座って(もしくはかがんで)靴を履き、靴ひもを結び…と、時に面倒にさえ感じるその動きを、必要となくなるスニーカーが誕生します。ナイキがこのたび発表した「ナイキ アダプト ハラチ」は、スマートフォンアプリからの操作、もしくはSiriでの音声操作で、シューレースを調節することができるという画期的なシューズなのです。
「ナイキ エアマグ バックトゥザフューチャー」で我々に夢をあたえたこのブランドは、ついにその夢を現実のものへと一気に加速させたのです。
「ナイキ アダプト ハラチ」は、1991年に登場した「ハラチ」をベースに現代的なデザインと革新的テクノロジー「フィット アダプト(FitAdapt)」を搭載しました。この「フィットアダプト」とは、電動シューレース調整機能のことであり、シーンに応じて着用感を調整することが可能となっているのです。
中足部に装備されたモーターで稼働するシューレースは、専用のナイキ アダプトアプリで操作ができ、あらかじめ足のタイプとアクティビティに合うおすすめのフィット設定などを登録することで、パーソナルで快適な着用感を得ることができます。
さらにアプリでは、タッチ(コマンド)操作が可能となっており、iPhoneやアップルウォッチなどのApple対応製品では「Siri、靴ひもを締めて」などと音声操作によってシューレースを調節することができます。
そしてアプリの操作では、アウトソールに内臓されたLEDライトの色と発色強度を調整することも可能に…なんという遊びゴコロ。
アッパーからシュータン部分は通気性の良いメッシュ素材で、シュータン部分にはフィット感を保持するためのフレーム状のカバーにシューレースがつながれている仕様になっています。そしてそこに、「Huarache(ハラチ)」ロゴが配されているというデザイン。
この新作「ナイキ アダプト ハラチ」は、2019年9月13日(金)の発売が予定されており、販売価格は3万7800円(税込)。スニーカーとして考えれば少し値は張りますが、この革新的テクノロジーを考えればその価値に値する値段だと言えるでしょう。間違いありません!
次々とスニーカー業界に新しい発見と革新をもたらしてくれるナイキですが、この「ナイキ アダプト ハラチ」がさらなる進化を見せてくれることに、今後も期待が高まります。
FromESQUIRE IT
Translation / Esquire Digital
※この翻訳は抄訳です。