化する重要なメッセージです。イタリアファッション協会のメンバーである偉大なブランドが自らの拠点への扉を開くことによって、イタリアンファッションを世界で唯一無二のものにする職人技にスポットライトを当てることは非常に素晴らしいことです」。
最後に、ピッティ・イマージネCEOであるラファエロ・ナポレオーネ氏は、「シルヴィア・フェンディ氏とは、さまざまなコラボレーションを通じ、何年もの時を経て築かれた確かな絆を感じるとともにいつも新しい才能を支援しています。さらに、メンズウェアやライフスタイルにおけるビジョン、そしてクラシックな要素と先鋭的なイノベーションを調和させながら、モダンな方法で融合する彼女の能力に魅了されています。『フェンディ』のイベントは、この街とその生産拠点にとって、貴重で象徴的な機会です。実際、ファクトリーはレザーグッズに特化された大規模な構造物で、私たちの地域の製造や工業的および職人的伝統を最もよく表現しています。フェンディは、ここに根差すスキルや知識を育てると同時に、それらを利用して近代化に貢献しファッションとアクセサリーの高品質なデザインと融合させるのです」と、期待を込めています。
「フェンディ」 2024-25年秋冬メンズコレクションは？
「フェンディ」は、ピッティ・イマージネとイタリアファッション協会の合意のもとに「ピッティ・イマージネ・ウオモ」に参加。2024-25年秋冬 メンズコレクションは、再びミラノファッションウィークでショーを発表予定です。
