いまからおよそ2年前の2020年5月に、パートナーシップを締結した「Allbirds(オールバーズ)」と「Adidas(アディダス)」。ライバル関係にある両ブランドは、気候変動の一要因でもある二酸化炭素排出量を減らしながら新たなフットウェアづくりの促進に取り組んできました。2021年5月には、初となるカーボンフットプリント(温室効果ガス)を低減したスニーカー「 FUTURECRAFT.FOOTPRINT(フューチャークラフト・フットプリント)」の開発を成功させ、このモデルは数量限定で発売されました。

そして2022年4月20日(水)より、両ブランド史上最もカーボンフットプリント(温室効果ガス)を抑えたランニングシューズ「ADIZERO X ALLBIRDS 2.94 KG CO2E」を発売開始。これらは前作、2021年の「フューチャークラフト・フットプリント」の本格展開モデルとなります。

「 adizero x allbirds 294 kg co2e 」
Allbirds / Adidas

新モデルのイノベーション

スニーカー1足あたりに排出されるカーボンフットプリント(温室効果ガス)は、およそ7.86kg CO2e程度(『adizero RC3』の測定値)。ですが前述のとおり、この「ADIZERO x ALLBIRDS 2.94 KG CO2E」は63%の削減に成功し、わずか2.94 kg CO2e にまで抑えることを実現しました。これにより、スニーカーの生産プロセスにおける二酸化炭素の環境負荷を劇的に低減できることを証明したというわけです。

カラーラインナップは、ノンダイド(無染色)のアッパーをベースに、コアブラック/アシッドレッド、クラウドホワイト/カーボン、コアブラック/ブリス、そしてオールバーズ限定カラー(グレーファイブ/セミターボ)の4種類で展開。どれも大切な水資源を節約するため、染料を使わず素材の自然な色合いを生かした製法が採用されているということ。

「 adizero x allbirds 294 kg co2e 」
Allbirds / Adidas
「 adizero x allbirds 294 kg co2e 」
Allbirds / Adidas
「 adizero x allbirds 294 kg co2e 」
Allbirds / Adidas
「 adizero x allbirds 294 kg co2e 」
Allbirds / Adidas

他にも、バイオベースのEVA、リサイクルゴムを10%使用した軽量アウトソール、リサイクルポリエステルと天然素材テンセルを使用した軽量アッパー、ライニング、シューレース、刺しゅう部分にはリサイクルポリエステルを使用するなど、さまざまなイノベーションが施されています。

企業が手を組み
環境問題に取り組む重要性

「気候変動は手ごわい問題ですが、このプロジェクトでは『2つのチームが協力すると、パフォーマンスと環境負荷軽減を同時に兼ね備えたシューズをつくり出せた成功事例』と言えます。可能な限りカーボンフットプリントを抑えたシューズをつくり出す開発プロセスをオープンにし、このようなコラボレーションを他社にも促すことが私たちの目標です」と、「オールバーズ」のサステナビリティ関連責任者 ハナ・カジムラさんはコメントしています。

競い合うのではなく、互いに情報を共有することで環境問題という未知数の課題に取り組む姿勢は、業界だけでなく多くの企業に良い影響を与えるに違いありません。私たちは今、一つ一つの選択を慎重に選ばなくてはいけない時代に突入しています。まずは生産プロセスに透明性のある、「ADIZERO x ALLBIRDS 2.94 KG CO2E」を選ぶことから始めてみてはいかがでしょうか。

♢概要
ADIZERO X ALLBIRDS 2 94 KG CO 2 E(アディゼロ X オールバーズ 2 94 KG CO 2 E)
発売日/2022年4月20日(水)
価格/各1万3500円
サイズ展開/23.0cm~31.0cm

オールバーズ公式サイト

アディダス公式サイト